*旅人とホテルがつながる湯宿*エンブレムフロー箱根宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*旅人とホテルがつながる湯宿*エンブレムフロー箱根宿泊記

ここ数年、強羅地区にゲストハウスが増えたな〜と思って、
温泉があるゲストハウスが、ずっと気になっていました。

でも異文化交流には、個人的にちょっと抵抗も感じたりして
なかなか行く機会を探っていたのだけど、

時世柄外国の方もいないし、
密を避けてひとり現代湯治をしてみるタイミングではないか?と
去年の年末にステイしてみた箱根テント

行った時はみな日本人のみ。

オシャレ感度の高い女性2人組みが2組、
ひとり客がわたしともうひとりと、

ゆったり、とても快適に過ごすことができまして。
(しかも今の時期はお値段もだいぶ下がっているし)

以来去年の年末から
ほぼ毎週のように”暮らすように旅をする”と題して、
温泉があるゲストハウスばかりを選んで、投宿しています。
(1つ大失敗も実はありましたがそれも勉強と思いこむ…)

 

緊急事態宣言発令中
飛行機での移動は、さすがにいろいろと難しいこともあって…

カジュアルに、プチ湯治生活。

今回は箱根テントにステイする時に
強羅駅前にあって気になった

エンブレムフローに先日投宿したので、まとめようと思います。

 

エンブレムフローの特徴

♨️基本的には泊食分離スタイル

♨️元々銀行の保養所をオシャレにリノベーションした快適空間

♨️強羅といえば、の”にごり湯”をたっぷり湯浴み

♨️思いつくサービスが素晴らしい、温泉ゲストハウス

 

中に入ると、ゲストハウスというより、
最近だいふ増えたオシャレなホテルそのもの。

 

何か明確なコンセプトがあり
ホテルがゲストに伝えたいメッセージがある…

そんな感じが、入ってすぐに伝わってきます。

 

訪れた人にとって「WOW!」な出来事を体験してほしい。

人と人の出会い。新たな食を喜ぶこと。
地域のコトを発見するなど。

エンブレムフロー箱根
だったからこその思い出が生まれたら嬉しい。

 

とのこと。

うん、納得したのでした。

 

…飲み物もカップラーメンまでもあって痒いところに手が届いています

空間から部屋から”繋がる”つくり

エレベーター降りたら
ずらりと並んだアートウォールが。

この作品は、アーティスト中條亜耶さんのもので、
以前宿泊をきっかけにホテルと中條さんが”繋がり”
365日を動物の絵画にて表現しています。

 

すごく温かみがあって
そしてユーモラスだなぁ。

 

 

部屋数は21室。

25平米のツインルーム・トリプルルームがメインで

他に2段ベッド×2で4人で使うクアッドルームと
77平米のスイートまであります。

そんなお部屋がつくれてしまうのも
やはり元銀行の保養施設だったからかなぁと思ったり。

 

ひとり泊もできたのですが、
部屋はツインルームの利用です。

 

スタイリッシュでシンプル。

大きなソファーも心地よくて。

家にいるかのように寛げ、ゆったりとした時間を過ごせます。

Wi-Fiも全く問題ないから、仕事もできましたよ。

 

部屋にトイレもあるし
歯ブラシも備え付けであって。

使い捨てスリッパもあるし
浴衣も無料で貸してくれるし、と、

いろいろゲストハウスのレベルを超えています。

金庫も冷蔵庫もありました。

上には成城石井にありそうな海外のポテトチップやおかき、
あと
地元の柑橘を使ったチョコレートなどがいっぱい入ったカゴがあり、

 

冷蔵庫を見ると

スパークリングワインの缶やクラフトビールなどを中心に
ウィルキンソンや地元のサイダーなど
飲み物がたくさん冷やしてあリました。

販売機はないけど
こういうサービスっていいなあ。

部屋でミニバーって、
ハイクラスな外資系ホテルみたい。

 

料金表を見ると
値段はだいたい市価の2倍くらいだったので良心的かな、と。

ぬるめ、乳白色のにごり湯でチルする温泉

温泉は男女別に1つずつ。

内湯のみでした。

 

海外向け仕様と日本的な部分のミックスだけど、
やっぱりオシャレ。

コロナ感染予防対策で
1度に入れるのは6人まで。

入るところのすぐ横にある木札が目印なので、
木札を持って中に入ります。

7〜8人は同時に入れるくらいのサイズの内湯。

手前の湯口から滔々と湯が注がれ、かけ流されています。

 

ここも強羅地区でよく見る、
大涌谷温泉で蒸気造成泉のにごり湯。

40℃あるかないかの、ぬる湯のにごり湯は、
のんびりと湯でチルするのにもってこいで。

ツルツルとし
なめらかな浴感。

湯上り後はホカホカで、しっとり潤いました。

ミントの香りがするこのアメニティ 。

使い心地よかったな。

温泉情報

●泉質:酸性ーナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉

●pH:2.5

●源泉温度:56.3℃(浴槽40〜42℃)

●成分総計:1286g/kg

出会いは人と人だけではなく食だ、というこだわり

館内1階はバー併設レストランがあり、

カフェ飯のようなカジュアルな食事からメインの皿まで
豊富に揃っていました。

まずは冷えた生ビールから。

その後オーダーしたお料理に合わせて
オススメのグラスワインを白・赤と飲みました。

 

写真撮り忘れたけど赤のイタリアワインが好みだったな〜

日本酒もあったけど
地酒ではなかったのとどこでもあるものだったから選ばず。

フードは本日の魚のオーブン焼きと
こだわりで推しの、”砂鍋料理”にしましたが
ひとりだとこれで十分な量でした。

砂鍋料理は3種類あって
和牛、鶏肉、海鮮盛りの中から海鮮に。

”生姜とみょうが 海鮮盛り出汁ごはん”

1人前と2人前と選べたので
もちろん1人前にしたけどごはん軽く1膳分くらいのサイズ。

 

香味野菜が香り、海鮮出汁もふんわりと口いっぱいに広がり
これ、めちゃくちゃおいし…♡

 

 

 

一夜明けて朝ごはん。

ワンプレートの朝食、
4種類のパンもついてかなりのボリューム。

ふわっふわのパンに、シアワセを感じました。

 

コーヒーがおいしいと思ったら、

コーヒーの仕入れは、
スタッフさんで元小田原の有名コーヒー店でバリスタしていた方がいるので
その方のこだわりなんだとか。

 

なんか、理想的なホテル食だと思ったのでした。

 

感想・まとめ

ゲストハウスなのに、その域をはるかに超えていて、
ミニマムなホテルそのものだなぁと思いました。

人と人、食をつなげる場所。

そこににごり湯もあって。

”暮らすように泊まる”

そして、とことんチルできる場所としてサイコーすぎました。

 

また季節を変えて再訪したいなぁ。

住所 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-179
tel 0460-83-9120
web
https://emblemflow.com
日帰り入浴 のみ不可
eat&drink 夜17時〜20時(緊急事態宣言中)

朝8時〜9時30分

*食事のみの利用は可

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