*鮮度抜群の湯で美肌湯治*原鶴温泉延命館宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*鮮度抜群の湯で美肌湯治*原鶴温泉延命館宿泊記

福岡で温泉?
しかも湯量も豊富でよき湯に入れるところってあるの?

と思う方って
温泉愛好家の方でもない限り少なくないかもしれません。

でも、あるんです!

湯にしみじみ惚れるというところが福岡ってあるんですよー

もう10年以上前だけど九州温泉道をした時に福岡もまわった時に
出会い、よき温泉が豊富にあることに気づいてしまったのです。

久留米とかうきはエリアは、
よき湯、美肌温泉を求める人にとってたまらないところなんじゃないかと思う。

 

*湯ヲタ垂涎極上温泉で至福のひととき*林田温泉ゆのやまの湯家族湯日帰り入浴記

 

ここもものすごーーーーくよくて。

別荘として欲しいとかなり真剣に思う程最高な温泉だったけど

このエリアは美肌温泉目線で本当に大好きな湯がザクザクあって。

 

以前忙しなく福岡の温泉巡りをした時に
先を急がねばならずカラスの行水式でしか入れなかったんですよね…

ここは一つ一つゆっくり巡り、
さらによき湯だと思ったところは
泊まって味わい尽くしたいなあと心から思ったうちの一つ、

原鶴温泉 延命館

 

行こう行こうと思いつつ、だいぶ時間が経ってしまったけど、
やっと年明け早々に宿泊で行くことが叶ったので
ここにまとめようと思います。

 

ひとり泊。

じゃらんとかOTAでは基本的には受け入れていないけど
電話でお伺いしたら土曜日をはずせば大丈夫なことが多いようで。

1月の3連休の最後の日に宿泊しました。

延命館の特徴

♨️鮮度抜群、湯量豊富な美肌湯がたまらない気持ち良さ

♨️和食・洋食ミックスのごはんがおいしい

♨️イメージキャラクター”モリ夫くん”にほっこり

 

チェックイン

チェックインは15時〜とお宿では標準時間。

早めにお宿入りしたいと思いつつ
久しぶりのうきは界隈の湯巡りで忙しくなってしまい
日が暮れる少し前くらいに入りました。

ロビーもゆったり。

そして床もきれいに磨かれています。

ウェルカムのジャスミンティー。

エグ味がなくておいしかった〜

 

それではアサインしてもらったお部屋へと移動しましょう。

リフォームされたのか。

以前来た時より館内の雰囲気が明るくなっているなあと思ったり。

あたたかな雰囲気です。

あ。地元出身の作家さんの絵画がずらりと並んでいます。

なんとなくこの配置も
引きめで見るとオシャレでセンスよく感じるなあ。

お部屋へ

アサインしてもらったのは216号室。

鍵にレトロさ、昭和感を感じられますねー。

お部屋はひとりで泊まらせていただいたけど

シングルユースのお部屋はなくて
2人設定のお部屋だけど
2人でもゆったり寛げるなあと思うほどの広さ。

デスク代わりのドレッサーも椅子が座り心地よく
ワークもしんどくないなと。

Wi-Fiもサクサク。速度も安定していました。

 

小さい冷蔵庫もあり

お宿の標準的セット
タオル類、歯ブラシ、浴衣もお部屋にあります。

ビジホスタイルのトイレとシャワー&お風呂。

トイレしか使わず。

広縁スペースにしては広くて
洋室と和室がついているかのようなお部屋で。

ソファーも椅子も座り心地よくて。

ダラダラ過ごすのによき環境だなあと。

微妙な空だったけど。

天気のタイミングが合えば、
筑後川のサンセットも美しいんだろうななんて思いながら
静かな川の風景をぼんやり眺めていました。

大浴場

それでは、よだれが出るほど大好きな温泉へ行きましょう。

温泉は男女別に内湯と露天風呂があって。
入れ替えはありません。

 

ちなみに

大浴場、久しぶりに再訪したら撮禁になっていましたが
宿泊で誰もいない時間にと許可をいただいての撮影です。

まずは内湯から。

床も湯船も茶色く見えるからモール泉っぽく見えるけど
これは金気臭も感じたので
分析表とかでは出ていないけど鉄分もあるのかなあと。

無色透明に見えたけど
よく見るとうっすら緑がかっていました。

においも玉子臭を感じたし
硫黄泉らしさもしっかり実感できる湯なだけあって
美白効果も大いに期待できた湯。

何より

内湯に入ると
細かなアワアワが瞬く間に全身を包み込んでくれて。
ひたすら感動。マジで感動。

湯の鮮度が相変わらず抜群で。嬉しくなりました。

露天風呂へ。

屋根もあるので雨でも安心。
雨で加水されることなく
よき湯を楽しめるのっていいですねー!

ゆったり入ると5〜6人サイズ。

 

露天の湯口にはお地蔵さん。

内湯より外気にさらされている分よりぬるく感じるけど
冬でも寒いわけではなくて。

心地よくぬる湯を楽しむことができました。

 

鮮度抜群。

還元力をものすごく感じた湯でまさに延命。若返り。

実際翌日にもその効果実感できました。すごい!

このことに触れるのをどうしようか迷いまくったけど……
(なんなら湯そのものに興味が薄い方はこのブロックをスルーしていただいても)

このブログを見てくださる方は
湯のよさとか湯使いとか、
詳細が気になるという方も多く見ていただいているので、ここに書きますね。

一つだけ気になったこと。

入口に掲載されていた温泉の紹介のところにて。
だいぶ誇大なワードが書かれているなあと。

ぬる湯であり、
この上に書いてあった硫黄泉で美白だったり、
そのあたりはその通りなんだけど
気になったのは炭酸成分の文字。

分析表を見ても、湯に入っても
金気はあったけど
炭酸成分をわたしには感じられなかったんですよね。

アワアワがものすごく付着するけど
これは湯の鮮度の良さの証で、気泡なはずで。

炭酸ガスとは別モノなんだけどなあと思いつつ。

 

宿側の湯の解釈が違うなと思うことって
実は今回が初めてではないし
たいていはスルーすることが多いけど
(ぬる湯本執筆時での不明点は確認し、修正していただいたこともあった…)

本当に湯が素晴らしいこと、
宿側も湯の良さを自慢とし、ウリにしているのがよくわかったので。

炭酸の成分と書いた根拠なるものや理由を宿の方にお尋ねしてみました。

すると返ってきた答えが

「泡付きがすごいんですよ!だから炭酸なんです!」と。

・・・・・。

 

要は少しでも可能性のあるものはとりあえず文言として
湯自慢のワードとして並べてみたということだったのです。

そっと

「炭酸に触れるならエビデンスをぜひ教えていただきたいです」

「こちらの湯は還元力がすごかったので若返りの湯といった方がいいのでは?」とお伝えしてしまいました。

さしでがましいようだけど、
湯は本当に素晴らしいので。
どうしても言わずにはいられなかった……

 

湯は尊い。マジで。
多くの方にこの湯を知ってもらいたい気持ちはある。

だからこそ、宿側の方にはできれば正しく伝えて欲しいと思うのです。

インスタとか他のSNSでも
宿に書いてあることなら全て正しいのだと、そのままを信じてしまいがちなのか、
こちらの湯のウリを「炭酸泉」という方が結構少なくなくて。

え?ここって炭酸ガスが付くようになったの?って
久しく行っていなかったから湯が変わったのかと思っていました。

でも行ってみたらこのアワアワは、やはり炭酸ではないよなあと。

 

温泉宿である以上、
売り物でもあり自慢でもある湯だからこそ、
湯のことをちゃんと理解し、
問われた時にはちゃんと説明してもらえたらさらに嬉しいのにな。

改めて思ったのでした。

ご不明であればなんなら相談していただきたいな、と。

貸切風呂

電話で直接の予約だったからプランは確認しなかったのですが

通常たと有料の貸切風呂が1回入ってもいいという
貸切風呂利用可のものだったようで。

貸切風呂ももちろん利用してきました。

貸切風呂は3つ、

樽風呂、土風呂、陶器風呂とあったので
なんとなくビジュアルで陶器風呂に。

60分、たっぷり浴びました、

ひとりサイズ。

ツルツルすべすべ感がすごく感じた湯はぬる湯で。

とても気持ちいい!

はあ〜〜〜

しみじみ湯の良さをここでもひたすら感じたのでした。

 

大満足。

温泉情報

●泉質:単純温泉

●泉温:45.6℃(使用時39℃)

●pH 8.0

●湧出量:220ℓ/min

●成分総計:0.59g

夕餉

夜ごはんの時間になりましたので食事会場へ。

時間は選べたので、遅めの19時〜に。

ギリギリまで温泉に入っていたので喉がからっから。

まずは生があったのでおビールをいただきましょう!

とオーダーしたんだけど
とても喉が渇いていたので…

あら?底が漏れていたのか?(←そんなことはありえない)
または蒸発した?と思うくらいすぐに消えてなくなってしまいました。

 

飲み物のメニューはこんな感じ。

日本酒の種類があまりないのが
日本酒好き目線としてはちょっと残念な気もするけど
日本酒をオーダーする人があまり多くないのかなあ…

なんて思いながらも冷酒をオーダーしました。

一択です。

では、改めてかんぱーい!

ぬる燗とか熱燗ももちろん常温よりも基本的には冷酒が好き。

どこでも冬でもブレずに冷酒をオーダーしがちなんです。はずさないし。

(宿でぬる燗とか熱燗とか温度帯にこだわってのオーダーはまず無理だし)

朝倉の地酒 国菊 生貯蔵酒

ほのかな甘さ、フルーティーさは感じつつ
きれいめなお酒で。

よき食中酒で、食事ともビッタリ。

おいしい〜!

 

 

サーモンのテリーヌにはじまり、

お刺身盛り合わせ、
小エビとアボカドのコブサラダ、
クラムチャウダー、
寒鰤のソテー、
野菜の天ぷら、

さらにロース肉のステーキと

和食と洋食がミックスした内容で。

一皿一皿、創作されていたし
どれもしみじみおいしいと思った夕食でした。

朝餉

朝ごはんの時間になりました。

朝も時間が選べたので、
遅めの8時30分からに。

器がたくさん使われているから量があるように見えるけど
おかずはお宿で一般的かなあと思う量くらいかな、と。

ただ

ごはんにそばと朝から炭水化物が並んでいて
これは食が太めのわたしでも完食はできなかった…

 

白味噌の味噌汁のやさしさが沁み渡る〜

 

 

焼き魚の焼き方も絶妙で。

どれもおいしいなと思った朝ごはんでした。

感想・まとめ

ゲストだけではなくて
地域との交流の拠点ともなっているんだなあと感じられた館内。

会う人をハッピーにしてくれるという
延命館のマスコットキャラクター”モリ夫くん”もなんだかほっこりするし

湯の鮮度もよく、美肌修行にとてもよき温泉で。

 

温泉でカラダと心を潤す環境としてピッタリだなあと思いました。

温泉の説明に関しては正直?というところもあったけど
湯の良さを自慢したいというお気持ちはとても感じられたし
実際湯はとても良かったので満足度が高かった。

 

ただ

わたしにとってはあたたかみを感じたけど
スタイリッシュなホテルラバーな方だったら古さは気になるかもしれない…

日帰り入浴もできるから以前は日帰りで来たけど
ここはできれば宿泊をオススメしたいな。

まったりのんびりぬる湯で癒され、
まさに屋号通り延命できる要素がたっぷりだなあと思ったのでした。


住所 福岡県朝倉市杷木志波26-2
tel 0946-62-1133
HP http://www.enmeikan.com/
日帰り入浴 8時30分〜20時30分
料金 大人500円
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