中之条や六合村あたりの名物なのが花いんげん。
大きな魔が玉？みたいな形をしていて食べごたえがあります。

その花いんげんを使った和菓子を販売しているのが
草津温泉、湯畑から1分程のところにある清月堂。

大正１２年創業の老舗和菓子屋さんです。

その清月堂がプロデュースしている小さなお宿が
和菓子屋さんのすぐ裏にありまして。

名前もそのまま、花いんげん

今回は、こちらに投宿しました。

”小宿”というように、
かわいらしくこじんまり宿。

古さは見られるけど
清潔感があるのはもちろん、
あちらこちら見ても、かなりセンスがよくてときめきます。

さらに

ご主人もスタッフの方も
ものすごくあたたかなおもてなしと丁寧な接客で、
ほっこり、かつ安心なお出迎えでした。

夜はどのプランでも付かないので
ご主人がゲストの好きな食べ物など聞きつつ、
地元目線のオススメ店をご紹介していて。

こういうの、いいな。

”からだ想いのお宿”というのがテーマとのことで、

デトックスウォーターが3種類、
24時間フリーでいただけるのが嬉しいサービス。

このほかに

コーヒーや紅茶、お茶も普通にありました。

部屋の中にトイレも、洗面台もあって。

コンパクトながら機能面もバッチリ。

お茶うけは花豆でした。
少し休憩して、いざ温泉へ。

温泉は、内湯で貸切風呂が4つ。

大浴場というのはありませんでした。

全て貸切で、時間制限もないので
ドアにある『空いています」の木札が目印。

4つの浴室が横に並んでいて
豆風呂（草津よいとこ）、ハート風呂（一度はおいで）、
まる風呂（お湯の中でも）、石風呂（花咲くよ）、

と、草津ならではのワードが４分割されて、
ネーミングとしてつけられいて。

……オーナーさんの草津愛が感じられるなあ。

石風呂は御影石を使用していて
4つの中では一番広めな造りとのこと。

湯は湯畑から引いていて、源泉掛け流し。

酸性泉だけど
刺激が強くすぎることはなく、軋む感じもなく、
緩やかにピーリング、ハリアップも期待できる湯。

ハートの浴槽はとにかく人気で、
見るといつも「入っています」の木札でした。

チェックアウト前に、やっと空いたのでつかりましたが、
やっぱりハートは湯船はかわいくて。

ずっと湯につかっていたくなる居心地と、湯の良さです。

２番人気だった「豆風呂」

横から見ると、豆なのか分かりにくいけど、
上から見るとやっぱり花いんげんの形。
（そら豆かな？）

湯船によって気分が変わる気がするので
こういう演出って素敵だと思ったのでした。

さらに、嬉しかったのがアメニティ のこだわり。

貸切風呂にあったのは
資生堂と草津温泉がコラボした製品だったのですが、
髪に潤いが出てよかったです。

でも

Kracie・DHC・資生堂・KOSEなど日本を代表するメーカーから
女将が選りすぐりだというシャンプーBARも上質モノばかりで。

どれを使おうか、迷う迷う。。。

●泉質：酸性・含硫黄－アルミニウム－硫酸塩・塩化物温泉
（硫化水素型）

●pH:　2.1

＊浴槽へは季節ごとに湯量をしぼって調整

使っている家具とか花の配置とか、雰囲気も含め、
どこを切り取っても本当に女将さんのセンスが光っています。

湯上り後はここでゆっくり、ぼんやり。

高原の水をアルカリ分解したというお水がありました。

チェックインの時に朝食の時間を決めます。

〜9時までの間で10分ごとに時間差でのサービス。

これはコロナ感染予防対策、です。

豆をとことん使ったこだわりの朝食膳は
毎回内容が微妙に違うのだそうです。

ご飯も小さく5つ。
小皿も5つなのは、ご縁がありますようにの願いもこめられています。

さらに
それぞれの絵柄に、良縁だったり夫婦円満だったり長寿だったりと
願掛けも。

ご飯と味噌汁はおかわり自由で
スタッフさんが不足はないか？おかわりはいらないか？
何回か聞いてきてくれますが、

結構食べごたえがありました。

十分お腹いっぱい。

和菓子屋さんプロデュースの小宿。

お食事も湯も、館内のところどころ
女将さんのセンスが光っていて素敵すぎました。

✔︎夜は地元で人気のあるお店でご当地ならではのものが食べたい
✔︎食事の時間に縛られたくない
✔︎カジュアル、リーズナブルに泊まりたい
✔︎オシャレに泊まりたい

こんな方には、特に刺さるのではないかと思った湯宿でした。