*絶品すぎるあんこう鍋とかけ流し湯を堪能した日*平潟港温泉砥上屋旅館宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

*絶品すぎるあんこう鍋とかけ流し湯を堪能した日*平潟港温泉砥上屋旅館宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

各種メディアご担当者様

お問い合わせ・ご依頼はこちら

特徴で選ぶ

あつ湯 コスパ最高 ご当地グルメ・地酒 ブログ レトロな温泉 塩化物泉 宿泊 源泉かけ流し 美食宿 茨城県 貸切温泉

*絶品すぎるあんこう鍋とかけ流し湯を堪能した日*平潟港温泉砥上屋旅館宿泊記

鍋の横綱といえば・・・

西のふぐ
東のあんこう

なんだそうですが、
わたしはふぐもあんこうも大好物〜!

(๑・̑◡・̑๑)

以前茨城でよき温泉+あんこう鍋を求めて出かけたことがあって。

「ぬる湯と絶品蕎麦+あんこう鍋」出羽の湯温泉宝来館

宝来館もとーっても美味だったけど、

やはり本場の平潟で、
さらにかけ流しの湯が堪能できる湯宿があるということを
以前から存じ上げていて行きたいなあとずっと思っていました。

基本的に
ってかほどんど1人はダメで
これまで2回フラれてしまっていて。。。

長いこと行きたいと思っていた湯宿へ
やっとwithコロナが定着し、
ひと様との旅行も憚られない世の中になったので

今回は2月のあんこう様がめちゃくちゃおいしい時期に
おいしいもの好きな友人たちと本場へ出かけてきました。

 

北茨城市でほぼ福島の県境のところにある

平潟港温泉 砥上屋旅館

あんこう鍋とよき湯を求めて行ったけど
期待以上に素晴らしい湯宿で
かなり感動したので、早めにブログにまとめようと思います。

砥上屋旅館の特徴

♨️1日1組(週末は2組も)限定の湯宿

♨️平潟港温泉の中でも貴重な源泉掛け流しで湯を堪能

♨️夏はウニやアワビ、秋から冬は絶品あんこう鍋をとことん楽しめる

♨️江戸期の建物を増築し古にタイムスリップした空間が素敵

 

チェックイン

1日1組(週末だけ2組)の湯宿

16時すぎにチェックインしました。

木造建築3階建て。

明治末期、江戸期の建物を増築。

目の前は港だし低地にあるにもかかわらず
震災時も目の前の道路がたまたま工事中だったので
津波に巻き込まれることもなく難を逃れたのだそうです。

ものすごくレトロな雰囲気が味があって・・・
湯宿を大切に維持管理されていて
思っていた以上に美しい館内。

チェックインすると
すてきな女将さんに出迎えられ

今の時期では旅行支援割を受けるためにマストな
ワクチン接種3回の証明+身分証明書を見せて。

お部屋へと案内していただきました。

 

 

館内の様子

職人さんの匠の技が光り
遊びゴコロも見られて

あちらこちら、レトロかわいい〜!

 

いちいちときめいて。

写真撮りまくり。

長年多くの人に親しまれ
経年劣化したほころびも、愛しさと親近感のようなものを感じるなあ。

お部屋

お部屋は3階にある”夕凪の間”

 

お部屋はやはり和室。

障子も窓も照明もなんだかレトロで素敵〜!

そしてとても静かで落ち着く造りだなあと。

冷凍庫と一体型の小さなサイズの冷蔵庫や

テレビがコンパクトに収まっていました。

吊るし雛が部屋の雰囲気とぴったり。

 

お茶セットにはコーヒーとコーヒー用の耐熱カップも。

蓋が締まらないくらい入っていました。

温泉

ささ。

それでは温泉へと向かいましょう。

 

温泉は1階の”女湯”もあるけど
この日は2階にある”男湯”しか湯を入れていなくて
男湯を貸切で浸かりました。

この日は1組でわたしたちのみなので
順番で温泉に入ったのでした。

 

ちなみに

1組ではないときは
1階の女性用の湯船と2階の男性用とを時間で入れ替えしているのだそう。

湯量豊富。適温。

油臭もする塩化物泉が肌になじんで

とても気持ちいい♡

2人がいっぱいのこぢんまりサイズの湯船は
1人でゆっくり入るのが落ち着いて湯を堪能できていいなあと。

温泉の表示板には、
循環濾過・塩素消毒の記載があったけど塩素臭は全く感じず。
後で女将さんに聞いたら
間違いなくかけ流しですよとおっしゃっていたので
記載はいろいろ大人の事情もあったりなかったり…(以下自粛)

冬だし湯煙ムンムンで見辛くてごめんなさい。

 

窓の外は海。

冬の外気はポカポカ塩化物泉を浴びた後だと
とても心地よくて。

思っていた以上に湯もよかったことが
嬉しいサプライズでした。

温泉情報

●泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉

●泉温:63℃

●pH 8.0

●湧出量:450ℓ/min

●成分総計:12.03g/kg

夕餉

待ちに待った夕餉のお時間がやってきました〜!

夕餉の時間は18時〜指定で
2階で使っていないお部屋が食事場所となっていました。

あんこうメインのプランだったけど
結構ボリュームがある刺身盛りがどーんと。

地物の鮮魚づくしの盛り合わせ、
ウマくないワケがありません!

こぢんまりサイズのあん肝。
これもめちゃくちゃおいしくて、

悶絶。

もっと食べたい…
あと2つくらい欲しいとマジで思うほど絶品。

口内幸福。

地酒は2種類。

純米かアル添かだったので
純米に。

地酒と地物の食材のペアリング、
合わないはずがありません。

 

ウ、ウマあああああ〜〜〜い!

 

地酒がバンバン進みます。

進んで進んで……

2合サイズの冷酒を追加に追加を重ねてしまったのでした。

待望のあんこう鍋が登場〜!

公式サイトによると

「オレンジ色のあんこう鍋?
北茨城のあんこうは本場として有名です。
平潟漁港の郷土料理どぶ汁は、あん肝色に染まった贅沢なあんこう鍋です。
特に寒い季節のあんこうは、深いコクと旨味をご堪能いただけます。
本物の味を求める方たちが日本一美味しい鍋を求めてこの老舗料亭を訪れています。」
との記載があったけど
大袈裟でもなんでもなくて
やわらかなオレンジ色したあん肝が溶けてあんこうや野菜と絡んで
…悶絶。
飲み込みたくない
ずっと口の中にいて欲しいと思うほど感動の鍋でした。
最高。
以前平潟界隈でどぶ汁をいただいた時
本場はしょっぱいものなのかなあと思ったけど
そうとは限らないということがわかったのも嬉しい機会でした。
さまざまな旨味こコラボレーションが至高で。
〆の雑炊まで完食。
ああああああ。
思い出したらまたすぐにでも食べたくなってしまった…
間違いなく人生で一番ウマいと思った感動のあんこう鍋でした。

朝餉

一夜明けて。

朝餉の時間になりました。

8時スタートご指定だったので
8時に夜と同じ食事場所として使わせていただいたお部屋へ。

さすが海が目の前の宿。

魚が干物と煮魚と2種類あった他
釜揚げしらすまで登場して。

歓喜。

糠漬けの浸かり具合も絶妙だし
煮魚の味付けも素材を生かし、濃すぎず薄すぎずこれも絶妙なウマさで。

朝ごはんもとてもおいしくて感動の連続だったのでした。

感想・まとめ

あんこうを求めて本場平潟へ。

建物も館内もレトロな雰囲気が醸し出していて
思っていた以上に空間美にうっとりしました。

平潟港の元湯から引いた温泉はかけ流しだし
湯のコンディションもよき。

ただ絶品すぎるあんこう鍋をいただけるだけではなくて
お宿としても雰囲気がいいと思ったし
温泉も平潟界隈では貴重な源泉掛け流しはとても嬉しいので

大大大満足!

\(^o^)/

レトロな空間と名建築に愛しさを感じるグルメな皆様には
強くオススメ!

ただ露天風呂至上主義だったり
新しくて快適ではないとツライという方だと
ここはミスマッチになるのかもしれない・・・

女将さんのアットホームで温かなおもてなしがとても刺さったなあ。

〆の雑炊のウマさはマジでハンパなくて。

冬にあんこう鍋が食べたくなったら
またここに来たいなと心から思う程素晴らしい湯宿でした。

 

予約は電話のみなので
ここがハードルという方も最近は多いけど
わたしは全然ノープロブレム

なんなら
電話の対応の如何でもお宿が見えるところもありますし。
ここでの対応が丁寧で好感触だと
お宿で過ごす時間も期待しても裏切れることがあまりないんですよね。

 

😊

 

料金はこんな感じでした。

季節のお刺身盛り合せ付きコース・・・1人14,450円(税込)
あんこう鍋コース(10月から)・・・1人13,350円(税込)
あんこう鍋とお刺身盛り合せ付きコース(10月から)・・・1人15,550円(税込)
住所 茨城県北茨城市平潟町141
tel    0293-46-0418  
web
https://tokamiya.com
日帰り入浴 のみ不可
*日帰りあんこう鍋プランはあり 要問い合わせ
ひとり泊 ほとんど不可
(稀に可能なこともあるみたいですが)
PAGETOP
ページトップヘ