*季節限定嶽きみ三昧とにごり湯を味わった日*嶽温泉山のホテルひとり宿泊記
お盆明けくらいから
9月のシルバーウィークくらいまでのお楽しみなのが
嶽きみ〜〜
まじで大大大好きすぎて
青森まで追っかけしに行き、
嶽きみロードでのお買いもの記録も先日まとめくらい、
嶽きみに対して毎年深い愛情を注いでいます。
今年は出向いたけど
出向かない時はお取り寄せを。
もちろん他の地域のとうもろこしも大好きだけど
嶽きみは格別のウマさ。甘さで
やはりひと味違う気がするんですよね。
以前嶽きみシーズン中に
山のホテルで日帰り入浴とランチした時のこと。
嶽きみをふんだんに使った嶽きみづくし膳の味に感動しまくり、
以来あの味が忘れられず。
とはいえ毎年ホイホイ旬の時期に行ける距離ではないけど
お盆くらいになると必ず思い出す味で。
・・・今年はいけるかなあ
なんて思いながらあっという間に月日は経ちまくり、
今年やっと再訪する機会を作れたので、山のホテルへ行ってきました。
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嶽温泉
青森県弘前市にある温泉で
開湯350年の歴史があり、
古くから湯治場として多くの人たちに親しまれてきたところです。
東北自動車道大鰐・弘前ICから約40分。
お宿へ向かう道中、
湯に惚れまくりの素晴らしい温泉がいくつもあるので、
いくつか立ち寄りつつ、
そして嶽きみの様子をチラ見(味見)しながらお宿へ向かいました。
わたしは車でお宿に向かったけど
弘前駅から事前に予約していればお迎えに来てくださるので、
駅から結構距離があるのに、
車がなくてもお宿に行くことができるのは親切なサービスだなあと思ったり。
山のホテルの特徴
♨️マタギ飯(狩人が食した山菜飯)が名物の料理宿
♨️ねぶたや金魚ねぶたをはじめ、館内が旅情に溢れている
♨️うれしいサービス・ソフト面が充実
♨️乳白色にごり湯は美肌形成温泉
チェックイン
近くにはあたご温泉とか百沢温泉とか新岡温泉とか・・・
ドバドバ掛け流しの魅力的な温泉が豊富にあるので
少し(?)お立ち寄りしてからお宿へ。
明るい時間のうちにチェックインしました。
館内はねぶたやこけしなどで弘前や青森を表現していて
明るくて、見ているとテンションが上がってくるような雰囲気です。
野菊の部屋
お部屋は全部で18室。
もっとお部屋があるのではと思う大きな造りだったので
あれれ?と思ったら以前より客室を減らしたのだとか。
503 野菊の部屋を、1泊おじゃまします。
窓が多くて明るい日差しが入りこむお部屋。
冷蔵庫もあるし
Wi-Fiも問題なくて。
ひとり泊だけど十分すぎる、ってか広いくらいのお部屋でした。
お布団ふかふか。
時世柄だと思うのですが布団はあらかじめ敷いてあるスタイル。
このシステムはコロナ禍でお互いよしと、だいぶ増えたけど、
チェックアウトまで他の人が入らないのは安心だし気楽だしいいなあ。
このスタイル、ずっと続けて欲しいと思うんですよね。
りんごの置物がかわいくて、目を惹きました。
白濁の秘湯「嶽温泉」
少しお部屋で休んでから、いざ温泉へ。
温泉は本館の内湯とと宿泊者限定の別館の内湯と
2つ利用することができました。
まずは「嶽温泉」から。
ふと暖簾を見たら温泉マークが
オリパラで外国人向けにマークを変えると一時期話題になったものだ〜
久しぶりに見たなあ、このマーク。
ここは日帰り入浴で利用できるところなので、
以前にもつかったことがあって。再会。
秘湯感漂う浴室は青森ヒバを使用した湯小屋。
窓の配置も素敵だし
相変わらず雰囲気がよくて、うっとり酔います。
以前つかった時はもっとピリリと感じたし
収斂感も強かった印象を持っていたけど
今回はマイルドな浴感に感じる・・・
程よくぬるめの温度設定が気持ちよくて。
まどろむなあと思いながらマイルドにピーリング、
美肌修行によき湯でした。
別館浴場「たたみの湯」
こちらははじめましての、「たたみの湯」
その名の通り畳が敷いてあります。
ここは基本的に宿泊者限定だけど
コロナ禍以降は貸切で利用できるようになりました。
42℃ほどの適温。
白い湯の花がたくさん舞う湯。
さらに浴槽の底にたまっているので撹拌。
さらにさらに白濁した様子を楽しみながら
カルシウムイオンを豊富に含んだ硫黄泉と硫酸塩泉をブレンドした酸性泉を
たっぷり湯浴みして。
強い収斂感があるけど
でもマイルドさもある酸性泉に感じるのは、
しっとり保湿のメタケイ酸も多く含んでいるからだなあと思ったのでした。
温泉情報
●泉質:酸性・含硫黄ーカルシウムー塩化物泉(低張性酸性高温泉)
●泉温:48.2℃
●pH:2.15
●成分総計:2991g/kg
*メタケイ酸213.1mg含むマルチコスメのような美肌形成湯
別館の内湯の前には水素水のサーバーやコーヒーマシン、
そして小さな冷蔵庫とあって。
嬉しいサービスが充実しています。
アイスキャンディー(大きめ)あり。
りんご酢ドリンクあり。
わたし、このりんご酢ドリンクにどハマりしてしまいました。
りんご酢がものすごくりんごで。
程よい酸味も感じてめちゃくちゃおいしい〜〜〜
水素水で割って飲みました。
部屋に戻り生ビールを電話で注文。
食事の時間は早めから遅めまで選べたので遅めにして。
生ビールを飲みながらお食事時間まで
青森にあるテレビ局の夕方ニュースを見て過ごしました。
(青森の女子アナもチェック♡)
嶽きみづくしの夕餉
夕食は2階の食事処でいただきます。
定番は山菜たっぷりのマタギ飯だけど
9月だけのお楽しみ、嶽きみづくしプランを予約しているので
テーブルには嶽きみをふんだんにつかったお食事がずらりと並びました。
サラダも嶽きみ。
スープも嶽きみ。
茶碗蒸しも嶽きみ。
ホイル焼きの中にもホタテと舞茸が主役だけど、こっそり嶽きみ。
炊き込みご飯も名物マタギ飯に嶽きみもたっぷり。
と、見事に嶽きみづくし♡
日帰りで利用できる食堂のランチでもほぼ同じメニューだけど
宿泊して夜に地酒とペアリングしながらの嶽きみはさらにおいしくて。
シアワセ。
でも、結構なボリュームだなあと思っていると、
嶽きみのかき揚げと土瓶蒸しが運ばれてきました。
土瓶蒸しはさすがに嶽きみが隠れていなかったけど
舞茸とかなり旨味が強い鶏肉がめちゃくちゃおいしくて
からだに沁みる〜〜〜
3種のジビエ串と銘酒三昧
お食事には日本酒、地酒を合わせました。
食事前に生ビールをいただいていたから
すぐに日本酒から。
銘酒三昧は3種、自分で選ぶことができます。
結構なボリュームなのに
ジビエの串焼きもどうしても食べたくて。
事前にオーダーしていたんですよ、わたし。
(めちゃくちゃおいしかったけどちょっと後悔もしたり・・・)
事前に、というのはお食事処では受付ていなくて
遅くても17時までにオーダーしなくてはダメなのです。
熊・鹿・猪の3種。
どれも臭みが全くなく、滋味深い味わいでした。
純米酒、特に田酒とのペアリングが好みに刺さったけど
豊盃も華一風も大好きなものをいくつかある地酒の中から選べたので
全部好みの日本酒とお食事を合わせることができたのは嬉しかったなあ。
やはり食が太いわたしでもかなり腹パンで。
(実はお宿入りする前に焼ききみも食べていた)
嶽きみのマタギ飯は一口だけ食べて、
あとは夜食に。
もちろん熱々の炊き立てには敵わないけど
いったんお腹を落ち着かせてからじっくり味わえたご飯は
サイコーに美味すぎで、感動だったのでした。
朝餉は食事処マタギ亭で
朝は日帰り時の昼食でも利用している食事処、マタギ亭にていただきます。
牛乳もコーヒーも、さらにココアまであるけど
一番惹かれたのは、
りんごをそのまま入れてマシンに入れてジュースでした。
この日のりんごはつがる。
りんごの名産地青森産のりんごをその場でしぼる贅沢なジュースは
かなりかなりおいしかった〜〜〜
朝餉は松花堂弁当スタイルで
名物山菜粥とご飯を自分で持ってきます。
上の段には鮭の塩焼き、イカわさびっこ和え、しそ巻きりんご
下の段には茄子のばっけ味噌和えや佃煮、ピーマンの麹味噌など
バラエティに富んでいた朝ごはん。
味噌汁はしじみ汁で。
このしじみ汁と名物山菜粥が、からだにめちゃくちゃ沁みました。
感想・まとめ
9月だけしか味わえない、
嶽きみづくしを求めて宿泊した山のホテル。
宿泊したのは初めてだったけど
アットホームなおもてなしが心地よく、
ソフト面、セルフサービスがかなり充実していて。
あったらいいのになあというのが揃っているお宿でした。
嶽きみづくしもやっぱりおいしすぎたし
温泉もお肌にぐいぐい染み込んでいく美肌形成湯を楽しめて。
シアワセな湯旅時間。
宿泊した日、
わたし以外に女子ひとり泊の方も何人かいらしていて、
ひとりで温泉も旬の美食も地酒も、
わがまま気ままに楽しみたいという方によき湯宿だなあと思いました。
住所 | 青森県弘前市常盤野湯の沢19 |
tel | 0172-83-2329 |
web |
https://dake-yamanohotel.com |
日帰り時間 | 11時〜16時(15時最終受付) |
料金 | 大人500円 |