「氷瀑が圧巻!」湯西川温泉 本家伴久
埼玉出身なので、栃木へは以前から有名な温泉地はもちろんのこと、穴場な温泉もそれなりに行っていました。
湯西川温泉もしかり。
でも、本家伴久へはまだ行ったことがなくて。
こちらの湯宿で冬の間行われているエンターテイメント、氷瀑をぜひ見てみたいなあとずっと思っていて。念願が叶い、行って見ることができました。
館内に入ると、まずこちらの太鼓でどーんとお出迎え。
こちらは「歓迎の太鼓」というのだそうです。
創業は1666年。お宿は昭和45年に一度焼失してしまったのだそうで、今のものは使用できる建材を生かして古民家風に再建されたとのこと。
ステキな雰囲気に酔いしれながら、寛ぎスペースでのんびり、ぼんやりとゆっくり流れる時間を楽しむことができました。
温泉は男女別の内湯と露天風呂の他、3カ所の貸切露天風呂があります。
湯西川温泉は820年以上前に発見されたと言われていて、その温泉が本家伴久の露天風呂「藤鞍の湯」なんだそうです。
ぜひ入ってみたかったけど、残念なことにこちらは男性用なので浸かることができず。時間による交替があったらよかったのになあ…
♨️泉質:アルカリ性単純温泉
♨️pH:9.0 源泉温度: 63.1℃
源泉かけ流しを存分に堪能できる石風呂の露天風呂は、川と繋がってるかのような…
それくらい、近くに川が目の前を流れていましたよ。
雪景色はやっぱりいいなあ。
ふんわり硫化水素臭が感じらるとろとろ〜としたローション温泉は、よくお肌に馴染んで気持ちいい♡
湯上り後はしっとりツルツルのお肌に導いてくれて感激。
この露天風呂は「美肌の湯」と名付けられていましたが、ホントその通りだとしみじみ思ったのでした。
貸切の岩風呂は3つありますが、一番オススメとスタッフの方に言われるがまま、夢夜舟という貸切露天風呂にしました。
45分で1080円でしたが、4~5人サイズの浴槽は、冬でもアチチと感じる湯温。
さらりとした浴感が気持ち良く、目隠しはあるものの隙間からは目の前の雪景色を一人占めできましたよ。
夕食処は「かずら橋」を渡った先にあります。
橋を渡ると日本の古き時代にタイムスリップしたかのような空間が広がり、中では囲炉裏を囲んでいただくというスタイル。
女子好みの前菜や湯葉のグラタンや、栃木和牛のすき焼きなど地元の食材が使われたお食事の数々。
地酒の仙禽が何種類かあったけど、なかでも限られたところにしかない霧降をセレクト。とてもきれいな食中酒で、すっきりなんだけどだんだん旨味がふわ〜と広がり、アフターの余韻はキレが良いなあと思ったのでした。
見てみたいと思っていた氷瀑は、かずら橋からも、ロビーからも見ることができて光のアートと氷瀑がとにかく幻想的。美しかったなあ♫
時間によってライトアップも変わるので、何度見ても飽きないのです。
何度も何度も見ては写真を撮りまくっていました。
朝食は漬物やおばんざいのような副菜がずらりと並んだビュッフェスタイルですが、岸朝子さんの著書「極上おいしい朝ごはんの宿」の表紙を飾ったのがこちらの朝食なんだそうです。
和風なお惣菜がどれも味わい深く、やさしい味ものばかりでおいしい♡
朝のライトアップも何もされていないすっぴんの氷瀑も、氷の造形美や自然美を感じました。