熊本県下で最も古い歴史を持つ温泉街を持つと言われている

日奈久温泉

温泉神社は神殿の彫刻が見事なところではありますが…

ここは温泉を中心にまとめているところなので
日奈久温泉でぜひご紹介したいと思う温泉をアップしたいと思います。

レトロな温泉街。

温泉センターばんぺい湯の小径を少し進むと
温泉宿が点在しています。

日奈久名物ちくわを頬張る方もちらほら見かけて
なんだかほっこりする温泉街の雰囲気がいいなあと思う。

そぞろ歩きもできて
味のある建物が素敵だけど

その素敵シリーズのうちの一つ。

旅館幸ヶ丘

旅館とついていて
以前は宿泊も受け入れていたそうだけど、
今は日帰り入浴の利用のみ。

こちら。

湯量がとても豊富で
湯がとーってもいいんです。マジで。

そして

重ねてきた歴史ゆえの
レトロさも味があって。

いい感じの趣を感じて
つい愛おしくなってくるところ。

昭和30年代創業。

戦後だとはいえ
結構味があり、歴史を重ねてきたんだなあと、
入口からしみじみ感じます。

…そういえばこのたぬきさん全国でたまに見るけどこの時代の流行かな？

レトロな温泉（宿）だけどとてもきれいで。

今も大切に維持管理をされていますね。

木枠のガラス窓とか
昭和を思い出すテーブルクロスとか
どこか懐かしさを感じるな、と。

九州エリアではザクザクある家族湯。

全国的にはまだ多いわけではないけど、
コロナ禍で家族湯を求める人はだいぶ増えているなあと
毎週旅をしながら実感する、今日この頃。

関東だと家族湯、貸切風呂って
家族やグループユースが中心とあって結構いい値段がするけど
九州ではだいたいお値段もかわいいところが多いんですよね。

しかも湯もとってもよくて！

ここ旅館幸ヶ丘も家族湯があるのですが

ここいくらだと思います？

なんと1時間まるまる利用しても、
ワンコイン500円ですよ〜！

安。

湯口の熊さんは髭のような析出物が付着。

それも湯の良さを目でも確認できるし、

何しろこの家族湯は2人くらいサイズ。

湯量が豊富だけど
すぐに湯が入れ替わるので湯がとてもフレッシュ。

うっすらグリーンがかったような
かなり薄い緑茶色の温泉は単純温泉だけどだいぶ炭酸水素イオン含有。

ざあざあ気持ちいい掛け流し。
そしてたっぷりとオーバーフロー。

ツルツルすべすべの浴感。

そして少し硫黄臭も感じられました。

鮮度抜群な証である細かなアワアワが付着という
湯ヲタのみなさんをメロメロにする湯を堪能できるので、至福感たっぷり。

引きの写真もアップしますね。

先程わたし、

「湯ヲタのみなさんはメロメロ〜」と言いました。

湯の良さが大好物。
よき湯との出会いを求めて全国行脚するわけですから。
見た目より湯の良さ、というところもあるかもしれないと思う。

だからレトロさを愛おしく見ているけど
まあ多くの方は、特に女子のみなさんは理解し難いところかもしれないな、と。

でも
でも

もちろん清潔感はあるし

湯がとーーってもいいので、
温泉で美肌になるということを実感したいお気持ちならば
ぜひ試して欲しいなあと思うところうちの一つかもしれない。

湯に惚れちゃいますよ♡

ここは女性の浴室。

中に入ると硫黄臭を感じます。

ここも湯量豊富なことがよくわかるし
とってもいい湯。

アチチ湯だから長湯はできないけど
湯が良すぎて出たり入ったりを繰り返し
ついたっぷり湯を堪能したくなる。。。

湯がやわらく、包容力がありました。

飲泉可能なので口に含んでみると
えぐみなどなくて飲みやすい湯。

なんなら温泉粥も作ってみたい。

冬なので・・・
外気との温度差によって湯煙ムンムン写真でごめんなさい。

SNSでもよく見かけるのがこの写真。

わたしもよく見ていたし
この湯船が待っているのだと思ったんだけど
この湯船は男性用。

ご主人様にお願いし
無人時に見せていただきました。

ああああああ！

やっぱり登り鯉の湯口がお見事だ〜！

勢いよく湯が湯船に注がれていきます。

そしてすごくかわいい。

え。いいなあ。

やっぱりこの湯に入れるなら入りたいけど
泊まりがないからそれは無理なお話。

ぐぬぬぬぬ。

レトロな空間の中、
鮮度抜群のフレッシュな温泉で美肌になれるなんてシアワセすぎる…

そう思った温泉でした。

また来まーす。

●泉質：単純温泉

●泉温：44.2℃

●pH8.19

●成分総計：794.3mg/kg