尻焼温泉といえば、

翔んで埼玉出身のわたしは大学生の頃、
免許を取ったのが嬉しくて
地元の友達と夜な夜なお出かけして川の湯に浸かりに行っていまして…

尻焼温泉って
晴れた日の夜は星空がめちゃくちゃきれいなんですよね。

尻焼温泉で川の湯を見るたびに当時のことをふと思い出して。

懐かしい気持ちでいっぱいになる場所だったりします。

温泉ゴコロがついてがっつり湯巡りするようになっても
草津や万座の帰りに時間があると立ち寄りたくなるので度々行くのですが、
日帰りばかりで実は泊まったことがなかったりします。

今回アップする、星ヶ丘山荘もいつも日帰り。

2017年に経営者が変わり
関晴館から星ヶ丘山荘と名前も変わってリスタートしまして。

外観は素朴な古い一軒宿に見えるけど
中に入ると古さも生かしたステキ空間となっています〜

旧関晴館は日本秘湯を守る会の会員宿だったので
中に入るとおなじみの提灯があったり、
ドライフラワーがたくさん飾られた場所にソファーがあって。

昭和な秘湯の宿の雰囲気満載だったのですが、
星ヶ丘山荘になってからは
オシャレに改装されて床もピカピカ。

スッキリして、
だいぶ女子好みな宿になったなぁ、と。

温泉までの導線にさりげなく飾られているお花もステキ。

温泉がある場所のすぐ手前には

日帰りでも利用できる湯上り処があって。

ソファーも配置も
女将さんのセンスの良さを感じるなぁ、と。

お茶もお水もご自由にどうぞ〜とのことなので
ここで冷たいお茶をいただいて

ステキ空間で寛ぎ、ちょっと休憩してから温泉へ向かいます。

温泉は男女別内湯と露天風呂がそれぞれあります。

まずは内湯から。

（…暗い写真でごめんなさい、これじゃ湯口がわからん）

ちっともわかんない写真なんですが
実は竹筒から硫酸塩泉の美人の湯がドバドバ注がれていて。

湯口には白いモコモコが付着しているんです、実は。

天井とか少しお直ししているところはあるけど
温泉は以前のまま。

めちゃくちゃ鮮度抜群。

硫酸塩泉特有のキシキシも感じるけど
すーっとお肌に染み込んでいくような感覚があって。

最高の浴感に酔えます。

そして湯上り後のさらっとすべすべの自分のお肌に
再びうっとり酔いまくりました。

最近行った写真をとアップしてまとめているのですが
3月はまだ雪はないものの冬の景色でして。

・・・ちょっと寂しい景色ですね。

でも季節を変えて行くと新緑だったり紅葉だったりして、

渓流のせせらぎに耳を傾けながら
絶景と極上の美人の湯をたっぷり堪能できます。

東屋で休みながら何度も出たり入ったり。

10人くらい同時に入れるくらいのサイズの湯船には
やはりここも鮮度抜群の源泉がたっぷり注がれていて。

惜しげもなくオーバーフローしています。

目下には長笹沢川がすぐそばを流れ
雰囲気は山の秘湯感もあって。

草津から車ならすぐ近くなのに
草津のような喧騒はなく静かにゆったりとした時間が流れるところで。

静かにゆっくり湯浴みをしたいなぁという時にベストな温泉だと思っています。

日帰りでも十分満足できるけど
晴れた日に野天風呂から星空をぼんやり眺めながらの湯浴みもしたいので

今度こそは泊まりで来てみたいな。

●泉質；カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉

●泉温：54.6℃（加水あり）

●pH: 7.9

●成分総計：1.46g/kg