メルヴェール箱根強羅宿泊記|コスパ宿にて温泉+漢方+薬膳で温活旅 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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メルヴェール箱根強羅宿泊記|コスパ宿にて温泉+漢方+薬膳で温活旅

 

箱根温泉とざっくりひとことで言っても
一応”箱根十七湯”と呼ばれていて
エリアによって温泉がだいぶ違いがあって。

なかでも”強羅温泉”は、
強羅温泉郷と最近では言っているほど多種多様な温泉を楽しむことができて。
本当に奥が深いと思っています。

早雲山東斜面の高台に位置する風光明媚な温泉地。
元々企業の保養所が多くあったところなので、
とても静かだし造りもラグジュアリー仕様な建物が多いなぁと。

 

去年の年末に宿泊した湯宿

メルヴェール箱根強羅

箱根登山鉄道強羅駅から徒歩5分ほど。
時間にすると大したことなさそうに思うけど
実は宿の目の前の急な上り坂が結構しんどい・・・

送迎サービスもあります。

 

ここは、ひとことで言うと時代の先を行く感じがしたスタイリッシュさのある湯宿で。
内容からしても若い世代にもよく刺さるようなサービスの豊富さが魅力的だなぁと思いまして。

温泉と漢方、そして薬膳で心とからだをめぐらせ整えることができる場所とのことで

行きたい
行きたい

行きたーーーいと思っていて
ようやく行くことが叶ったのでこのブログにもまとめようと思います。

 

ちなみに強羅温泉エリアって、
楽しめる温泉が宿によってはっきり違うのがおもしろいなぁと・・・

 

♨️エンブレムフロー

*旅人とホテルがつながる湯宿*エンブレムフロー箱根宿泊記

ここも宿のコンセプトも内容も素晴らしかったし、

♨️箱根テント

*箱根でカジュアルに泊まるにごり湯の宿*箱根テントHAKONE TENTO

 

カジュアルな温泉ゲストハウス。
乳白色にごり湯を貸切で湯をじっくり堪能できるのがよかった〜

メルヴェール箱根強羅の特徴

♨️薬膳バーが魅力的なオールインクルーシブ宿

♨️温泉と漢方と薬膳で心とからだを巡らせて、ポカポカに

♨️からだ想いな創作のお食事が、夜も朝もおいしい

♨️各所で魅せてインスタ映えスポットがあり、館内にはセルフ写真館も

チェックイン

2022年6月にリニューアルした湯宿は
館内がスタイリッシュでした。

奥に人が一応いるものの
基本的にはスマートチェックイン。
自身でタブレットに入力し、手続きを行います。

令和スタイルだなぁ。

手続きが終わるとスタッフさんが登場し
鍵を手渡してもらいつつ
館内の説明などを簡単にしてもらいました。

簡単に、というのは
ここの湯宿は基本的にスマホでいろいろと手続きをしまして。

夕食の時間の予約や
有料オプションの追加などもスマホでセルフで行うというシステム。

 

人手不足対策、だと思うけど
大手ビジホでもこのスタイルは増えつつあるし
これからの温泉宿もスマート化が進んでいくわけで。

いろいろと新しいなあと言う印象。

総部屋数は55室。

 

それではアサインしてもらったお部屋へ向かいます。

エレベーターは新しさが見えなかったので
以前からのもの、ですね。

4階に到着〜

浴衣をご自由にどうぞ、ということで
ひとつ手にとってお部屋へ向かいました。

SMLとサイズも豊富です。

それではひと晩お世話になりまーす。

この鍵のキーホルダー、
結構重くてしっかりしていましたよ。

この湯宿サマはお部屋も多種多様で。

すごいお部屋だと客室に温泉が付いたスイート仕様の特別室もあります。
(客室露天風呂は温泉ではないとのこと)

今回わたしはひとりステイだし
スタンダードなツインの洋室です。

ゆったりとした造り。

どこか北欧テイストが感じられたお部屋。

テーブルがオシャレだし
やはりこれもスタイリッシュだなぁと。

Wi-Fiも速度が出ていたし安定していて。
ワークもしっかりできるお部屋。

ワークに使えるデスクも椅子も
高さがちょうど良かったー。

 

基本的には夕食も朝食も
全てスマホを使っての時間予約だけど
室内に電話もありました。

 

 

館内の様子

AKARIライブラリー”灯包”

20世紀を代表する芸術家イサム ノグチが生み出した照明が素敵なお部屋。

ここはライブラリーとなっていて
奥に本棚がありました。

和紙からこぼれるあたたかい灯りが、ほんとに素敵。

よくインスタで見かけるお部屋はここだったのか、と。

わたしも映え写真を撮りました。

セルフ写真館

こちらの湯宿って斬新!って思ったのが
このセルフの写真スタジオ。

 

このアイデアはいい、すごくいい!

1回20分500円と別途有料だけど
せっかくなのでわたしもこのスタジオにて
浴衣姿の写真を撮ってきましたよ。

多くの方は旅の記念に本格使用なスタジオで
サクッと写真を撮りましょうとこのとなんだろうけど。

ひとりだし。
ひたすら撮りまくりますw

なんなら資料で使えるなら使いたいなぁ、なんて思ったりして。

 

 

データは全ていただくことができて、
時間終了後スマホに写してくれます。

補正なし。

シワとたるみがものすごーく気になるけど
一応奇跡の一枚ができた〜〜

 

もし実際使うのならば
Photoshopなどであれこれ細工しないとダメだけど
たったの20分でさっくりと撮った割にはいい写真も撮れて大満足。

500円って値段もかわいいしいいなぁ。

薬膳バー”百草”

おそらくこの湯宿さまが一番力を入れていて目玉としているのは
この薬膳バーなのかな、と。

薬膳や漢方に力を入れている湯宿はちらほらあるけど
ここは本当に種類がめちゃくちゃ豊富。

実に圧巻です。

ひとくちサイズのバスクチーズケーキと
シューラスクみたいなお菓子の2種類があり

ティーだけではなく
コーヒーもあります。

洛神花

ローゼルというハイビスカスに似たハーブティーで
解毒効果があり、肌荒れ、血液循環、喉の炎症にいいのだそうで。

 

期待しつつじっくり味わいました。

 

よくあるローズヒップよりも飲みやすくておいしい〜〜

薬膳茶だけではなくて
オリジナルブレンドのワインやジン、ラムもありましたよ。

ここ、楽しい〜〜

温泉

*温泉は撮影禁止。許可をいただいて清掃時に撮影させていただいたものを使用しています。

 

それでは温泉へ行きましょう〜〜

温泉は男女別の内湯があり
半露天のジャグジーは温泉ではないとのこと。

 

内湯は10人くらい同時に入っても十分寛げるくらいのサイズの浴槽。

循環なしのかけ流しとの表記だったのですが
塩素が投入されていてちょっと気になるかなぁと。

温泉について。
ここは温泉の湯にこだわり方も多くご覧いただいているので
正直に感じたままを書かせていただきたく・・・

 

わたしが塩素に過剰に反応するので
一般的には気にならないレベルなのかなとも思いますが
塩素特有の浴感、油分がもっていかれる感じはやっぱり感じて。

安心、安全な入浴のためですし仕方ないことではあるけど
表記はちょっと誤解を招いてしまうのではないのかなぁと
ちょっと思いました。

 

天然保湿成分メタケイ酸は結構豊富な湯ではありましたよ。

半露天の湯船。

バブル、ジェットがものすごいなぁと。

パワフルな湯船です。

12月後半だったけど
暖冬だからか、まだ紅葉している木がチラリと見えて。

この抜けの景色がとても素敵だなぁと思ったのでした。

 

サウナ

110度の高温サウナがありました〜〜

このサ室も新しいわけではなくて。
歴史を刻んできたのだなぁと思うような味が出ていました。

 

じわじわ。

どばーーーっと汗が吹き出して。
気持ちいい〜〜〜

ととのいが叶いました。

脱衣所のところには
ナノケアがあったり、ビネガードリンクがあったり。

さらにアイスキャンディーがあって。

サービスが充実していましたよ〜〜

 

このビネガードリンク。
特に白桃がおいしくて、好みに刺さりました。

温泉情報

・泉質:ナトリウムー塩化物温泉

・泉温:56.2℃ (使用位置 40〜42℃)

・pH 7.3

・成分総計:1.268g/kg

*掲示してある平成30年7月11日に分析された温泉分析表より。
公式サイトの温泉のページにて記載している数値を違うのですが、
このブログでは分析表のものをまとめました。

夕食

夕食は1階の食事場所にて。

・17時30分〜

・19時45分〜

2部制となっていますが
早めにチェックインをすると基本的には17時30分からとのことで
わたしは17時30分〜でした。

お料理は季節感を大切にした創作和食。

ちょこちょこと
少しずつ美しく並んだ豆皿がステキ。

飲み物はフリーの、オールインクルーシブ。

まずは生ビールからいただきます。

かんパーーーーい

\(^o^)/🍺

5巻で味わう創作和食、会席。

どれもしみじみおいしいし
魅せ方、演出も楽しませてくれました。

 

山芋のスープもサムゲダン風も
養生ダシがとてもおいしくて。

薬膳の蕎麦も絶品だし
薬膳が香るお肉もやわらかった〜〜〜

お酒を90分間、ここでたっぷりいただいたのでした。

 

お酒を飲むとこれくらいでちょうどいいなと思ったけど
飲まない人で男性だとちょっと物足りなさを感じるかもしれないな、と思ったり。

地酒もあったし
ワインもあって

さらにウィスキーと炭酸もあったのでハイボールもできました。

 

ちなみに食後は薬膳バーに行くと薬膳酒をいただくことができて。
ハーブ系のリキュールをアレンジして薬膳酒を楽しめましたよ。

朝食

一夜明けて。
おはようごございます。

夕食と同じ会場にて朝食をいただきます。

朝食も2部制で

・7時〜
・9時〜

朝は選べたので遅い方の9時からにしました。

 

朝は”温活和定食”とのこと。

席に着くとすでにセッティング済みでした。

鶏だしたっぷりの親子丼。

 

え。

これまで数多のお宿に泊まってきたけど
人生で初めて温泉宿で朝から親子丼をいただきましたよ。

 

こだ割の地養卵。
たっぷりの鶏だしには生姜もきいていて。

全然ヘビーではなかったので
これなら朝から親子丼もアリだな、と。

めちゃくちゃおいしかったなあ。

味噌汁はセルフでどうぞ。

色鮮やかで。

いかにもからだ想いな感じがする野菜スムージーもありました。

感想・まとめ

漢方と薬膳にかなりこだわった、養生仕様の温泉宿。

箱根でこのスタイルは斬新!

 

✅インスタ映えするような素敵な空間の温泉宿に泊まりたい

✅予算は1泊2食付きで1万円台

✅薬膳や漢方でとことん養生したい

 

こんな方にピッタリなんじゃないかな、と。

 

リニューアルされて、スタイリッシュでオシャレ感があって。
館内でも楽しめるような工夫もあったりして。

実際この日も20代〜30代前半くらいで
オシャレ感度が高そうな素敵女子たちの女子旅とか
若いカップル(またはご夫婦)が多い印象でした。

 

1泊2食付き。
薬膳バーがありお酒もオールインクルーシブなのに
1人泊で来て1万円台というのはかなりコスパいいなぁと思います。

 

わたしは温泉の専門家なのでどうしても温泉に関してはうるさくなってしまうし
細かなところも見てしまうけど

源泉かけ流しとの表記通りではないなぁと思う要素が見えてしまったのは
ちょっと悲しいなあと思ってしまいました。

せっかくメタケイ酸が161mg/kgと豊富なのだし
うまいこと、いい部分を引き出す湯づかいができるのではないかと思ったりして。

他が素晴らしかったので
温泉宿で肝心な温泉に疑問点がチラリとあったのはちょっとモヤモヤしたけど・・・

 

館内で過ごす時間が退屈しないような工夫と
少ない人数でまわせる工夫、スマート化は
これからの温泉宿のかたちになるんじゃないかなと思う要素が満載で
勉強になった湯宿でした。

 

しかし。

強羅温泉ってほんと奥が深いなぁと、今回改めて実感した湯旅でした。

住所 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-70
tel 0570-783-144
WEB https://www.merveille-hakone.jp/
日帰り入浴 13時〜18時 大人1550円(中学生以上)
一人泊 可能

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