*実家のような秘密基地宿*しもすわ温泉三代目おくむら旅館ひとり宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*実家のような秘密基地宿*しもすわ温泉三代目おくむら旅館ひとり宿泊記

そういえば最近気づいたこと。

わたしがお諏訪様の膝下エリアの温泉に行く時って、
真夏か真冬に惹かれて行く機会が多いところだったりする・・・

真夏は毒沢鉱泉やその先の唐沢鉱泉に惹かれ、
真冬は上諏訪や下諏訪エリアのアチチ湯に惹かれるんですよね。

今回も例外ではなくて。

12月に入り最初(たぶん)の寒波がきたとき
下諏訪へ向かっていました。

 

😊

 

今回投宿したのは、三代目おくむら旅館

三代目とついているのは
去年オーナーチェンジをしてるから。

「実家のような秘密基地」をコンセプトに、リオープン

 

実は5年以上前に一度宿泊しています。

小規模宿ならではの温かなおもてなしが印象的だったなあ。

再訪したい宿リストに入っていたものの
やっぱりまだ知らぬ宿との出会いを求めてしまい
どうしても再訪は後回しになってしまいがちで。

あっという間に5年以上経ってしまっていた・・・

 

今のオーナー様になってからは初のおくむら旅館。

OTAの口コミ評価もものすごく高いし、予約も困難な湯宿となっていて。

再訪の日を迎えるのを楽しみにしていました。

三代目おくむら旅館の特徴

♨️昭和レトロ宿をそのままリフォームして去年リオープン

♨️硫酸塩泉(芒硝泉)美人の湯を内湯でたっぷり堪能

♨️ベッドもこたつも心地よくて離れられない程

 

 

チェックインは16時から

C/i 16時からなので
すぐ近くの御湖鶴へ行き、
蔵ショップで試飲を楽しんでからお宿入りしました。

蔵ショップのバーも16時までだったし、ちょうどよかった。

 

中に入るとクリスマス前だということで
地酒御湖鶴の瓶がクリスマス仕様に飾られていたものが目を惹きました。

チェックインは社長がものすごく丁寧に対応してくださったのでした。

 

お部屋は全部で8部屋。

パッとみた感じは以前と変わらないけど、
いちの間からはちの間まで、
一つ一つのお部屋に名前がついています。
(つけ変えられている、の方が正しいのかも)

いちの間の部屋

ひとり宿泊。

階段上がってすぐの”いちの間”をアサインしてもらいました。

 

6畳間の部屋にこたつとベッドが入っているので
狭く見えたけど
コンパクトにまとまっています。

トイレと洗面所は共同。

 

ベッドのマットレスがものすごく心地よくて。

よく眠れそうだなあ、と。
(実際泥のように眠れたし、離れたくないほど快適だった)

液晶テレビのそばには冷蔵庫もあって。

必要なものは揃っていたお部屋。
Wi-Fiも速度があって快適。

お茶をいただいて小休憩したところで
温泉へ向かいましょう。

お茶の湯呑みは
利き猪口のデカいサイズのもの。

こういう使い方もあるんですね。

それでは温泉へ。

温泉は1階の奥にあります。

温泉へ行くまでにはプチ図書館が出来ていて、
ここにマンガが収納されています。

鬼滅の刃は全巻ありましたよ。

温泉に入る手前には手拭いが積まれています。

手拭いを部屋においてきてしまっても大丈夫。

温泉

温泉は男女別内湯のみ。

2人くらいサイズのこじんまりとした湯船。

 

無色透明の湯は芒硝、硫酸塩泉掛け流し。
旦過の湯から引いています。

光が差すとキラキラして見える湯にときめいた・・・

とろっとした浴感が気持ちいい湯。

湯元はアチチ湯だけど
ここは適温(42℃)

のんびり湯浴みできます。

温泉情報

●泉質:ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉)

●泉温:56.8℃

●pH 8.69

●成分総計 1078mg/kg

夕餉

夕食は1階の個室でいただきます。

おくむらといえば、の桜鍋。

実はタッチの差みたいなもので、
予約した日のすぐ後の予約からは(今も)
桜鍋の代わりにいのしし鍋に変わるとのことで。

ギリギリのさくら鍋。

馬肉の高騰による変更だそうですが
馬肉の値段が落ち着いたら選べるようになるのかな?

先代からの桜鍋を作って下さっているけど
やはり以前とはやはり違くて三代目仕様。

見た目もサイズも味もなんだか上品になった気がしました。

 

馬刺しあり
魚料理あり

見た目よりボリュームがあります。

 

馬肉、おいし。

 

 

今はもれなく付いてくるわけではいから
卵は追加しないといけないシステム。

卵は欲しいなあと思ったから追加しました。

ちなみに

以前はこれで1人分。

うどんまで付いていたので
これはさすがに腹パンすぎた記憶・・・

地酒。純米酒と合わせました。

控えめな吟醸香。
きれいな食中酒。

桜鍋とも相性バッチリ。

後からご飯とお茶がやってきました。

蓋を開けてみたら
なんときのこご飯。

しかもたっぷり1膳分以上・・・

 

うう。無理だ。

さすがにもうお腹、満員御礼。

別腹のチーズケーキみたいな味がしたひと口デザートと
お茶はいただきました。

朝餉

心地よいベッドで深い眠りについて。

泥のように眠って起きた朝。

お目覚め温泉に行ってから朝食のお部屋へ行きました。

 

最近の湯宿のトレンドなのかな、
多く見かけるちょこちょこあれこれ小さく盛られた小皿。

でも

玉子焼きと鮭はしっかり大きかった。

バランスよくあれこれ食べられるし
このサイズいいなあ。

常備菜的な漬物のようなものが多く
ご飯が進むものばかりでした。

感想・まとめ

三代目になって引き継いで今も湯を楽しませてくれている湯宿。

コロナ禍だし
さらに原材料の高騰で

名物鍋もこれからは新しいものに変わっていくところで・・・

 

以前のご夫婦がされていた時の印象が強くてどうしても比較をしてしまうけど
今の社長もとても丁寧な接客、おもてなしに感動です。

去年事業継承したばかりで試行錯誤の途中。

ベッドがとにかく寝心地よかったし快適な湯旅時間を過ごせたなあ。

 

入口右の上り旗には桜鍋があったけど
左にはいのしし鍋があって。しかも2つ。

三代目の名物はいのししになっていくのかなあと思ったのでした。

焼き味噌仕立ての鍋、食べてみたいな。

 

住所 長野県諏訪郡下諏訪町3149番地5
tel 0266-27-8106
WEB https://sandaime-okumura.com
日帰り時間 不可
ひとり宿 可能 あたたかく迎えてくれる
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