河津と言えば・・・
河津桜が有名なところ、という人が多いかも。

その河津で個人的に雰囲気も湯も大好きで。

時間が合えば何度でも行きたいと思っている温泉が

「河津峰温泉　花舞竹の庄」なんです。

今は素泊まり専用のお宿だけど
以前は高級な割烹旅館だったのだそうで。

外観からも貫禄というか
佇まいから高級宿だったという風格が感じられますね。

”時間が合えば”というのは、
こちら日帰りでの利用は15時からでして。

この15時から、というのが意外とハードル高かったりするので
河津や中伊豆あたりは何度も通っているけど
実はこちらに伺うのは人生で今回が３回目。

大好きなんだけど、
湯巡りしているとこの15時からって
なかなか難しかったりする・・・

♨️

最近久しぶりに行ったので
こちらにもまとめようと思います。

日帰り入浴はもしかしたら多少の融通はきくかもだけど
基本的には15時から。

普段でも念のため
このご時世ならなおさら事前にお問い合わせしないとと思って

事前確認と予定時刻をご主人に告げてから行きました。

なので温泉のコンディションは行くまでに
バッチリ整えておいて下さいます。

日帰り入浴は60分制。

何も言わないと１階になりがちで。

きっと良かれと広い方の温泉、
伊豆石風呂とヒスイ風呂にしてくださるだけど

両方知っているわたしは２階の浴室を選びます。

ここ。
この雰囲気、

めちゃくちゃステキじゃないですか？♡

この浴室は昭和初期のまんま。

ここは時が止まっている感じ。

ノスタルジーさが感じられて
木製の窓や仕切り壁の組子、
蔦の透けた感じがまたいい雰囲気で。

そしてレトロなタイル・・・

きゅんきゅんする。

木が絡みながら見事にデザインされているお姿も美しいな、と。

初めて見たとき、思わず歓喜をあげたし
ステキすぎて痺れました。

鄙びたレトロさの浴室は今でもたまにお見かけするけど
（それもレトロタイルに萌えて好き）

ここまでトータルで美しい佇まいの浴槽って
他に思い浮かばない、です。

すぐ隣で湧く
峰温泉の高温の源泉を調整してくださったので
すでに41℃ほどの絶妙な湯加減。

無色透明の湯は
少しピリッとする浴感。

ツルツルお肌に仕上げてくれる、よき湯。

やっぱりここは素晴らしすぎだ、まじで。。。

カランのレトロタイルの配色が
また合っているんですよね。

何度お目にかかっても
いつもきゅんきゅんしてしまう、

そんな浴室なのでした。

大好きすぎる。

以前利用させてもらった１階の内湯と露天風呂。

泊まった方に聞いたところ
宿泊時は時間で男女が入れ替わるそうです。

１階もこだわりの湯使いで、
内湯の大きさが違う浴槽は温度も違くて。

小さい方が36℃のぬる湯。
大きい方でも40℃くらい。

だけど
浸かって程なくするとじんわり汗ばんでくる湯です。

こちらも内湯、露天風呂ともにステキなんだけど
わたしはやっぱり２階を求めてしまうんですよね。。。

内湯の豆タイルも
実は晴れるとキラキラしていてかわいい♡

今度こそはここに泊まって
余すことなく１階も２階も浸かり尽くしたいな。

どこも明るい光が差し込んで
グリーンの透けた感じがきれいすぎて。

やっぱりステキ。

しっかりお手入れされている庭を見ながら
前回はここでお茶をいただきつつ、
ご主人と温泉の世間話をしたんですよね。
（今はコロナ禍もあって立ち話）

溢れる温泉愛。

建物も温泉も
維持管理は大変だと思いますが
いつまでも残していただきたいな、と切に願う温泉です。

今度泊まったら
隣の公園で豪快だと聞く源泉の吹きっぷりも見ようっと。
（午前中10時すぎのみなんで、ここもハードル高い）

●泉質：ナトリウムー塩化物温泉

●泉温：99.3℃

●pH 8.5

●成分総計：2359g/kg