宮崎県えびの市。

鹿児島からのアクセスがいい白鳥温泉は、
征韓論に敗れて下野した西郷隆盛公が約3か月逗留したという温泉地。

ドライブがてら立ち寄るスポットとしても人気がある温泉施設です。

白鳥温泉はえびの高原から県道30号線を市街地に向けて下る途中にあり、
情緒豊かで風情があり、絶景も楽しむことができる上湯と
アウトドア施設が充実していて地元もからも多く利用している下湯

この２つは車だと5分足らずで到着するけど
徒歩だと約15分�と近そうで意外と遠いかもしれないというところに位置しています。

上湯はコロナ禍なのとリニューアルとのことでしばらく休業していたけど
2023年春に待望の再開しました。

ここに来るのは人生で2度目。

今年の話ではないけど
そういえば紅葉が素敵だったなーと思い出して。

まだここにまとめていなかったので
ブログに上湯と下湯が比較できるよう、違いを明記しつつまとめます〜

ますは上湯から。

＊撮影禁止につき、ここは撮影許可をいただいたものを使用しています。

まずは内湯から。

8人くらいサイズの湯船は
よく見ると鉄分を含んでいるかのような黄褐色の湯。

湯に浸かって程なくすると
じんわりと汗ばんできます。

白鳥温泉は谷の裂け目から沸き上がる高熱の蒸気に冷たい山水を入れて
温泉成分を溶け込ませてお湯を沸かしているのだとか。

内湯のすぐ脇にあるドアから外に出ると
露天風呂があって。

ここがえびの市界隈を眼下に見下ろす絶景が圧巻なんですよー！！！

快晴。

青空のもと目線の下では紅葉した木々を見ながら湯浴みが本当に気持ちちいい〜

眼福、至福すぎる絶景温泉を
平日だったこともありずっとひとりじめできて。

たっぷりと楽しむことができました。

服に着替えてちょっと歩いたところには地獄があり
ワイルドな温泉地獄を見ることができます。

その温泉蒸気、地獄を利用して作られたのが
天然の蒸し風呂。

この蒸し風呂は、サウナ好きはもちろん
温泉好きな方でもときめくんじゃないのかなあという造りでして。

蒸し小屋の下が地獄となっていて
その蒸気が浴室に広がるということなのです。

ポコポコと音も聞こえましたよ。

温度は60℃弱くらいだけど
温泉ミストの蒸気というのも尊いここは
吹き出すように汗ばんできます。

冷水をあらかじめ持ち込んで。

その冷水をかけながらこの蒸し風呂をたっぷりと堪能することで
かなり身体が浄化された感があり、ととのったかなあと思ったのでした。

・泉質：単純温泉

・泉温：50.2℃

・p H  3.8

・成分総計：0.2189g/kg

次は下湯。

車ならご近所で5分かからないくらい、
上湯からさらに下ったところにあります。

ここも上湯と同様に、えびの市市営の温泉施設で宿泊もできます。

与謝野鉄幹・晶子も訪れた歴史がある温泉施設なのですが、
家族浴や介護浴に利用できる貸切風呂もあって、
さらに一棟貸切って過ごすグランピング体験も叶います。

温泉は男女別内湯と露天風呂、
そしてサウナがあります。

温泉好き目線としては上湯の天然蒸し風呂が好みに刺さったけど
サウナーさんたちには下湯のサウナの方が人気があるみたいですよ。

まずは内湯から。

湯を近くでよく見ると貝汁、しじみ汁のような色をしています。

アチチめだけどマイルドな浴感。

次は露天風呂へ。

ここは6〜7人くらいサイズで
外気にさらされていることもありこちらの方がぬるめ。

でも適温に感じましたよ。

こちらの方が鉄混じりのような笹にごりよりの色をしていました。

森の中の隠し風呂みたいな感覚で露天を楽しむことができます。

上湯の方が紅葉が早いのかなー
同じ日に行ったけど下湯は紅葉しておらず。

下湯にも蒸し風呂、サウナと水風呂があります。

こちらの方が低温ミストサウナで
（時間によるのかもしれませんが）
わたしとしてはちょっと物足りないなぁ・・・

水風呂はそこまでキンキンではなく
サウナとのバランスはいいのかなーなんて勝手に思ったのでした。

・泉質：単純温泉

・泉温：70.9℃

・p H 4.４

・成分総計：0.1060g/kg

上湯

・市街地を一望できる絶景露天風呂

・天然の蒸し風呂がある

・観光客が多い

・浴感はキシキシ感を感じる

下湯

・自然豊かで森の中の湯に浸かっているかのよう

・こちらの方が地元の方の利用が多いとのこと

・こちらの方がさらりとしつつもマイルドさを感じる湯

＊泉質はいずれも単純温泉（酸性泉よりの）

＊いずれも地獄蒸し温泉たまごを作ることができるが上湯の方が高温