*うなぎ湯と離れの茜の湯で美肌湯治*鳴子温泉元祖うなぎ湯の宿ゆさや旅館ひとり宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*うなぎ湯と離れの茜の湯で美肌湯治*鳴子温泉元祖うなぎ湯の宿ゆさや旅館ひとり宿泊記

最近すっかり化粧水とか美容液みたいな温泉と言っても
だいぶ浸透したのか?通じるようになってきているなぁと思う今日この頃。

東の横綱”鳴子温泉”にはさまざまなよき湯が湧いていますが、
ニュルニュルでトロトロの湯も堪能できる湯宿もありまして。

 

JR陸羽東線鳴子温泉駅から徒歩5分。

元祖うなぎ湯の宿ゆさや旅館

 

ゆさや → 遊佐屋

遊佐さんっていう苗字、鳴子に多いかもしれません。

 

さて

うなぎの湯ですよー。
元祖なんですよー。

 

ほんとその通りで。

温泉で美肌を手に入れたい!と心から思う方には、
ぜひ行ってみてーー!と言いたい湯宿のうちの一つ。

以前(だいぶ前)2回日帰り入浴で訪れたことがあるけど
今はのみ不可になってしまいまして。

ここのうなぎの湯は本当に神秘的だし美肌力もすごくて感動するし、
さらにちょっと前に”茜の湯”という離れの露天風呂も完成していて。

行きたい行きたい〜と思っていたらコロナが蔓延…

その頃はひとり泊をほとんど受けていなかったので、なかなか行けず。

行きたいなーと思いつつ予約サイトを頻繁にチェックしていたら、
去年くらいから平日にひとり泊を受けるようになっていたのをみつけたので
タイミング合わせて行きたいと思って。

やっと行ってきました。(7月ですが)

 

泊まってみて
思っていた以上に感動の連続だったのでブログにまとめようと思います。

元祖うなぎ湯の宿ゆさや旅館

♨️トロトロが気持ちいい湯をうなぎ湯は日により色も変わり神秘的

♨️別源泉の茜の湯は四季を感じながらの湯浴みが気持ちよくてリフレッシュできる

♨️木造2階建ての純日本建築で登録有形文化財に指定されている

♨️アレンジに感激の創作料理が絶品

チェックイン

鳴子温泉駅からは徒歩5分。

もちろん歩ける距離だし歩いたけど
お宿の前は荷物があると結構しんどい坂があります。

チェックインは14時〜とちょっと早めなのが嬉しいな、と。

わたしも14時すぎだけど早めにチェックインしました。

入ってすぐ右が帳場。

宿帳を書いて、館内の説明などを聞いた後お部屋へ。

帳場にあったカラフルなこけし、
モダンさがあってかわいい〜

創業400年の歴史を誇る、登録有形文化財の湯宿さま。

民芸調でもあり
モダンさとレトロさが同居している館内。

さりげなく置いてあるお花とか調度品などにセンスの良さを感じるなぁ〜
なんて思いながらお部屋に向かいます。

照明も素敵だし

文化財ならでは感のあるレトロモダンな雰囲気も素敵♡

お部屋は2階。

エレベーターはなく階段で上がります。

”藤”の部屋

お部屋に到着。

”藤”の部屋に一晩お世話になります〜!

和室と広縁があるお部屋です。

老舗旅館で文化財の湯宿ですし、
レトロさはあるけど
わたしは清潔感さえあれば気にならないので快適に過ごせそうだなと。
(それ以上に美肌が叶うよき湯であることが大事派)

 

写真ではよく見えないけど
(ごめん)

駐車場には鯉のぼりならぬ、”うなぎのぼり”があって。

そこまで風がある日ではなかったけど
ゆっくりゆらゆらうなぎが空を泳いでいる様子が見えましたよ。

部屋に小さな冷蔵庫もあって。

中には鳴子のクラフトビールや地酒などもすでに入っていました。

もちろん有料です。

値段も大幅に盛ってないないので
買いに行く手間などを考えたら部屋のお酒でも十分かな、と。

浴衣に名無しのタオル。

そしてたっぷりのお茶が用意されています。

 

温泉入浴前のカテキンはかなり有効すぎるので
お茶をいただいてから温泉へ。

離れの貸切風呂”茜の湯”

貸切風呂が宿から3分のところにありまして。

そこも1回30分、浸かりに行くことができます。

わたしは茜の湯ははじめましてだし
じっくり浸かりたいなぁと、明るい時間に行きました。

3分、すぐでしょうと思ったわたしがアホだった。

緩やかに見えても結構しんどい坂があって。

これが宿から借りた草履だと歩きにくくてバランス取るのが大変で…

近そうでちょっと遠いなぁと思いながら
目的の茜の湯へ。

3分くらいとはいえ、やっと到着した感。
(普段登山しない、根性ナシのわたし基準)

わぁ〜素敵な雰囲気!

 

木がふんだんに使われていて。
秘湯感も出ている離れだなあ、と。

脱衣所の時点でテンションが上がります。

 

脱衣場にはトイレもあるので
行きたくなった時に宿まで戻らなずに済みますね。

 

念願の”茜の湯”

ステキ、ステキー!

 

よく見るとささ濁りの湯。

6人くらい同時に入ってもゆったり浸かれそうなサイズの湯船です。

緑の木々に囲まれて
こっそり佇んでいる感のある露天風呂。

この場所は愛宕山というみたいで。

坂を上がってきただけあって
湯船の目線で鳴子の街をちょっと見下ろせるから開放感もたっぷり。

…坂のことを考えたら草履ではなくて自分の靴で来ればよかったなぁと。

 

とろりとした湯が気持ちいいなぁ〜

そしてしっとり感もあって。

硫黄特有のにおいも感じた湯。

よーく見ると細かい湯の花(黒)が舞っていました。

ここは内湯に比べると適温で。

この日は41℃くらい。

内湯

お次は内湯へ。

内湯は2つあって、途中で男女が入れ替わります。

チェックインしてからはまるで貸切風呂みたいな雰囲気の
こぢんまりとした湯船。

こちらは2〜3人サイズで、湯のよさをより感じられるけど

あっつい!

アチチめ(44℃)なので、たっぷりかけ湯して湯浴みしました。

そして夜と朝は2つある方のうなぎの湯に変わります。

以前日帰り入浴した時もここだったなぁ〜
なんて思いながら
久しぶりの温泉との再会が嬉しすぎた。

 

この五角形のうなぎの湯がニュルニュルトロントロンですごいのですよー

相変わらずのトロトロっぷりに
これこれ、あなたに会いたかったわぁという気持ちMAXに。

神秘的な湯はその日によって色が変わるのですが
この日はどちらかというとうぐいす色でした。

以前はもっとグリーンだった時もあったけど
やはりここの湯はカメレオンみたいに色が変わるのね、ということを実感。

お隣の湯船はトロントロンさは控えめ。

でもこちらもアチチめの湯。

 

やっぱりうなぎの湯、いい!

レトロモダンな雰囲気の浴室の中で
うなぎの湯の名に相応しいニュルトロ湯でしっかりと美肌修行ができて。

たっぷりと温泉を堪能しました。

温泉情報

●泉質:含硫黄ーナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉

●泉温:68.9℃ (使用位置)60.9℃

●pH 7.9

●成分総計:2128.3mg/kg

(茜の湯)

●泉質:含硫黄ーナトリウムー硫酸塩・塩化物泉・炭酸水素塩泉

●泉温:88.0℃  (使用位置67.2℃)

●pH 8.3

●成分総計:1870.1mg/kg

共同温泉”滝の湯”

*滝の湯は撮影禁止で撮影許可をいただいたものを使用しています。

 

そうそう。

ゆさや旅館に宿泊すると、
隣の共同浴場”滝の湯”の温泉に無料で入れる券をいただくことができまして。
(実は他の湯宿でもいただけたりする)

こちらはすぐ隣とはいえ全然タイプが違う湯で。

硫黄泉で硫化水素臭がしっかり。

 

アヒルさんがいる方がぬるめの湯で
広い方がアチチ湯(43℃くらい)

アチチ湯だけど肌にスーっと馴染む湯。

そしてすべすべの浴感がとても気持ちよくて。

 

ここは何度も浸かっているけど
何度来てもこの硫黄泉って素晴らしいなぁと思うのです。

大好き。

 

ゆさや旅館で離れの露天と内湯でフツーの湯旅だったら満足してしまうかもしれないけど
滝の湯に浸かったことがないならこちらにもぜひ〜

夕餉

夕餉の時間になりました。

時間は選べたのですが、この日は18時30分が集中していたようで。

早めの夕食をオススメされたのですが、
ごめんなさい、お腹が空いていなくて…

とご相談したら微妙に時間をずらしていただきまして。

18時45分スタートとなりました。

 

お部屋でいただきます。

お酒のメニュー

お部屋にメニューが置いてあるので
事前にチェックをしすぐに日本酒をオーダーしました〜

夕餉のお約束の時間になり
仲居さんがぱぱぱっと部屋にお食事のセットしてくれて。

オーダーした日本酒の前に梅酒があったので、まずは梅酒を。

甘さも程よくておいしい〜なんて思いながら一口で。

 

お料理のみなさま、
創作で一捻りのアイデアが満載で

そして小さな傘の演出も素敵。

すぐに日本酒が来たので日本酒で乾杯しましょう。

かんぱーい\(^o^)/ 🍶

 

1合ずつオーダーできるので、まずは加美町の真鶴特別純米から。

控えめながらの華やかさもあって、お食事にピッタリ。

その後はきれいな食中酒、天上夢幻に。

お食事の邪魔をしないし飲み疲れないきれいさがとてもいいわぁ。

サラダは鴨スモークの彩サラダ、とあって見た目も美しいし、

海老の変わり揚げは、とても香ばしくて。

そしてフカヒレの茶碗蒸しに昇天。

創作の山里料理がとてもおいしい〜!

 

メインは予約時に

・仙台黒毛和牛しゃぶしゃぶ
・白身魚の豆乳鍋
・あい鴨の山菜味噌焚き鍋

の中から選ぶ形だったので、鴨鍋に。

山菜たっぷりなのが好みに刺さって。
日本酒が進む味〜〜

 

山菜の炊き込みご飯も奥深い味で沁みました。

朝餉

おはようございます。

朝餉の時間になりました。

時間は選べたのでゆっくりめの8時30分〜に。

 

夜と同様お部屋にて
手際よく仲居さんがぱぱぱぱぱっとセッティングしてくれました。

 

鳴子の朝ごはんでおなじみの笹かまやしそ巻きが出るのはやはり宮城の湯宿ですね。

アレンジされた豆腐もとてもおいしいし
ちょこちょこと実は豊富なおかずが並んでいて。

そして一人サイズでちょうどいい小さな藁納豆に感激。

このサイズ、いいなぁ。

鳴子の温泉玉子と一緒に納豆をいただきました。

 

ごちそうさまでした。

感想・まとめ

✔️びっくりするほどニュルニュルでトロトロ湯をたっぷり湯浴み

✔️四季を感じながらトロトロのよき湯を堪能できる貸切風呂の茜の湯で気分もリフレッシュ

✔️宮城の旬の食材を使った創作懐石料理のお食事がどれもかなりおいしい

 

なので

・美人の湯の3種全てを含む美肌湯でガチで美肌になりたい

・露天風呂にも入りたい

・宮城ならではの食材でおいしいごはんが食べたい

 

こんな気持ちで旅をしたいとき
ゆさやはかなりオススメだなぁと思ったのでした。

今回、泊まってみて本当によかったと心から思うことができた!

そしてハートフルなおもてなしに感動し
帰り際大女将さんの丁寧なお見送りがとても印象的で…

こころもからだもポカポカに温まった湯宿でした。

 

やっぱりホテルライクなスタイリッシュで新しいところがいいな、とか
近くにコンビニがないと辛いと思う方ならちょっとミスマッチかもしれないけど、

貴重なうなぎの湯も茜の湯もほんとに沁みるほどよくて。

かなり感動の温泉との出会いがあって、
しっかり美肌を叶えてくれる湯に入ってみたいという気持ちにピッタリかと。

極上のうなぎの湯はやっぱりいいなぁとしみじみ思ったのでした。

住所 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元84
tel 0229-83-2565
WEB https://www.yusaya.co.jp/
日帰り入浴 不可
一人泊 可能 (基本的に土曜祝日以外)
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