*湯養生・食養生が叶う予約困難宿*村杉温泉ふるさとがしのばれる宿角屋旅館ひとり宿泊記 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*湯養生・食養生が叶う予約困難宿*村杉温泉ふるさとがしのばれる宿角屋旅館ひとり宿泊記

春も初夏も気候も穏やかでさわかやでいい時期。

でも気温差があって身体がしんどく、悲鳴をあげがち……

さまざまなストレスを抱えがちだけど

少しでも緩和して癒されたいな。
ご自愛したいな、と村杉温泉に先月行ってきました。

 

村杉温泉は五頭温泉郷のうちのひとつで
日本四大ラジウム泉のうちのひとつでもあります。

「浸かって飲んで吸って食べて」免疫力アップを謳う温泉地。

村杉温泉は周辺の今板温泉や出湯温泉も含めて3つの温泉地からなり
環境省の国民保養温泉地に指定されています。

 

😊

何かと世知辛い世の中。
ストレスたっぷり。
からだもすぐにガチガチに凝りかたまる・・・

免疫力をアップし癒されたくて

ふるさとがしのばれる宿角屋旅館に投宿してきました。

 

こちらの湯宿様はそこまで有名ではないかもしれませんが
知る人ぞ知る人気宿につき、予約も困難気味です。

一度行くとまた帰りたくなる要素や、おもてなしに感動しっぱなしでした。

 

角屋旅館の特徴

♨️現代型湯治、静養にピッタリな湯宿

♨️湯気を吸う温泉、ラジウム泉の湯づかいや提供の仕方が素晴らしい

♨️温泉は4つあり、全て貸切利用できる

♨️新潟ガストロミーアワード温泉文化賞受賞した美食宿

チェックイン

チェックインは15時から。

公式サイトにも書かれていたけど
15時前に到着してもお部屋は利用することができないのですが、
共有スペースのラウンジで待つことはできるようでした。

わたしは15時30分すぎくらいにチェックイン。

貸切風呂を全部堪能し、
宿時間をゆったり過ごしたいなあと早めにインしました。

あんみつやところてんもあるなんて
まるでここは古民家カフェのよう。

気になったけど夜のたけのこに備えて
おやつはがまんしました。

宿帳を記入し
館内の説明などを受けてお部屋へと向かいます。

少し民芸風な雰囲気もある館内。

お花の配置もセンスも素敵。

お部屋の様子

総部屋数は10室。

それではアサインしていただいたお部屋に入りましょう〜!

紀伊のお部屋です。

囲炉裏のお部屋、
露天風呂付きのお部屋、
ベッドのお部屋もあるようですが

ひとり泊だと選択肢はなくて。
旧タイプの客室です。

他の部屋を実際に見ていないから比較できないけど
古いタイプとはいえ
そこまで古さは感じられず。

窓際のスペースが広縁感覚かなぁ、と。

机も椅子も高さも絶妙だし
Wi-Fiも速度が安定しているので
ここでワークもできましたよ。

お部屋に冷蔵庫あり。

必要なアメニティもあり。

 

このお茶菓子の栗羊羹、おいしい。

温泉

それでは温泉へ向かいましょう〜!

温泉は貸切使用で全部で4つ。

廊下にあるランプの点灯の有無を見て
貸切風呂へと向かいます。

竹ばやしの湯

貸切風呂は4つがまとまってあります。

ちょうど点灯していたはずの貸切が空いたところだったので
せっかくだし、とまずはこちらへ。

 

高野槙の湯船で2人くらいサイズ。

よく見るとしじみブルー色した湯で41℃ほどでした。

 

村杉温泉自体は湯量も豊富ですが
表記を見ると加温・循環の記載がありまして。

おそらく源泉かけながし、一部で循環併用なのでしょうね。

ここ竹ばやしの湯は
気にならないけど塩素感が若干感じられたなぁ、と。

庵の湯

お次は内湯、庵の湯へ。

ここが一番貸切風呂の中でも広めで4人くらいは大丈夫なサイズ。

やっぱり吸収してなんぼのラジウム泉を堪能するなら内湯ですよね、と。

さりげなく湯面に映るし、雰囲気が上がるステンドグラスが素敵でした。

村杉石の湯

こちらは地元で採掘された村杉石を使ったの楕円形の浴槽。

やはり大人なら2人サイズです。

湯温は40℃くらいで少しぬるめに感じられました。

「村杉の石で作った露天風呂でラジウム温泉浴ができる村杉温泉で唯一の大変貴重な貸切風呂」

と謳っているこちらの湯船。

浴槽の石にて岩盤浴ができるという造りなんだそうです。

首あたりに当てて、まったりとくつろぎながら湯浴みしました。

 

ここ、いい!気持ちいい〜!

里の湯

最後4つめ。里の湯。

ここが一番気に入って何度も行きました。
でもここは見た目が地味だからか、ツウしか選ばないようで
結構空いていることが多かったな。

ラジウム泉を直接お肌にあてられるなんてサイコーすぎる!

ムンムンしているけど
ラジウム泉は吸うものですから。

これがいいんです。

滞在中4回ここに行き、
ラジウム泉ミストを浴びました。

湯船もここが一番ぬるめで39℃ほど。

翌日も肌の調子がよかったけど
2、3日後の肌の機嫌がめちゃくちゃよかった。

ここに住みたい。

ずっと浴びていたいなー。

温泉情報

●泉質:単純弱放射能温泉

●pH 8.5

●泉温:25.3℃ (浴槽 41℃)

●成分総計:301mg/kg

夕餉

お食事は部屋食で、時間をずらして案内をしていまして。

遅めがよかったので18時45分〜スタートにしていただいたのでした。

 

それでは生ビールでかんぱーい!

\(^o^)/🍻

 

お食事はいろいろなプランがあって予約時に選びます。

今回は以前からずっとこのタイミングを狙っていた”たけのこコース”プランに。

 

孟宗筍がある時期の3週間限定。

3ヶ月くらい前から公式サイトをこまめにのぞいていて
今年は無事予約にありつけたのでした。

 

たけのこは朝どれのものを使用。
こだわりっぷりもすごいのだそうで。

とても楽しみにしていたのです。

 

😊

 

先付けからもちろんたけのこが登場。

姫皮はたらことあえていて
刺身も酢の物も、たけのこ・たけのこ・たけのこ……

とてもおいし〜い!

飲み物種類が多くて
クラフトビールも豊富。

新潟のものもあるけど、
それだけではなくて、

人気やおいしいにこだわって選ばれているのかという印象でした。

第二のふるさと、岩手びいきは変わらず。

あるなら”銀河高原ビール”の生がいいなぁと
まずは銀河高原ビールから。

フルーティーなホワイトエール。
生だと缶以上に爽やかでやっぱりおいしい〜!

ごいごい進み、
1杯目はあっという間に消えちゃったからおかわりしてしまいましたよ。

どれも本当にたけのこのウマさが見事に引き出されていて

感激&感動の連続だったけど・・・

やっぱり”焼きたけのこ”。

これは優勝でした。

香りもすごくよくて
甘みもすごくて・・・

なにこれ。

めちゃくちゃおいしすぎるーーーーーーーー!

 

焼き方が絶妙。

これはすごい!口内幸福〜!

焼きたけのこの自然な甘さと麒麟山の純米にごりが

甘×甘で同調。ぴったり。

 

〆張鶴も初鮎もきれいな淡麗辛口食中酒タイプだけど
飲み比べると個性がはっきり。

初鮎、トップは穏やかだけどわずかにピチピチさも感じられて。

これ、とても好みドストライクでした。

若竹煮とたけのこのてんぷらも
たけのこごはんもほっこりするおいしさがからだに沁みわたって。

さながら懐石料理でいただくたけのこ料理は湯宿レベルを超えていて。

感動〜!

素材感をしっかり活かし、たけのこそのもののウマさを味わい尽くすことができました。

 

大満足。

食後のブルーベリーのムース。

腹パンにつき
すぐにいただくことはできず後ほどいただいたけど、

ムースだけど食感はブランマンジェみたいで甘さひかえめ。

こちらもとてもおいしかったです。

朝餉

おはようございます。

朝ごはんは8時30分を選びました。

朝も夜と同じでお部屋でいただきます。

 

まさに食養生かと思うような
からだ想いな朝餉のおかずのみなさん。

うす味だけど全然物足りなさはなくて、
どれもほんとーーにおいしい!

甘すぎないだし巻き玉子。

ふんわり感も味も絶妙〜!おいしーい!

 

からだ想いな感じがした丁寧な朝ごはん。

食からも養生できたかな、と思った内容でした。

感想・まとめ

泊まってみてリピータ続出、予約困難なのも激しく納得。

丁寧なおもてなしは人からだけではなく空間や細かなところからも感じられて、
ラジウム泉のミストをそのまま浴びることができる工夫があって、

そして素材を活かした旬菜、
わたしは筍づくしだったので筍三昧だったけど
ものすごくおいしくて。

非日常空間でひっそり養生しつつ、美肌を叶えたい気持ちにとても刺さりました。

すっごくよかった〜♡

 

一見公式サイトだけ見ると手作り感溢れていて映えるつくりではないし
正直良さは伝わりにくいかもしれないけど

ここは泊まってみて素晴らしさを感じられて。

まさに沼!

チェックアウトの時間が来るのが惜しくて……

連泊したい気持ちがすっごくわかりました。

 

最近よくSNSでもブログでも書かれているから
日常の延長でコンビニを重視されているかもしれませんが

コンビニはすぐ近くにありません。

目的地まではバスで行けるけど
周辺を散策するのなら車がないと不便と思うのかなとも思うけど、

ここは本当にお宿のおもてなしとアイデアが素晴らしいので。

非日常空間で
こだわりの料理と湯づかいの温泉をたっぷり堪能し
宿時間をじっくり楽しむという過ごし方をオススメしたいなぁと思います。

 

こうしてまとめながら、マジでまた行きたい気持ちに……

季節を変えて再訪したいと思います。

連泊できたらあんみつとかかき氷も食べてみたいし
自家製のお酒もいただいてみたいなー。

住所 新潟県阿賀野市村杉4631-1
tel 0520-66-2221
WEB https://kadoyasan.com/
日帰り入浴 不可
一人泊 可能
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