*かんなわブルーの美容液級温泉*別府鉄輪温泉山荘神和苑宿泊記
西の横綱別府温泉。
別府は市内各所あちらこちらで
個性あるよき湯が堪能できて。
まさに”湯のまち”で”泉都”
初めての人でも楽しめるし
何度も訪れている別府ラバーな方達にとっても楽しい温泉地なんですよね〜
泥湯あり
砂湯あり
激アチチ湯あり
にごり湯あり・・・
温泉好きにはほんとにたまらないところなのでは、と。
😊
さまざまな湯を堪能できる湯のまち別府には
言葉を失うほど美しすぎるブルーの天然温泉も堪能できまして。
これがメタケイ酸が豊富でとろんとろんのしっとり保湿が叶う美肌温泉で
サイッコーなんです。
観光地の海地獄やかまど地獄もきれいなブルーだし、
粋房おぐらにある家族風呂のブルーな温泉も美しいし、
日帰り入浴で楽しめる「いちのいで会館」も人気があるけど、
実は”かんなわブルー”と呼ばれる「神和苑」の青湯。
ここもうっとりする美しいブルーなんですね。
なんだかんだで長いことしていたリニューアル工事や休業を経て、
リスタートした「山荘神和苑」
再開した2019年時点は湯友だちや各所からも
新生神和苑は青くないと聞いていたので
正直「青くないなら後でいいかなー」なんて、
なかなか行こうという気持ちになれなかったけど
去年くらいから神秘的な青湯と出会える日も出てきたという噂を耳にしてしまい、
「どうしても美しい青湯に出会いたい!入りたい!!」
という気持ちになってしまって。
(*´ω`*)
湯の持つ特徴やこれまでの経験から
おそらく気温が上昇する初夏あたりならきれいな青湯に出会える、かも・・・
と読んで。
ついに投宿の機会を作って行ってきたので、ブログにまとめようと思います。
(6月のはなしです)
山荘神和苑の特徴
♨️神秘的な青湯”かんなわブルー”が美しすぎる温泉
♨️スモールラグジュアリーな要素を含んだ湯宿に生まれ変わった
♨️歴史的を重ねた有形指定文化財の史跡や石塔も有する湯宿
♨️全客室に温泉付き
チェックイン
空港から借りたレンタカーを駐車場に停めていたら
スタッフさんがすぐにいらっしゃって。
荷物もさささっと持ってくださり
お宿の中へとご案内してくださいました。
ここまで実にスムーズ。
チェックインは椅子にかけてするスタイルなので
ここにて手続きをします。
ウェルカムティー
チェックイン時に出していただいたホット烏龍茶。
苦味とかなくてとてもおいしい〜!
このお茶にもこだわりが感じられました。
それではお部屋へと向かいましょう〜
お部屋は全部で51室。
いくらコロナが5類になったとはいえ
全室解放しているという感じはしないし
15時くらいのチェックイン時でも混み合って順番待ちということでもなくて。
お部屋へのご案内まで結構スムーズだったな。
新生神和苑には
「本館」「別館」「美徳庵」「離れ」「宙館」などの棟がありますが、
今回お世話になるのは「宙館」だったので
エレベーターを乗り換えしてお部屋へと向かいます。
・・・エレベーター前の観葉植物の存在感がすごかった!
あ。敷地内には能楽堂もあります。
お部屋までの導線は長いけど
絵になるほど素敵な和の雰囲気に、つい写真を何枚も撮りたくなり。
撮りましたw
思っていた以上に導線長いけど
旅館の域を超えている気がして。
まるで民俗館にいるかのような気分にもなるなぁ、と。
宙館
やっと宙館に到着〜!
今チェックインは本館で全て対応しているようでしたが、
宙館にも専用のチェックインカウンターがありました。
コロナが5類になったし
そのうちここも再開するのでしょうか。
一番新しい「宙館」。
館内の中でも高台に建てられているので眺望がとにかく素晴らしい!
ソファーのクッションがアートで目を惹きました。
こちらは現在パブリックな休憩場所として使用していて
さまざまなジャンルの本がずらりと並んでいます。
お部屋の様子
それではお部屋へ入りましょう。
一晩お世話になります〜
今回はひとり旅ではなく3人旅だったので
ベッド2つと和室にお布団が敷いてありました。
ベッドは2つ。
最近ハイクラスの湯宿で多くみられる”シモンズ”でした。
ベッドのマットレスが絶妙で寝心地抜群。
ベッドから見たお部屋の様子はこんな感じです。
北欧テイストといえば北欧風だけど
ちょっとカジュアルな雰囲気。
大きな目隠しタイプのクロゼットには
こっそり冷蔵庫やサイズが豊富な作務衣と浴衣が入っていました。
2段の冷蔵庫にはずらりと並んだミネラルウォーターが。
クロゼットからみたベッドとソファー。
ソファーは革製。
やはり北欧テイストも感じられました。
ハイクラス仕様とはいえ
結構カジュアルさも見えるなぁと思ったり。
でも寛げる設計にはなっているなぁ、と。
和室の奥の窓からベランダに出ることができて。
中からも温泉に行けるけど
ベランダからも露天風呂へと繋がっていました。
遠くに別府湾。
別府の絶景と湯煙を眺めることができましたよ。
眺望抜群。最高。
タオルはふんだんに用意されていました。
大浴場や泥湯に行く時も
ここからタオルを持参してくださいとスタッフさんに言われたのですが
これだけあれば安心。
客室の温泉
それではお部屋の温泉をいただきましょう〜
手前に内湯、
そして内湯の奥の窓から露天風呂につながっています。
2人サイズの内湯。
適温。そしてとろんとろんっぷりがすごい湯なんだけど青くなくて。
ここは夜も翌朝も結局最後まで少しも青くならず。
でも美肌湯としては大満足!
お次は露天風呂へ行きますよー
内湯も青くないけど
チェックインしたばかりの時点では
「あら?そういえば青いかも」という程度。
貝汁に近い感じだったけど
ここは時間が経つとじわじわ青くなってくれて。
翌朝には美しいコバルトブルーの青湯と出会えて
めちゃくちゃ嬉しくなったのでした。
内湯よりぬるめだけど
湯に浸かっているとじわじわ汗ばんでくるのは、
塩化物泉の泉質柄もありますね。
ここも2人で満員御礼サイズ。
青湯に酔って
そしてうるうる、しっとり美肌へと近づけてくれた尊き湯でした。
翌朝にお部屋でこんなに美しい青湯と出会えてしまったので
チェックアウトするギリギリまでずっと温泉に浸かっていたけど
まじで帰りたくない・・・
連泊すればよかったとかなり思って。
チェックアウト時、かなり後ろ髪引かれてしまった。。。
大浴場
もちろん大浴場も行きましたよ〜
ちなみに大浴場は撮影禁止なので撮影許可をいただき、
清掃前指定で撮影させていただいたものを使用します。
「鳳乃湯」
ここも素晴らしくて
3回来て温泉を堪能したのでした。
大浴場の内湯は2つあって。
いずれも滞在中いつもミルキーブルーでした。
ちなみに神和苑の温泉は自家源泉2本あって。
加水を行わずにこだわって湯を適温に冷ましているのだとか。
ここは42℃。
源泉温度が高温でメタケイ酸が豊富・・・
この2つは由布院や鳴子のすがわらの青湯も共通していますね。
(すがわらこそ青湯は幻だけど)
奥の内湯の方が少しだけぬるめに感じました。
測ってみたら41℃。
まろやかでとても気持ちいい〜〜〜
露天風呂
露天風呂にも行ってみましょう〜
ゆったり入っても15人くらい同時に入れるくらいのサイズの湯船です。
湯口がある手前は結構アチチめ。
奥に進むと適温になっていました。
湯は滝のように注がれていて。
その姿も迫力がありましたよ。
露天もずっと青かったけど
そういえばこの湯口付近の写真はiPhoneで青が強く出るからか
より一層青く写っているかも。
でも湯はアチチめだけど
とろ〜としているしものすごく気持ちいい!
引きで撮るとこんな色になってしまうけど
この色よりはちょっと青かった。
天気が今にも雨が降り出しそうで微妙だったから
より暗く見えるのもあるかも。
箱蒸し風呂
青湯に期待して投宿したわけだったけど
この箱蒸し風呂が思っていた以上に素晴らしく、感激。
気に入って食事前だけではなく
夜も翌朝もと3回入りましたよ。
汗たっぷりかけて。
すっごくよかった!
水風呂はなかったので
シャワーの水をかけて。
その後青湯で仕上げました。
泥湯
別府だし・・・
泥湯といえば神丘温泉みたいな、
コーヒー牛乳を彷彿する泥湯を期待したけど、
実際は白濁湯。
浴槽の底には泥というか湯の花が沈んでいて。
浸かると攪拌されてより白くなりました。
ここが一番ぬる湯だったかな。
この泥湯は女性専用で23時まで。
追加料金はなくて無料です。
温泉はこの泥湯も「宙館」にあるし
大浴場も「宙館」から行きやすかったので
温泉好きなら「宙館」が移動距離が短くていいかもと思ったのでした。
温泉情報
●泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉
●泉温:98.1℃
●pH 7.9
●メタケイ酸:220mg
●成分総計:1722g
ディナー
部屋風呂と大浴場とで
たっぷりと美肌温泉を湯浴みして。
「お腹すいたなぁ」
ふと時計を見たら19時20分。
鉄板焼きのディナーの予約は19時30分からなので
鉄板焼きの場所へとそろそろ向かいましょう〜
時間は前半で17時30分〜というのもあったけど
温泉を楽しみたいので選べるならばいつも遅い方に。
ちなみに食事は鉄板焼きだけでなく、和食もあって。
予約時点で選びました。
行ったのは6月で日も長かったので
夜というより夕方の気分だけど
坊主地獄周辺にある湯宿の高いところから見下ろす別府の絶景にうっとり♡
やはり目の前で、ライブで焼いてくれる鉄板焼きって好き。
コースはもっと食材をアップグレードしたものもあったけど
スタンダードな豊後コースにしました。
御献立を見ても十分だと思った内容で。
お食事への期待が高まります。
メニュー
日本酒もワインも焼酎も…
飲み物の種類が豊富。
大分の地酒も八鹿や西の関だけではなく、
倉光や玄亀などもあるのはすごいなあ。
地酒の種類が結構ありましたよ。
季節野菜のサラダにカンパチのお造りからはじまり、
百合根が入った洋風茶碗蒸し、
ズワイ蟹のテリーヌ、
ジャガイモのスープと
まずは焼かないものたちが並びます。
その後焼き野菜の盛り合わせ
メインの黒毛和牛のステーキ
そしてお食事、デザートという内容でした。
オマール海老は友人が牛肉NGだったので替わりのものだったけど
海老も見るからにプリップリで。
追加できるならばわたしも食べたかったなぁ。
まずは八鹿のスパークリングでかんぱいして。
その後八鹿→西の関→にごり酒をいただきました。
かわいい1合瓶で出てくるのですが
あっという間になくなってしまい・・・
なんだかんだでお酒もよく進みました。
実は日本酒だけを楽しむつもりでいたのに
ワインがおいしい〜とお隣のがうっとりしているのを見てしまい
わたしたちもついついワインもお味見。
…おまかせだったから何飲んだかわからないけど好みな味だった、という記憶。
鉄板焼きのディナー。
おいしかったです。大満足。
朝食
一夜明けまして。
朝食のお時間になりました。
朝食は和食か洋食かを選べたけど
迷った挙句、和食に。
本館に移動していただきます。
木の箱がやってきて。
引き出し3つにそれぞれサラダやおかずが入っています。
だし巻き玉子もふわふわ。
そして甘すぎずで好みの味だし、
きんぴらごぼうとか
実山椒が入ったちりめんじゃことか・・・
派手さはないけど
しょっぱすぎないし
じわじわおいしい和食だなぁと思ったのでした。
感想・まとめ
美しいコバルトブルーの湯を求めての神和苑宿泊。
リニューアル後はのみ不可の湯宿となり、
スモールラグジュアリーに寄せた湯宿へと変貌したので、
「せっかく泊まっても青くないとツライなぁ…(*´ω`*)」
と、正直なかなか踏み切れなかった宿泊。
でも行ってみて本当によかった。
素晴らしい湯宿でした!
結果念願が叶って
美しいブルーの湯と出会えたことも嬉しかったけど、
もしブルーの湯と出会えなかったとしても
事前にチェックしていなかった箱蒸し風呂も泥風呂もすごく気持ちいいし
美肌が叶って…さすが別府クオリティ。
鉄板焼きもとても美味しかったのでかなり満足度が高い湯宿様だなぁと思ったのでした。
客室の露天風呂とベランダから眺める別府の絶景も素敵!眺望もよき!
こっそりメタケイ酸が豊富の青湯で美を磨くという女子旅、母娘旅でも
もちろんひとりお籠り湯旅にもオススメ。
ただひとり泊だと値段もだいぶ変わるので
お部屋とか朝食内容とかトータルで値段を考えた時に、
その分の満足度は分かれるところなのかなぁ、という気はちょっとしました。
でも青湯は最高だったし部屋風呂もとてもよかった!
わたしも気に入ってしまったので、また美肌修行と潤いを求めて再訪したいと思います。
ってか絶対する!
住所 | 大分県別府市鉄輪345番地 |
tel | 0977-66-2111 |
WEB | http://www.kannawaen.jp/ |
日帰り入浴 | 不可 |
一人泊 | 可能 |