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「あの世に最も近いにごり湯温泉」霊場恐山の温泉
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青森県、下北半島にある霊場恐山。
日本三大霊場の一つで、あの世に最も近いと言われています。
曇天模様の空の下。
物悲しさが出ているかのような写真だけど
恐山ってあたたかな空気に包まれている感じというのか何というのか、
なぜか謎にホッとする感じがするんですよね・・・
(霊感は全くありません)
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恐山の境内には
明治~昭和初期に存在した恐山鉱山の掘削時に噴出した温泉があり、
入山料のみで温泉は無料でつからせていただくことができて。
その湯が実は素晴らしい美肌美人の湯なのです。
恐山自体は2度目だけど
その時温泉は一つしか入っていなかったので
新湯大湯惜別の時に浸かれるところは全部入ってみたいなあ、と
再訪しました。
行ったとき
境内に観光されている方は何人かいたけど
温泉に入るという人は宿泊でもないとそう多くもないみたいで。
皆さま、
「へえ温泉があるんだ」くらいの反応。
わたしは温泉につからせていただきたいと思って入る気満々。
温泉がある湯小屋に向かいます。
温泉は全部で4つ
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恐山菩薩寺境内には4つの湯小屋があります。
・薬師の湯
・古滝の湯
・冷抜の湯
・花染の湯
花染の湯以外の3つは、
境内入ってすぐの参道脇のところに湯小屋があって、
すぐにわかります。
行った日は
男性が薬師の湯で女性が古滝・冷抜の湯につかれる日でした。
まずは古滝の湯から。
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ここだけは以前つかったのでぼんやり記憶がありました。
でも湯の色は違うなあ。
温泉は生き物、ということを実感。
湯船が2つあって温度が湯の投入量によって違うシステム。
細かな湯華が舞う湯はちょっとアチチ湯。
酸性(明礬)特有のにおいとタマゴ臭ががっつりなんだけど・・・
やわらかくも感じた浴感。
スッキリさっぱり、だけどお肌がしっとり潤った。
冷抜の湯
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次は冷抜の湯へ。
ここは古滝の湯と隣合わせているように位置しています。
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ここも木の香りに包まれてあたたかな雰囲気。
こちらは透明感があるけど
やはり細かな湯の華が舞っていた湯。
こっちの方が酸性泉らしさがキツくないし
浴感もさらにマイルドなんだけど
ここは古滝よりさらにアチチ湯だった。
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花染の湯だけ少し離れているのでちょっとわかりにくいかもしれません。
実際わたしも探しましたが
スマホでGoogleマップで確認しようにも3Gになって電波も微妙で。
結局歩いて探しました。
花染の湯
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花染の湯、発見。
湯小屋の周りには
高温の湯が地獄のようにポコポコ湧いている姿が見えます。
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ここだけ混浴です。
ずっと誰も来なくて独占できたけど
いつガラガラ〜と開けられるかちょっと不安になりつつ
湯に浸かりました。
ここは浴槽が3つに分かれていて。
温度も微妙に違いました。
湯船の下で全部がつながっている造り。
花染の湯、
手持ちの温度計で40℃くらい。
ゆっくりつかれるなあ、という湯温で
ものすごく気持ちいい湯。
かなりガッツリ硫黄特有の臭いがつくのは変わらないけど
分析表を見たらメタケイ酸が300オーバーとかなり豊富で
なんとなくとろっと、そしてしっとりさも感じれて。
ここが一番好みに刺さりました。
ものすごくいい湯だなあ、と。
恐山の湯。
特に花染の湯が美肌修行としてよき湯でした。
はしご湯すればかなりお肌がととのうし。
使用している源泉が違うから
酸性硫黄泉に鉄泉が入っていたり、硫酸塩泉が入っていたり。
少しピーリングできたし
お肌潤うし、ハリもアップできた。
わたしは化粧かぶれもしない頑丈な肌の持ち主だけど
デリケート肌の方はちょっと注意が必要かもしれないな、と。
草津とか蔵王がツラい方はここの湯も厳しいかも・・・
ここにひとりで宿泊する勇気はまだないけど
精進料理がおいしいと聞いたらちょっと興味あって。
(お酒はなし)
今度は泊まってゆっくり温泉を堪能したいなあ・・・
温泉情報
(花染の湯 恐山5号泉)
●泉質:酸性ー含硫黄ーナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)
●泉温;61.5℃
●pH:2.7
●成分総計:2559g/kg
他に冷抜の湯=恐山4号・11号混合泉 古滝の湯=恐山10号泉 と別源泉を使用している
住所 | 青森県むつ市大字田名部字宇曽利山 |
tel | 恐山寺務所 0175-22-3825 |
web |
https://osorezan.or.jp/?page_id=48 |
日帰り時間 | 6時〜18時 *5月1日〜10月31日まで期間限定開放 |
料金 | 入山料500円 |