*2つの源泉が楽しめる和モダン宿*肘折温泉湯宿元河原湯宿泊記
特に予定を事前に決めたりせず、
何もしないで
わがまま気ままに過ごすのが正義な温泉郷、
そぞろ歩きができる肘折メインストリートからは
少しだけ離れたところにあるけど、
✔️自家源泉を持っている
✔️和モダンが素敵
✔️ごはんがおいしい
との評判で。
口コミでも高評価だし肘折に行ったら1度泊まってみたいな〜と
思い続けていたものの、人気宿につき予約困難。
タイミングが合わなかったり
なんだかんだで長いこと行けずにいたけど、
ずっと気になっていた湯宿
今年の初秋にやっと宿泊が叶いまして。
泊まってみてとても感激したので、
このブログに宿泊記をまとめようと思います。
元河原湯の特徴
♨️日本秘湯を守る会会員の宿
♨️自家源泉の湯がすばらしい
♨️人気宿で予約困難。ひとり泊も基本土曜以外なら可
♨️快適すぎるお部屋でベッドも最高
館内の様子
遠くから引きで見ると
少し古さを感じる昭和テイスト感溢れる宿なのかと思うけど、
中に入ると
少し前に思った印象がガラリと変わります。
和モダンがステキ〜!
宿泊するプランによって
チェックインのご案内の時間が違うのだそうで。
14時、14時30分、15時〜と分かれています。
密にならない工夫がチェックイン時にもしっかりと。
わたしのプランは14時30分からでした。
館内入ってすぐ目の前、
帳場のすぐ横には
地元のこだわりのお土産と
お宿オリジナルのお惣菜や漬物なども販売。
部屋数は15室。
移動は階段の他
エレベーターもあります。
温泉の大浴場は最上階にあるので
やっぱりエレベーターが使えるのは楽ちんでいいな〜。
秘湯の宿だと階段しかなくて
恐ろしいくらい
階段をのぼったり下りたりしないいけないところに温泉があると
やはり
温泉 < 階段しんどい
となってしまいがちですもの。
部屋の様子
お部屋までは2階だったから階段でも楽勝だったけど、
あるのなら使いたくなってしまう根性なしのわたしは
エレベーターを使って楽々移動しました。
アサインしてもらったのは”こまくさ”のお部屋。
それでは中に入りましょう〜
確かコロナ前くらいにリニューアルされたそうで。
畳の上にベッドもソファーもあります。
ちょっと不思議感もあるけど
このベッドのマットレスが絶妙なふかふかさで。
ごろんとしてもすぐに寝落ちしてしまうくらいよかった……
梅抹茶とお菓子が用意されていました。
お菓子の他に
自家製のきゃらぶきもあって。
このきゃらぶき、とてもおいしい〜!
部屋にはビジホでよく見る四角い冷蔵庫があって。
その上のスペースがデスクになっていたけど
このデスクの高さがとても良くて。
ワークしやすいし。
仕事が結構捗りました。
あ。
Wi-FiはFreeWi-Fiだけど速度もあって。
安定していました。
大浴場
それでは大浴場へ行きましょう。
「展望風呂」、4階にあります。
実は日帰りで利用したことがあるので
ここは2度目まして。
展望、のはずだけど暖簾で目隠しがあります。
自家源泉の元河原源泉と、
組合3号・4号源泉の混合泉をその日に合わせて調整しているので
湯温はみんな大好き42℃に。
もちろん源泉かけ流し。
加水・加温・循環もなし。
浴感がやわらかくて。
少しツルツルすべすべ感もあって。
金気臭と石膏臭も感じられた湯は
どこかホッとするような、
ほどける感じがしたなあ。
気持ちいい湯でした。
シャンプー類はKOSE
このシリーズはこれまで投宿したところでは
見たことがなくて。
はじめましてだったけど、
清浄力もナチュラルだけど泡立ちもほどよくて、好みのものでした。
エレベーター前のスペースを使って
休憩できる机と椅子が置いてありました。
ここで水分補給ができますよ〜
貸切風呂へ
元河原湯には貸切風呂「かわらの湯」があり
30分無料でつかることができます。
予約は入口前にある木の札。
希望の時間のところに部屋の木札を置くというシステム。
早めにチェックインしたものの
うたた寝したりのんびりしていたら
すでに先約が3組ありました。
翌日の朝は、空いてさえいたら入ることができます。
館主さんこだわりだという、
信楽焼の浴槽が素敵!
2人がギリギリのこじんまりサイズ。
40℃の湯はぬるくてめちゃくちゃ気持ちいい♡
ここ。気に入った〜!
少しキシキシ感がある湯。
ここも湯のやわらかさが感じられて。
すっごくいい!
30分じゃ全然足りないけど
時間いっぱいまで湯を存分に堪能しました。
自家源泉のみのここ。
湯は自然湧出で貸切風呂のすぐそばで湯が湧いているから
湯の鮮度がとてもよくて。
最高〜!
シアワセ〜〜!
肌やカラダに沁み渡るのを感じられました。
まさに湯治。美肌湯治。
窓の外には銅山川が見えて。
どこか長閑さのある風景もホッとするなあ、
なんて思いながらたっぷり湯浴みしました。
ちなみにここは23時以降、翌朝8時30分までは
空いていたら御自由に入れるフリーとなります。
もちろん。
夜中も翌朝もここに入り、とろけたのでした。
温泉情報
【貸切風呂かわら湯】
●泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(自家源泉)
●泉温:34.9℃
●pH6.5
●成分総計:2603mg/kg
【大浴場】
●泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(組合3号4号混合泉)
●泉温:69.0℃
●pH 6.5
夕餉
夜ごはんは18時からの一択でした。
お時間になったので2階の食事処へと向かいます。
こちらの湯宿は”囲炉裏”がウリみたいで、
食事処では囲炉裏がずらりと並んでいたけど
わたしはひとり泊だったので
窓側で横並びのところでお食事でした。
まずは生ビールから。
それではかんぱーい!
\(^o^)/
蒸発するかのように生ビールがなくなってしまったので
お次は日本酒にします。
わたしは基本的に冷酒好き。
ぬる燗も熱燗もいただくけど
好みは断然冷酒。
ということで
ブレずに地酒の冷酒に。
純米吟醸、ウマあ〜!
きれいで飲み疲れしないような食中酒。
でも控えめに華も感じる…
郷土料理や地物を使ったお料理が
どれもとてもおいしくて。
お酒などんどん進んでしましますよ。
(いい気分になってその後にごり酒も飲んだのに写真撮り忘れ)
かぼちゃの擦り流しも
芋煮も
マスに乗った味噌も絶妙なウマさ。
山形牛もおいしいし
こだわりの十割蕎麦もとっても美味でした。
腹パン。
ごちそうさまでした。
朝餉
朝になりました。
おめざ温泉に入ってから夜と同じ食事処へ。
8時一斉スタートです。
定番に見える朝のおかず。
鮭は出汁浸しになっていたし
自家製の漬物もおいしいし
温野菜+玉コンも本当においしい〜!
つや姫がすすむ、すすむ。
ボリューム、すごい。
つきたての餅も後から運ばれてきました。
あんこ、きなこ、納豆と選べたので納豆に。
餅もウマあ〜!
食後には山水コーヒーが希望でテーブルに届けてくれます。
やわらかくて、マイルド。
おいしさが増してるなあと思ったコーヒーでした。
感想・まとめ
お部屋は快適。
雰囲気もお料理も申し分ないし、
なんと言っても
自家源泉の貸切風呂が湯の良さをダイレクトに感じられたし
ぬる湯もわたし好みで。
ひとこと。
思っていた以上によき宿だった〜!
湯の良さはわかっていても
やっぱりひなびた宿だとか
昭和レトロさが強い宿はどうも苦手、
だけど
肘折温泉で湯治を味わいたいという方には
この湯宿がかなり刺さると思う。
肘折ビギナーにもオススメしたいと思う湯宿でした。
住所 | 山形県最上郡大蔵村南山454-1 |
tel | 0233-76-2259 |
web |
https://irori.in |
日帰り入浴 | 13時〜16時 |
料金 | 大人600円 |