湯抱温泉 中村屋旅館ひとり宿泊記*千枚田のコテコテ析出物と温かなおもてなしに感動* | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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湯抱温泉 中村屋旅館ひとり宿泊記*千枚田のコテコテ析出物と温かなおもてなしに感動*

島根県の温泉って

湯治場の雰囲気が素敵な温泉津とか三瓶温泉のような鄙びが素敵なところから
東西南北、大型旅館からこぢんまりとしたアットホームな小宿まであるけど、
湯の良さをしみじみ実感できるところが多くて。

かなり沁みる。

温泉好きにはたまらない県だと思うのです。

 

ただ湯巡りを効率よくするのであれば車は必要だし
米子に近い北部エリアから山口のあたりまでの横の距離は結構長いし、
東西もボリュームがあって

じっくり湯巡りするにも
朝から晩まで車を走らせてガンガン湯巡りしても
2,3日では足りないんですよね。

 

しかも

千原とか熊谷温泉とかぬる湯の名湯なんて
ひとつひとつじっくり入りたい温泉が多くて。

 

何度でも行きたくなるし、呼ばれてしまう。

 

それが島根を代表するよき温泉の魅力だなぁと。

 

😊

 

今回は、

温泉の析出物が千枚田のようで自然美がアート、
ぬる湯ドバドバの湯がサイコーに気持ちよくて

そしてアットホームなおもてなしがかなり沁みて
女子ひとり旅客でもゆっくり温泉を楽しむことができた

湯抱(ゆがかい)温泉 中村旅館をまとめようと思います。

 

ちなみに

湯抱温泉は、以前はいくつかの温泉旅館があったけど
今は中村旅館のみ。

 

そしてのみ不可。

 

こちらのよき湯を堪能するためには、

日帰り昼食付きプラン(2人以上〜で1人2000円)か宿泊しないとなのです。

中村旅館の特徴

♨️カルシウムの含有量が多く析出物もすごい温泉

♨️家庭的な郷土料理がとてもおいしい

♨️湯治や保養にも向いている湯宿

♨️女将さんの温かなおもてなし、こころ配りに感動

 

お部屋の様子

湯巡りをガンガンしまくっていたこの日。
(いつも通りw)

チェックインはそもそも16時からだったけど、
17時すぎくらいになってしまいました。

 

中に入り、

女将さんが館内の説明やら諸々教えていただき
お部屋へとご案内。

 

ひとりでは十分すぎるくらいの広さ。ゆったり。

 

レトロな湯宿だけど
きちんと掃除されていて。
しっかり維持管理をされていますね〜

お布団は事前に敷いてあります。

 

お部屋に冷蔵庫はありませんが
1階にある冷蔵庫を使うことができましたよ。

丁寧にいれていただいたお茶とお菓子をいただきます〜

 

お茶もお菓子もとてもおいしい♡

カテキンを摂取して
温泉へと向かいましょう〜

 

温泉は1つしかないので部屋ごとに時間で貸切利用のスタイル。

女将さんに空いている時間を聞いて調整してもらいます。

温泉

それでは時間になりましたので温泉へと向かいましょう〜

温泉は1階にあります。

 

この階段の雰囲気も味があって。

ぐっとくるなあ。

壁もやはりレトロ感と鄙び感が同居していて。

床は温泉の析出物でコテコテ。

 

すごいわあ、かなり!

それではいざ入泉。

 

加温掛け流しなんだけど
あれ?思っていた以上にアチチ寄りかも・・・

42℃くらいありましたよ。

 

温泉は2〜3人サイズ。

ちょっときしみを感じる土類の炭酸水素泉。

カルシウムもたっぷり。濃厚。

ほんとアートだよねぇ。

って萌えてしまうあたり、温泉の変態かも。

(大歓迎)

 

でもこれは貴重な自然美なのではとマジで思うのです。

よき湯の証でもあるわけで。

夏だし。

そもそも源泉温度は低いのだからもっとぬるくして入りたいなぁ〜

なんて思っていたら女将さんが外から、

「ぬるくしましょうか〜?」と神の声が。

 

\(^o^)/

わーい。

ありがとうございます。

 

程なくしてドバドバ源泉投入。

最の高。

うれしすぎる。

湯は女将さんがそのゲストのお好みの湯温で調整してくださるので

よき湯をお好みの温度でたっぷり堪能できるなんて。

ほんとシアワセ〜

 

沁みました。かなり。

温泉情報

●泉質:含放射能・ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉

●泉温:30.4℃ (使用位置24.1℃)

●pH 6.6

●メタケイ酸:181mg

●成分総計:12657㎎

夕餉

よき湯を堪能し
お腹もだいぶ空いてきたところで

夕食の時間に。

 

食事処としているお部屋に向かうと
すでにお造りや鍋がセッティングしてありましたよ。

寄ってみるとこんな感じ。

山くじらと呼ばれる猪鍋はこちらの名物なんだそうで。

きれいなお肉の色だし、鮮度も申し分なさそうですね。

クセがないといいなぁなんて思いながら鍋をのぞきました。

 

食べすすめていると
後に熱々の天ぷらが。

サックサクの天ぷら。

衣も絶妙でおいしい〜〜

名物の山くじら鍋。

豚に近いような感じがする・・・

 

全然クセがないし、かたくなくて。

滋味深いなあ。

 

どのお料理も素材の味を活かしつつ
でも物足りないわけでもなく。

そして量もほどよくて。

 

おいしかった〜

ごちそうさまでした。

ぶどうも食べやすく上を切ってくれていて・・・

見た目も美しいし
おもてなしに感動〜〜

朝餉

ぬる湯を堪能し、めちゃくちゃぐっすり。

泥のように眠って。一夜明けて。

目覚めもスッキリ。

おはようございます。

 

夜と同じ食事場所で朝ごはんです。

 

具沢山の味噌汁。

絶妙な甘さ加減の玉子焼き。

 

朝ごはんの定番のみなさんも
どれも沁みる・・・

 

理想的な朝ごはんも素晴らしかったです。

 

食後のコーヒーをいただきました。

器もステキ〜!

感想・まとめ

島根でもアクセスがいいわけではないし
露天風呂があるわけでもないので

ここは温泉愛好家や温泉上級者が刺さるような要素がたっぷり。

「よき温泉をじっくり堪能し尽くしたい」

 

そんな気持ちにぴったりの湯宿だと思いました。

ここは日帰りではなく泊まりでゆっくり過ごすこと、推奨。

湯上がり後ゴロゴロしつつ
ぐっすり眠ることができて

日頃の疲れを取りたい気持ちにぴったり。

 

保養、湯治向きかなと。

 

女将さんをはじめスタッフのかたもみなさんハートフルで。

温かいから居心地もすっごくいいんですよね。

 

リピーターが多いというのも納得だなぁ。

 

いつまでもこの地でよき湯を堪能させていただけますように。

 

また温泉を堪能しに、伺いますね。

住所 島根県邑智郡美郷町湯抱315-3
tel 0855-75-1250
WEB なし
日帰り入浴 のみ不可
*事前予約で昼食付きプランはあります1人2,000円〜
*2人以上で受付
ひとり泊 可能
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