*裏草津にオープンした話題の湯宿へ*裏草津蕩 -TOU-宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*裏草津にオープンした話題の湯宿へ*裏草津蕩 -TOU-宿泊記

草津温泉で話題の新しい散策エリアが

裏草津と呼ばれるところでして。

源泉一乃湯に泊まった時に
スタッフさんに聞いた話によると

裏草津とは
草津町の町長さんが原宿と縁がある方で

ふと

「裏原宿みたいに草津も裏草津があってもいいんじゃないか?作ろう!」

と2018年くらいから新スポット作りが始まって。

もともとあった地蔵の湯も屋根が付いたし
足湯も顔湯も無料で楽しめるようになりました。

他にもお宿もカフェもとこのエリアに続々とオープンしているし
さらに盛り上がりそうな予感しかしないなあ、と。

😊

そんな共同湯地蔵の湯の前に
少し前からずっと建築していた

裏草津 蕩 ーTOUー

 

ついに2022年11月に待望のオープンしまして。

先月、早速泊まりに行ってきました。

 

😊😊

 

目を惹くモダンな建築と
美食と地蔵の湯を堪能したいなあと思っていましたので
胸を弾ませながら館内へと向かいます。

裏草津 蕩の特徴

♨️地蔵の湯をスタイリッシュな湯船でたっぷり堪能

♨️開業くらいに敷地内の木陰で生まれたネコさん達がロビーでおもてなし

♨️地物食材を使った草津会席料理が絶品

♨️木のデザインが目を惹き、北欧テイストと融合した館内

 

チェックイン

チェックインは15時から。

新しいしWi-Fiも問題なさそうだからワークもしたいなと思い
15時くらいにと早めにチェックインを・・・

と思って行ったら既に4組くらい待機していたのでした。

さすが今話題の新しいお宿ですね。

しばし待ちました。

 

”ゆらぎ”を楽しむ湯宿ということがコンセプトなんだそうで
早速エントランスからゆらぐ炎に出迎えられました。

やはり流行りの北欧テイストとの融合だなあーと
周りを見ていてふと視界に入ったネコさん達。

え。

ちょこんと座っていてめちゃくちゃかわいいー!

もしかしてこのネコさん達もスタッフさんなのかな?と思いつつ
ずっとネコさん達を見ながら(写真撮りながら)チェックインを待ちました。

すると順番になりチェックインの手続きを。

日本人以外に外国人スタッフさんも結構雇っている様子です。

わたしがインの手続きをしてくださったのもおそらく中国の方っぽかったし。

 

そこでネコさんたちのことを聞いてみたら
どうやら敷地内で開業時くらいに生まれたネコさんたちみたいで。

お宿の正式なネコさんではないけど
毎日のように遊びにくるのだそうで。

名前もあって

写真上がuraちゃんで下がtouちゃん。

生まれて半年も経っていないので
あどけない子猫さんのお顔をしていてかわいーーーい♡

人間のことが大好きで
ロビー周辺にいつもいるのだそう。

スタッフさんのうちの一人が

「この子達、何気に招き猫なんですよ」と。

なるほど。

人間に慣れているとはいえ
なかなかもふらせてはくれず。

お部屋へ

新規開業のお宿ですから。

何しろ中がスタイリッシュでオシャレ感たっぷり!

階段もなんだかアートで目を惹きます。

エントランスやロビーがあるのは3階カウントとのことで。

アサインしていただいたお部屋は
フロントから近い
客室エリアに入ってすぐのお部屋でした。

 

それでは入りましょう。

一晩お世話になります〜!

スタンダードでシャワーブース付きの洋室。

お部屋はスタンダードと
半露天風呂がついたデラックスルームとあります。

せっかくの機会だし
半露天付きと温泉のないお部屋と迷ったものの
やっぱり温泉のないお部屋に。

ひとり泊なのもあるけど
お値段が全然倍以上違うの・・・

有料の貸切風呂をつけても
2回分泊まれてしまうくらいデラックスのお部屋は値段が違うのだから
そりゃあ慎重になりまして。

湯使いとかわかんないし
まずはスタンダードで泊まってみて
よかったら次回はデラックスにしよう!と思ったのでした。

 

***

 

そんなわけでスタンダードなお部屋。

地蔵広場が目の前。

なんなら顔湯あたりから上を見上げたら
目があってしまいそうなくらい近い感覚で。

丸見え感。

ブラインドを下げれば良いだけなので問題はないけど

行き交う人たちの様子をみながら観察することができたので
ふと気がつけば外ばかり見がちに。

和モダン×北欧っぽさ

と最近の宿で多くみられるタイプのお部屋です。

 

十分な広さ。

カジュアルでは決してないけど
スモールラグジュアリーの手前のような気もするお部屋。

デスクの高さも程よくて。

ワークも捗ります。

小さな冷蔵庫もあり。

コーヒーもティーも不足なくて。

ひとり泊だけど
ミネラルウォーターも2本あって。

草津ラスクも2枚ありました。

クロゼットの中にあったカゴを使って
大浴場に行きます。

貸切風呂

貸切風呂はQRコードを読み込んで
空き時間を見て予約をします。

その後はフロントにて鍵を借りるというシステム。

1時間3000円。

・・・近くにある源泉一乃湯と相場を合わせたのかなあ、なんて思ったり。

 

貸切風呂は1階の内湯2つと
屋上階の天空風呂があるけど
天空は冬季は閉鎖なんだそうで。
(正月は解放したそうですが基本凍ってしまいがちなので不可)

 

天空に入りたかったのになー

(´ω`)

 

ないなら仕方ない。

内湯の湯船を予約して浸かりに行きました。

木を基調とした柔らかな雰囲気の「沐もく」
石を敷き詰めた落ち着きのある「碧あお」

趣きが異なる2種類の内湯。

湯船のサイズは調べたところ変わらなそうだし

なんとなく奥の碧にしました。

結構こじんまりサイズの湯船。

2人でギリギリ。
おふたりだと結構狭めかなーなんて思いながら
ひとりのんびり湯浴みを。

色が白濁していなくて。

無色透明で意外とぬるめだったことにびっくり!

 

共同湯の地蔵の湯と比べると
ここはかなりマイルド。
地蔵の湯自体も湯畑とか白旗、万代鉱とかに比べるとやわらかさを感じるけど

この貸切はびっくりするほどやわらかい湯だったのでした。

そしてぬるめだからゆっくりまったり湯浴み。

大浴場

冬の内湯は湯煙ムンムン。

ここも見難い写真でごめんなさい。

15人くらいサイズの湯船。

貸切風呂と比べたら
少し白濁しているなあと思った内湯。

アチチ湯。

そして酸性泉特有の浴感があって。

ピーリング効果も期待できそうだなあと思った湯でした。

pH2.1なのにも関わらずマイルドで
湯上がり後はどこかしっとりと感じたのは
硫酸イオンや塩化物イオン混じりだからかなと。

シャンプー類はオーガニックなもの。

穏やかな香り。
洗い上がりも洗い心地もよかった〜!

お次は露天風呂へ向かいましょう。

露天風呂は10人くらいサイズで
内湯よりは少しだけど小さめかなあという印象。

半露天風呂だけど開放感があって。

まだ雪をかぶった木々を見ながらの湯浴み。

草津の冷えきった外気にさらされていることもあって
露天風呂は内湯よりぬるめ。

それでも42℃くらいの適温かなと思うくらいの湯温でした。

貸切ほどではないけど、やっぱりマイルドな浴感で。

気持ちよく地蔵源泉を堪能させてもらいました。

 

ちなみに。

新規開業ですでに人気を集めているだけあって
夕方のごはんの前に行ったら芋洗い状態。

翌朝もやや芋洗いで。

チェックインから夕方までの間が
ゆっくり湯を楽しめたなあと思ったのでした。

温泉情報

●泉質:含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)

●泉温:48.4℃

●pH 2.1

●成分総計:1.67g/kg

ディナー

夜ごはんの時間になりました。

18時からのスタートです。

まずはスパークリングワインが飲みたくなったので泡からスタート。

かんぱーい

\(^o^)/

前菜の盛り合わせに
鴨とか海老も地野菜と合わせていて。

このあたりからすでに草津会席料理を感じたなあ。

白菜のペペロンチーノもよかったけど
こんにゃくのピクルスがとても好みに刺さりました。

蝦夷鮑がかなりやわらかくてウマっ!

ニラの葛餡仕立てでキクラゲと焼きねぎと合わせるアイデアが素敵。

鮮魚に添えられた食べる醤油がつまみになるくらいおいしかったなー

 

メインの炉端は3種類から選ぶことができて
牛か豚か鮮魚かだったので、この日の気分は鮮魚だったから魚に。

火入れも絶妙。

炉端ってワイルドさと豪快さしかイメージしかなかったけど
こちらのはまるでバーナーで炙ったかのような繊細さもあって。

悶絶。昇天。

食事の舞茸ご飯もだし加減が絶妙で。

最後までおいしくいただきました。

 

食が太いわたしで程よく腹パンだったので
少食の方ならばさらに腹パンになるんじゃないかなという量の内容だったな、と。

 

日本酒は地酒が6種類あって。

さらに群馬の地酒で純米吟醸酒3種飲み比べというのもあったけど
食事の内容みたらちょっと違うかなあと正直思ったので
飲み比べではないものを2種セレクト。

+PLUS 草津温泉限定酒(草津温泉×浅間酒造)

水芭蕉 翠 純米大吟醸

2種類ともフルーティーさは感じるけど
でもすっきりときれいさもあって。食中酒にピッタリ。

鮮魚とペアリングしてもさらに料理と日本酒のおいしさがそのもの以上となって。

ごはんがさらにおいしくなりました。

朝餉

おはようございます。

朝ごはんの時間も9時までの間でいくつか選ぶことができたので
8時30分〜に。

飲み物とか出汁ポットがセルフスタイルのようでした。

オープンキッチンで目の前の炉端で焼いてくれた西京漬とか
甘すぎないし、ふんわり感も好みだった玉子焼きも
小さな小鉢たちも

しみじみおいしいなあと思った朝ごはんの内容。

食が進みます。

白米のごはんは味変でお茶漬けにもできたので
だし汁をポットに入れてきて
お茶碗に注ぎました。

このお茶漬け、イイ!

出汁がやさしくて。
すっと体に沁み渡る感じがしました。

感想・まとめ

去年オープンしたばかりの話題の温泉宿。

泊まってみて
食事処や大浴場の様子を見ていると
スタンダードでもリーズナブルなわけではないものの
20代くらいの若い方が多かったなあ。

インスタ投稿でバエ狙いなのかな。

冬だから仕方ないけど
貸切で天空に入れたらいいなあと思ったし
お宿の方いわく
今後は天空バーも完成するとのことだったので

春以降、初夏が気持ちいいかもしれないかなと思ったのでした。

草津会席料理もおいしかったし
お部屋も快適に過ごすことができたので

ワークでお籠りもよき
または気のおけない友人と過ごすのにもいいのではと思ったのでした。

デラックスだと上の階にあるし景観が絶対いいはず。

でも貸切の風呂でも十分満足で。
さらに天空風呂がある時期ならばそこをプラスすればわたしは満足かな、と。

サウナが欲しい!と感想を寄せるゲストの声が多数だとお宿のスタッフさんが言っていたので
サウナも天空に出来たらいいな。

 

春以降

これからますます進化していきそうだなあと思ったので
落ち着いた頃にまた再訪したいと思った湯宿でした。

最後までもふらせてもらえなかったけど
かわいすぎたネコ様たち。

何枚も写真を撮らせてもらったので
いくつか貼っておきたいなと思います。

 

翌朝は会えず。。。

地蔵あたりにいるのかな。

また会いたいなー。

 

今度はちゅーる持参しよう。

 

住所 群馬県吾妻郡草津町大字草津300
tel   0279-82-5805
web
https://urakusatsu-tou.com
日帰り入浴 のみ不可
ひとり泊 可能
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