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*全客室温泉付き古民家風宿*天草下田温泉湯の郷くれよん宿泊記
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赤雲丹(バフン雲丹)を求めて天草入りした、
8月末の日のこと。
今年は青森でも時化で雲丹にフラれたけど
天草も赤雲丹さんが少なかったようで。
どこもかしこも雲丹が例年以上にとっても高級品だった、2022年夏。
それでも天草では執念で赤雲丹様をいただいたけど、
本来お宿でも供されるはずの赤雲丹は
天草でも値段が高騰のため
別途注文での対応が多かったとのことでした。
天草にて投宿したところもしかり。
でも雲丹はお宿でいただけなくても
鮮魚たちが抜群においしすぎて。
湯もお部屋も最高で、
サービス、おもてなしがとても心に響きまくって。
毎週お出かけして投宿し、よき湯宿と出会っている中でも、
わたしの中で間違いなく2022年記憶に残る湯宿ランキング入り!
天草は行きにくいところではあるけど
それでもわざわざお出かけしてよかったと思ったし
投宿して大大大満足だった湯宿、
天草下田温泉 湯の郷くれよんの宿泊記を
今回ここにまとめようと思います。
アクセス
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これまで天草へは2回行ったことがあったので
どれくらい遠いかという距離感は掴んでいたものの、
やっぱり遠い…
なせだろう。
北海道だと覚悟はできているからこれくらいの距離はフツーと思えるけど
他の地域、九州だと遠く感じてしまう。
わたしはいずれも熊本空港からレンタカーを借りて天草入りし、
今回もレンタカーでまわったけど、
直で空港からお宿へ向かっても約2時間30分!
電車の場合最寄り駅は、JR三角線の三角駅。
駅からが路線バスを乗り継いで向かいます。
ちなみに熊本市内から天草の中心部「本渡」までは長距離バスが走っているけど
本渡のバスセンターから下田温泉行きのバスは1日1往復しかないので、
時間を合わせるのが、かなり大変かもしれません。
行くのはいずれにせよ大変だけど
でも行く価値はかなり大アリで、
行ったらシアワセを実感できるひとときを過ごすことができましたよ〜
湯の郷くれよんの特徴
♨️全客室温泉付き。大浴場もあっていずれも自家源泉かけ流し
♨️日本酒も焼酎も種類が豊富すぎで、提供の仕方も素晴らしい
♨️天草の海で獲れた鮮魚たちがずらりと並ぶ夕食は豪華!量もすごい!
♨️行ったらファンになる…何もかもおもてなしが刺さりまくった湯宿
チェックイン
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湯の郷くれよんは、2012年に誕生したばかりの湯宿。
一見すると古民家風だけど
中は新しさがまだあって、和モダンテイストとなっています。
玄関入ってすぐ左には帳場。
ここでチェックインの手続きをしました。
チェックインは15時から。
この日わたしはお部屋の温泉もゆっくり楽しみたかったので
15時30分すぎにはお宿へ。
…ずらりと並んだお酒の皆様が圧巻!夜ごはんが楽しみ〜
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客室棟は全部離れで7室。
宿泊棟は帳場やお食事処などがあった建物とは別のところにあります。
女性スタッフの方にお部屋までご案内をしていただきました。
浅葱のお部屋
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和モダンと北欧がミックスされた感じで。
アサインしてもらった浅葱のお部屋の入口はブルーでした。
照明とか、細かなところも素敵でトキメキます。
お部屋の様子
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全室離れ仕様だし、
そもそもひとり部屋設定ではないお部屋をひとりで使わせていただいているので
ゆったり、広々。
お部屋の中もところどころ見てみると和モダンなんだけど
どこかやっぱり北欧テイストも感じるなあ、と。
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お部屋には冷蔵庫も洗面所もトイレもあります。
浴衣や温泉に移動する際にお使いください〜というカゴも置いてありました。
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お茶もコーヒーもあって。
器も素敵。
客室の露天風呂
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それではお部屋についた露天風呂を堪能ましょう〜
お部屋のつきあたりの窓ガラスを開けると
露天風呂があります。
頑張れば2人はいけそうだけど
こじんまりひとりサイズ。
少しとろりんとして
ツルツルすべすべの浴感の湯は
炭酸水素塩泉美人の湯の特徴がはっきりわかるよき湯で。
色も一見すると抹茶よりのグリーンに見えます。
何しろこのこじんまりサイズだから
すぐに湯が入れ替わり
いつでも湯が新鮮で、たまに気泡も見られて・・・
湯の温度も夏でもアチチすぎず。
程よい温度でとても心地よい〜
夜も朝もいつでも気ままによき湯に入れる環境がシアワセ。
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こちらの湯宿は客室の露天風呂だけではなくて
男女別の大浴場もあります。
温泉は帳場やお食事をするところとはまた別で
こちらも離れとなっていました。
導線もいい雰囲気。
大浴場
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内湯は8人くらいサイズ。
ここは湯が透明に見えて
そして露天風呂より熱めに感じたけど
肌によく馴染んで。
ここもいい湯〜〜
豆タイルもとてもかわいくて気持ちがアガるなあ。
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大浴場の露天風呂もよかった〜!
6〜7人くらいサイズの湯船。
湯口は壺みたいでメルヘン。
やっぱり屋号のくれよんらしさを出したものなのかなあ。
この壺の湯口から
自家源泉のよき湯が滔々と湯船に注がます。
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8月の末日の日のことだけど
秋の空へと変わったなあという感じもして。
秋風が心地よくて。
風にあたりととのいつつも
よき湯を大浴場でもたっぷり湯浴みしたのでした。
温泉情報
●泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉
●泉温:51.5℃
●pH:7.50
●成分総計:1149mg/kg
夕餉
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お昼にガッツリ雲丹を食べしまったから
温泉にたっぷり浸かってお腹を空かせました。
時間は選ぶことができて
遅い方の18時30分〜
帳場の周りを見てもお酒の種類が豊富だなあと思ったけど
やっぱりたくさんあって。
日本酒のラインナップも
地酒だけにこだわらず人気のものを揃えていました、
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まずは生ビールから。
それではカンパーイ
\(^o^)/🍺
前菜、小鍋などが既にテーブルにてスタンバイしていて。
え。お刺身の盛りがすごいんですけど。
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説明をしてもらったけど
10種類以上あってもう記憶からこぼれていく・・・
裏面もたっぷりお刺身たちがずらりと整列しています。
伊勢海老も鮑もとーってもおいしい〜〜!
ものすごい量けど
海なしの翔んで埼玉県生まれのわたしは、つい食べたくなってしまい、
箸が置けない。。。
あ。
このお刺身の皆さんは食べ残しても
翌日帰る時のおもたせでかき揚げにしてくれるので
無理しなくても全然いいんだけど、
本当に天草の魚のみなさんがおいしくて。おいしすぎて。
結構食べすすめました。
関東の方とか東北の方だと
九州の甘めの醤油が無理っていう人がわたしの周りでも少なくないけど、
わたしはそれも地物はその土地の食べ方で味わい尽くしたいと思っているから
全然問題なくて。おいしくいただいたのでした。
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鮮魚は海鮮しゃぶしゃぶにしてもとてもおいしいし
海老も
チーズ入り茶碗蒸しもと
どれもとても美味しいからあれこれ食べまくり。
気づけば胃袋が満員御礼。
・・・どうしよう。
日本酒、無理。腹パンすぎる。
メニュー見たら宿こだわりのレモンサワーがあったので
オーダーしてみたら
レモンがたっぷり。
そしてレモンそのものが凍っていて。
居酒屋では見るけど
お宿ではなかなか見られないスタイルの供し方。
レモンサワーのおかげで
ミニウナギ丼まで完食できたのでした。
このミニウナギ丼はグレープフルーツと一緒に食べることを推奨されて。
その通り一緒に食べたら爽やかでおいしい〜〜
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お食事後、部屋に戻ると布団が敷いてありました。
腹パン。
見るからにふかふかのお布団。
ゴロゴロし始めたら
2時間くらい寝落ちというかしっかり寝てしまった・・・
寝心地もよき布団です。
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あ。
寝落ちする前に気になっていた日本酒も結局いただいたのでした。
これは山口の大嶺で夏純かすみ生酒。
マスカットを彷彿させるジューシーさ、みずみずしさを感じて
生酒特有のピチピチも感じられて・・・
このお酒、好みどストライク!
日本酒はオシャレに提供してくれました。
種類が本当に豊富なので持ち込まなくても十分揃っていましたよ。
😊
お腹が食べすぎでとても苦しくて。
気づけばぐっすり寝てしまったけど
夜中に目が覚めても部屋にはよき湯の露天風呂があるって最高!
星空を眺めながら
心地よい温度の温泉を湯浴みし
シアワセな気持ちでまたお布団へ。
おやすみなさい。
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一夜明けて
お目覚め温泉に入って
時刻は8時。朝ごはんの時間となりました。
夜と同じ食事処でいただきます。
夜ほどではないけど量がすごいなあと思ったら
よく見るとご飯だけではなくて
バターロールみたいなパンに挟んだサンドイッチもと
和洋両方が並んでいました。
す、すごい!
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フレッシュジュースは選べるのでマンゴーに。
甘ったるくなく濃厚なマンゴージュースでおいしい〜!
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夜の伊勢海老の殻は味噌汁の出汁に。
小鉢の煮物やしらすなどある中
ひときわ目立ったのがハートの形をいた玉子焼き!
甘すぎなくて好みの玉子焼きだったけど
ハートにするアイデア、いい!
ご飯と小鉢のおかずをつまんだら満足してしまって
手付かずのパンたち。
これもその場で食べなくても
後で食べることができるのが嬉しいサービスだったな。
感想・まとめ
離れで部屋に温泉があって、
しかもその温泉が美人の湯で湯の良さを感じられて。
それだけでも十分なのに
大浴場もあって
ここも湯も雰囲気もよくて。
ごはんはとてもおいしいし
おもてなしは心に響いて。
オープンしてまだ10年だけど
既に予約が取れない人気宿、というのも納得。
本当に細かなところまで目が行き届いていたんですよね。
朝、車のハンドルが熱くならないようにと
チェックアウトくらいの時間まで
車のフロントガラスには日差し避けをしていてくれていて。
見えないところだけど、
チェックアウトしてお宿を出る最後まで
とことんおもてなしをしてくださる姿。
かなり深く印象に残った素敵なお宿でした。
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帰り。
おもたせに大きな保冷剤が入った保冷バッグには
食べ残したかき揚げとおにぎりと、朝のサンドされたパンのお残しが入っていて。
こういうの、いいなあ。
嬉しいサービスでした。
次の日に泊まった湯宿にて
地獄で冷泉修行した後に食べたけど
とてもとてもおいしくて。
しばらくシアワセな余韻に浸りましたよ。
本当に何もかもがよきと思った素晴らしい湯宿でした。
ここはまたリピ決定!
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サンドされたパンは車で移動中、
小腹が空いた時に食べちゃいました。
住所 | 熊本県天草市天草町下田北1394-3 |
tel | 0969-36-9041 |
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日帰り入浴 | 不可 |
ひとり泊 | 可能(基本的には土曜祝日以外なら) |