5年以上前からずっと行きたくて行きたくて。

恋焦がれていた湯宿に、やっと行ってきました〜

旬菜湯宿　大忠

宮城県南部、遠刈田温泉にあります。
そういえば遠刈田に泊まるのは、だいこんの花以来で15年くらいぶり…

ここ、

とにかくリピーターも多くて、かなりの人気宿なんです。

ついでに姉妹宿の山風木も予約困難すぎるところ。

特に夏の雲丹のシーズンの土曜祝日の予約なんてほぼ無理。

こまめにキャンセルが出たか？をチェックしても、
なかなか空室が出なくて…

ぐぬぬ

行きたい、けど今年も空きがないな〜
なんてのを繰り返していて。

WEB上では3ヶ月前までしか開放していないし、
気がつけばすでに空室がなくて。

おそらくリピーターさんが帰るときに予約をして帰るのでしょうね。

いつかは雲丹の季節に行きたいけど…

宮城名物せり鍋もかなり絶品なんだよ〜と評判を耳にしたので、
せり鍋と日本酒の新酒の最後にギリギリ合わせて行きました。

…控えめに言ってサイコーでした

♨️創業150年の老舗旅館

♨️美人の湯をたっぷり堪能できる内湯と貸切風呂3つ

♨️旬の食材を使った創作の会席料理が感動のおいしさ

♨️日本酒やスパークリングワイン、などなどフリーフロー

”至れり尽せり”
”さりげないけど深く染みるおもてなし”

こんな言葉がぴったりなのでは、と思う湯宿です

創業は明治元年という老舗旅館。

外観も中も古さは見られるけど、
リニューアルもされているし
女将さんのセンスの良さが光っていました。

スタッフの方にお食事の場所や温泉の場所、
ラウンジなどの説明を聞き、案内してもらいながらお部屋へ。

階段の空間、
そしてドアと控えめなステンドグラスにときめいた♡

TYPE　Aのお部屋で３階なんですが…
眺望は蔵王の山はきれいに見えるけど
駐車場だったり温泉街や居酒屋が視界に入ってきます。

よく見るとりんごにくり抜かれている空間、
イタリア製のこだわりマットレスのベッド、
モダンな雰囲気のお部屋は必要なものは揃っているし快適。

チェックイン〜17時まで
1階のバーにてウェルカムドリンクを飲むことができます。

まずは喉が乾いてたので生ビールを。
カールスバーグでした。

他はハイボールかソフトドリンクなどがあり。

こちらのバーの方、
以前は大手町のパレスホテルにいらしたのだそうで。

マジックもできるし、お酒の知識もかなり豊富で。

この時点で、かなり楽しくなってきました〜

温泉は男女別の大浴場と、貸切風呂が3つ。

写真は”南天の湯”

10人くらいのサイズの湯船です。

ささにごりの湯は結構なアチチ湯だけど
ゆっくり浸かるとお肌によく馴染む、やわらかな浴感が気持ちいい〜〜

キシキシ、そしてキュッと収斂感のようなのも感じ
ツルツル感もあって。

見た目よりパワフルすぎず。

ゆっくり美肌修行、美肌湯治できる湯です。

写真は”天式の湯”

以前は入れ替えがあって両方入れたようだけど
今は男女が入れ替わらないので、ここは男性用。

清掃前に見学させてもらいました。

…わあぁ、ここはステンドグラスが映えて大正ロマン風の雰囲気がいいなぁ

誰もいなくて事前に相談すればこちらにも入れると
後に女将さんから聞いて。。。

次回は相談してこちらに絶対入るぞ〜〜

貸切風呂は3つ。

基本的に事前予約で、宿泊しなくても利用可能です。

宿泊者は別料金などなく
空いていれば好きだなけ利用することができるシステム。

（中には40分でお願いしますと、書いてありますが）

どこもやっぱりささにごり、グリーンの湯。

湯口に歴史が見えました〜

プードルに千枚田が素晴らしいし、
実際湯もサイコー。

露天はないけど
大きな窓が開放感あります。

アメニティ、

シャンプーなど3点はDHC、
クレンジングフォームはPOLAでした。

●泉質：ナトリウムーカルシウムー硫酸塩・塩化物泉

●泉温：70℃（使用位置６８.4℃とのことだけど加水しています）

●pH:6.9

●成分総計：2231.9mg/kg

🐤メタケイ酸もやや多く含んでいて美肌修行にもよき

ラウンジにはスパークリングワインとサングリア、
柚子水と麦茶が飲み放題というシアワセなラウンジ。

ここでスパークリングを飲みながら
クールダウンできます。

…自由にどうぞ、ってなれば飲みますよねえ。

２杯くらいいただきました。

アイスもご自由にどうぞ〜となっていたけど
結局ここは、最後まで1本も食べずに帰りました。

アイス＜スパークリングワイン　です♡

豊富なお酒メニュー、
フリーフローで推しのペアリングも書いてあります。

十四代も常時何種類かあって
この日も3種類ありました。

でも別途料金かかるし
お隣だけど宮城だしなあ〜なんて思って。
（十四代は自宅近所で飲めるから、そこまでこだわりがないのもある）

メニュー以外に乾坤一もあったし
新酒、無濾過生も結構あったのでそれらでも十分でした。

宮城らしい地酒に合わせて、お食事とペアリング。

おばんざいもあって
自分のお腹と相談しながら自分で取りに行くスタイルでした。

おでんに肉じゃが、きゅうりの辛子漬けや山芋のキムチなど、
どれもこれもおいしいからもっと食べたいけど
他が食べられなくなるから、控え目に。

飲みながらおばんざいをつまんでいると

温かいものが次々と運ばれてきます。

大忠の名物、パイ包みも日本酒とぴったりで
中からは半熟玉子がとろ〜と、そして程よく濃厚。

純米酒とぴったんこ。

メインは３種から選べたけど
牛タンと蔵王チーズのシチューに。

やわらかい牛タンはゴロゴロと入っていてめちゃくちゃトロトロ。

蔵王チーズとの組み合わせが絶妙なおいしさだ♡

この時点で十分お腹いっぱいだけど、

さらに鴨のせり鍋も登場。

かなりのボリューム。。。

でも冬の定番、人気ものだし。
ここは食べておきたいなぁと、しっかり完食。

せりの根っこも、鴨もしみじみおいしくて。

腹パンなのに、箸を最後まで置くことができず。

…食べすぎたよ。

一夜明けて朝食。

8時か8時30分か選べたので
少しでも遅く、と8時30分に。

夜のおばんざいのように
朝も濃厚な手作り豆腐や、牛肉のしぐれ煮とか、牛すじ煮込みなどなど、
おかずをセルフスタイルでご自由にお腹と相談してどうぞ〜のスタイルなので、

お腹と相談しつつ、ちびちびいただきました。

しぐれ煮も牛すじもとろっとろ。

焼魚も卵焼きも焼き方が絶妙でふわふわ。

夜もおいしかったけど
朝もどれも何を食べてもおいし…

手作りハンバーグも肉肉しくて。

朝もすごいボリューム。

あれもこれももっと食べたいのに、
基本的に食が太いわたしでもかなりの量すぎた…

だけど、

どれも本当に印象に残るおいしさでした。

念願の旬菜湯宿大忠泊。

ひとこと、期待以上にサイコーすぎました。

雲丹にこだわらず
もっと早く来ていればよかったなと思ったくらい。

食事がとにかくどれもおいしいし、居心地も良くて。

もちろん湯もいいから
ここでゆっくりのんびり湯に浸かったりして、
お酒を飲みたいときにいただいてゴロゴロ…

ストレスもかけ流され
笑顔になれる湯宿だなぁとしみじみ。

お酒を召し上がらない方でも
その分お食事時にたっぷりといろいろ食べることができるので
満足度は高いのではないかと思いました。

再訪、絶対します。
リピ決定。

お宿の方いわく
秋の宮城名物はらこ飯シーズンもオススメなんだそうで。

秋もひやおろしとはらこ飯を楽しみに、
また来るぞ〜〜〜

手土産のお宿特製のパンも、かなりおいしかったです♡