*カネヤマ商店で角打ちと朝市で肘折温泉の日常を体験する湯治旅* | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*カネヤマ商店で角打ちと朝市で肘折温泉の日常を体験する湯治旅*

湯治場肘折温泉。

ここは暮らすように泊まりながら湯治するのがよきところで。

最近湯治場にも以前より県外から湯治旅に魅了された若い人たちが
だいぶ増えつつあるように感じたんですよね。

新庄からも距離があるし、車でも今は特に大回りをしないといけないので、
目的地肘折温泉までがとても遠く感じるけど、

やっと
やっっっと着いた時の喜びはハンパなくて。

湯と人に癒される、
ココロとカラダのリフレッシュ、デトックスが叶う。

できるならば長期滞在したい。
3泊くらいできたらいいなあと思うところです。
(なかなか叶えられていないんですが・・・)

🐤

〜連泊の理想的な湯治旅時間〜

起きる

朝市へ出かける(朝7時30分〜8時くらいまで)

お宿の湯につかる

宿で朝餉

ゴロゴロ・のんびり・うとうと

近場を散策

湯に浸かる(日帰り入浴可のところ)

昼食(肘折にあるおいしい蕎麦屋さんにて)

お腹いっぱいにつき昼寝時間

ゴロゴロ・のんびり読書など

湯に浸かったり出たりをして

夕餉

夜な夜なお散歩 角打ちタイム

宿に戻りゴロゴロしてから温泉へ

早めにおやすみなさい

というノープランのわがまま気まま時間が叶うのが
ひとり湯治旅の醍醐味。

角打ちでも
そんな過ごし方にすっかり沼っている皆様が多数集まります。

 

角打ちタイムスタート

そもそも角打ちとは
酒屋さんで買ったお酒を店内に設けられた立ち飲みスペースで楽しむこと、
または角打ちができる酒場そのものを指しています。

東京では四谷の鈴傳や浅草のダイマス、
赤羽(本蓮沼)にある三益商店あたりが有名どころで。

行くと楽しいので
近くに用事があるとつい立ち寄りがちなくらい大好き。

マイペース。気楽。サクッと。リーズナブル。

サイコーです。

そんな気ままな地酒を味わう時間が過ごせる場所が肘折温泉にもあります。

カネヤマ商店


ここは肘折温泉で大正時代に創業し、地酒とみやげ、食品や日用品を扱う商店で
2,3年くらい前に店内を一時改装したとき、角打ちスペースを設置。

基本的には昼飲みだけど
不定期で夜営業もしているそうで。

ふらりと散歩したら灯が見えたので
吸い寄せられたかのように、お店に入りました。

 

肘折の夜にカンパ〜イ!

時計を見たら時刻は19時30分。

まだお客さんはわたし、ひとり。

(肘折の灯の期間中なので灯に乾杯〜)

 

若旦那さんと肘折トークを地酒話で楽しいひととき。

おまかせきき酒セット①

ビールの後は日本酒のお時間。

角打ちだし地酒がかなり豊富です。

好みのタイプ、気分を伝えて日本酒をセレクトしてもらいました。

 

これでワンコイン、500円!
リーズナブルだなあ、と思う。

山形らしさ溢れる控えめに華があって
でも飲み疲れないきれいさがあって。

もちろん飲み比べると全然味わいが違うけど
そんな別のタイプが飲み比べられるのがホントに楽しくて。

おいしくて。

・・・シアワセ。

 

こちらにももつ煮だとかあったかメニューもいくつかあったけど
夕餉の後だったので枝豆をいただきました。

山盛りです。

おまかせセットその②

地酒の種類、豊富だとあれこれ飲みたくなって。

2回目のお任せを。

 

ひやおろしを中心に
今年の旬の味を味わいました。

やはりたてにゃん(楯野川)好きだな〜

「一番美味い部分だけを瓶詰めした贅沢なお酒」はホントその通りだった。

醪を搾って出てくるお酒の中でも
一番香味のバランスがいいところだけを使用したのだとか。

控えめな香り、
柑橘類のようなシャープさがいいなあ。

 

なんて、至福のひとときを過ごしていると
あっという間に席は中も外も満席。

ごめんなさい、されていました。

 

肘折の湯と地酒をこよなく愛する気持ちは皆一緒。

はじめまして、でも乾杯すれば皆お友達。

笑顔で溢れています。

そんな場を提供してくださる場所、湯縁っていいな。

 

湯治場の角打ち、サイコーです。

肘折朝市

肘折の夜は夜更かししません。

朝早めに起きて向かいたいところがあるから。

”朝市”

4月下旬から11月下旬の毎日(雪シーズン以外)
肘折温泉の名物ともなっている朝市が温泉通りでありまして。

旬の野菜、
おかあさん手作りの漬物や惣菜などが並んでいて。

とても楽しいのです。

秋を迎えていた肘折温泉。

枝豆、だだちゃ豆はあるし
もってのほか(菊)も豊富。

会話上手なおかあさまたち。

ぐいぐい客を呼んで
つい財布の紐が緩みます。

茹で栗、茹でた枝豆は湯巡り時のおやつに。

大好きな茗荷と茹でていない枝豆は
肘折の味をお持ちかえりして
自宅で数日味わいます。

 

***

もうまもなく肘折も冬の便りかなあ。

豪雪地帯の肘折温泉。

 

湯もあたたかく
人もあたたかくて。

外の寒さを吹き飛ばすくらいの温かさ
心地よさが沼だなあと、改めて思ったのでした。

 

*角打ちは夜だと不定期営業

*朝市は時間がしっかり決まっているわけではないけど朝はかなり早め

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