*温泉の街にある感動三昧の熟成鮨*湯河原鮨こゝろ | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*温泉の街にある感動三昧の熟成鮨*湯河原鮨こゝろ

湯河原の温泉街に行くと
最近こそクラフトビールのカドヤと出会ってハマってしまっているけど、

*湯河原サケ散歩で素敵な角打ち発見!*BEAR BARカドヤ

温泉街にある老舗の酒屋さん”なだや”が
宮上のバス停すぐのところにありまして。

以前から大ファンなのです。

酒屋さんだだし
早い時間でお店が閉まってしまうけど
タイミングが合えばひっそりと角打ちもできるので
日本酒と塩辛をサクッといただきがちでした。

地酒もあるけど銘酒も揃っていて。

黒龍もかなり揃っているお店。

 

ここで温泉街のことや湯河原のことなど、
あれこれお店の方から現地の流行りや最近のことなど生の情報を聞きがちで。

なだやで”鮨こゝろ”の名刺が置いてあったから
どんなお店か聞いたら

「湯河原でとにかく予約困難な鮨屋さん」
「箱根や熱海に行く前か後に立ち寄る常連さん、ファンが多い」
「熟成鮨がものすごくおいしい」

とのこと。

わたし。もともと鮨が大好きすぎて。
都内の有名店も仕事で自身の品質向上のためにと、
食べログの上位常連店はだいたいお伺いしてきました。

手間をかけた鮨って、本当に職人技。
口に入れた時の感動がものすごくて。印象に深く刻まれて。

味わせていただけた奇跡に感謝しつつ
食の思い出だけでも老後が楽しめそうだな、と。

でも最近はローカルの名店を探して、
お気に入りを見つけるのが楽しいなあと思っていて・・・

温泉街の酒場放浪、
ローカルのグルメ探訪も湯めぐりと一緒に探して楽しんでいます。

 

だから、

地元で予約困難な評判よきお店を聞くと居ても立ってもいられず。

 

よし、行こう!と思ったのは実はコロナのはしり。2020年2月のことなんだけど、
やはりコロナ禍でなかなか行くことが難しくなってしまって。

そうこうしていると今度は元々の常連さんたちが戻ってきたから
予約が全然取れず。

行きたいな。
行ってみたいな。

ずっと願い続けて

やーーーーっと、タイミングもバッチリあって行くことができたので
ここにもまとめようと思います。

 

と前置きが長くなってしまったけど・・・

行ってみて。

結論。めちゃくちゃおいしかった。

リピ決定。

\(^o^)/

ランチ利用で12時一斉スタートです。

店内はカウンター8席と奥に小上がりの個室が1席。

さすが人気店。満席。

 

ランチでもおまかせのコースのみなので
旬の鮮魚に
ひと手間もふた手間もかけた熟成鮨を味わい尽くしましょう〜と
小さい生ビールをいただいてからの日本酒を。

10本くらいあった日本酒のライナップもとてもよくて。

どうしようかなあと思ったけど、
せっかくだし
最近神奈川の地酒でファンなセトイチで、
まだ飲んだことがない”かくぴぃ”から。

これ。スタートに大正解だった!

華やかだけどやや控えめでもあって。
スタートにピッタリ。
この後の牡蠣との相性バッチリ。

まずは仙鳳趾の牡蠣から。

厚岸の対岸にある仙鳳趾(せんぽうし)の牡蠣は
60℃で低温調理にて。

火入れが絶妙、お見事すぎて。

甘さ、クリーミーさがハンパない牡蠣様。

旨味の引き出し方、すごいなあ。

すだちの爽やかな酸味と牡蠣のクリーミーさが
ものすごーーく美味すぎる。

甘×甘 プラスちょっと酸味
かくぴぃも牡蠣も両方さらにおいしく口の中で奏でてくれて。

あぁん。早速飲み込みたくない気持ちに。

 

お次は、はまぐりと椎茸の茶碗蒸し

シンプルだけど出汁がビシバシ。

はまぐりがデカくて食べごたえがあって。

しみじみおいしい。ホッとするお味。

刺身がきまして。

三陸の鰹と地元メイチダイ
このメイチダイ、8日寝かせたのだそうで。

熟成の深みがすごい。味わい深すぎて。

 

う、ウマあ。

また塩にもこだわりがあって。

お取り寄せ不可。

現地入りしないと買えないこだわりの塩が添えられていたけど
この塩も余韻がなんとも複雑で。おいしかった〜

横で若大将が混ぜ混ぜして作っていたガリが運ばれてきました。

紫蘇、茗荷、胡麻が混ぜてあるガリは
まるでサラダとか小鉢の1品のようで。

これ。

いくらでも食べれてしまうんですけど。

とてもとてもおいしい。
なんならテイクアウトできないかなあ、と真剣に思ってしまった。

 

・・・パクパク日本酒と共に食べていたらおかわりがやってきました

 

大間のマグロ

赤身で一番おいしいところだそうで。

お美しい。
そして強いコクを感じるウマさ。

 

日本酒が止まらん。

レア酒。
若波100周年記念酒若73(なみ)の特別限定酒を。

 

福岡のレア酒を湯河原でめちゃくちゃおいしい握りといただけるなんて、
あぁぁぁぁ!シアワセ〜〜〜

\(^o^)/

 

扁平精米を採用していることもあって
とてもクリアな味わい。透明感がきれい。

わずかにガス感の余韻(口開けはすごかっただろうな)があって
熟れたバナナのようでもあり。口当たりがとてもなめらか。

なんて思ってると
アフターのキリッと感がすごい。

厚みがあって、熟成鮨にピッタリすぎる。

五島列島のクエ

繊細なクエの味わいを生かして
さらに旨味を引き出した熟成っぷりがすごい。

徳島鳴門 村さんの鱸

うわあ、ナニこのスズキ。

熟成したからか食感が絶妙にさっくりとしていて。

後から甘みがすごくて、奥が深い味わいに感動。

 

 

 

 

佐賀 有明海の小肌

もう、本当に職人技。

酢〆加減がめちゃくちゃ絶妙すぎる。

地物のいわし

熟成してあって寝かせていたもので。

酢加減ももちろん最高だし
いわしがほろほろと口の中で解けていく感じがたまらない。

芸術作品。

 

 

血合いのそばのトロ。

ウマくないはずがありませぬ。

これは悶絶の旨さだった〜〜

穴子。

 

この穴子がかなりふわっふわで。かなりのエアリー感。

天使の穴子と名付けたいくらい、かなりふわふわ。

たれの甘みが控えめなのもわたし好みで。
穴子そのものをダイレクトに味わえた〜〜

 

 

利尻のバフン雲丹

お美しいオレンジ色の赤雲丹さま。

まずは雲丹だけをひと口いただきます。

 

おいしくないワケないけど
マジでマジで天に召されたウマさで。

ナニこれ。

この雲丹、あと3つくらい食べたい。

最の高。

ずっと食べていたいと思うくらい本当においし。

江戸前風とは違うけど、甘さ加減が絶妙な玉と、

五臓六腑に染み渡る椀をいただいて。

このお椀、ウマっ。

 

小さな椀にたっぷりと旨味が凝縮されていて、
ものすごく響いたお味でした。

 

 

***

 

念願のこゝろ。

本当に本当にウマすぎた。

特に白身魚の熟成っぷりがものすごくて感動しまくりました。

 

熟成すしで感動したのは二子玉の㐂邑以来、かも。

しかも

ランチでさらにレアな日本酒をいただいて
お会計が諭吉でお釣りが来るなんて・・・

再訪しない理由がどこにも見当たらないわ。

ちなみにこゝろさんはお店の数軒先に別の物件を借りていて、
ここで日本酒の熟成とマグロの熟成を行うために利用されているのだそうで。

仕事がすごい。

熟成に対するこだわりもすごい。

 

夜もおまかせで11,000円とのことだから
日本酒飲んでも15,000円くらいかなあと思うので
お仕事を考えたらあり得ない価格設定かと。

予約が取れない理由、よくわかりました。

 

この時カウンターにてご一緒させていただいた常連の皆様も
さすがグルメな方々ばかり。

みんな、おいしいものをご存じだなあと。

全国の美食宿で有名なところにたくさん泊まられていたり
全国の有名鮨にも行かれたことがある方たちで。
(天すしとか、ひさ田、亙、めくみなどなど)

大将や女将さんと一緒に
ちょいちょいお話しに混ぜていただけて
とても楽しいひとときでした。

 

また湯河原入りの時に予約が取れたらいいな。

再訪する気まんまんの、素晴らしいお店でした。

 

住所 足柄下郡湯河原町宮下32-3 市川ビル103
tel 050-5463-5030
web(湯河原公式観光ガイド)
https://www.yugawara.or.jp/gourmet/438/
営業時間 ランチ  11:30~14:00(L.O. 13:30)
ディナー 18:00~23:00
(L.O. 22:30  ※コースは21:00 まで)
定休日 水曜日
※ランチは火~木曜日定休
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