*熱海の絶景とフレンチが至高の宿*界熱海別館ヴィラデルソル
え、知らなかった・・・
界別館ヴィラデルソルって3年間の休業に入ったのですね。
老朽化による改修と発表だけど
そもそもここは元蓬莱で、熱海を代表する老舗名旅館の一つだったところ。
蓬莱の時にも行ったことがあったけど
登録有形文化財にも指定されていたところで
湯も雰囲気もものすごくよきお宿だったなあ、と
そこまで湯宿に泊まり歩いていなかった頃でも記憶するくらい
おもてなしもお宿時間も感動だったなあと印象に残っている程でした。
蓬莱は2008年倒産し、
星野リゾートが共同運営するという形で
確か2009年に再スタートを切りました。
知っていたけど
さっさと行かなかったのは、
温泉好きの温泉目線からの好み、物差しだと、
どうしてもわたしは界のグループが正直あまり好きになれず。。。
ヴィラデルソルも、
お食事の評判がとてもいいけど、
ずっとうーん、と迷っていました。
でも
”南仏風の魚フレンチが最高”とあちらこちらで聞くようになり、
ならばと2017年にやっとやっと行きました。
結果。
行ってよかった。
蓬莱の面影がだいぶ残っていたし、
夜ごはんがとてもおいしすぎた・・・!
ここのブログは余程のことがないと3年以上前のことはアップしないけど、
余程のこと(休館)なので、今回は思い出を振り返りながらまとめようと思います。
***
熱海の高台、伊豆山地区にある
界別館 ヴィラデルソル
建物は、徳川侯爵が明治32年麻布飯倉に、日本で初めて西洋式個人図書館「南葵文庫」として建てたもの。
その後取り壊される運命だったのを、伊豆山の旅館『蓬莱』がこの地へ移築し、残してくださりました。
2008年には国の登録有形文化財に登録。
ということで
背景を知るととても貴重なところに泊まれる喜びがとても大きくなりました。
館内はクラッシックとモダンの融合がとても素敵。
チェックインはここで
館内の説明などもしていただきます。
シンプルな客室。
最近の界らしさは感じられないけど、
無駄を省いたシンプルなお部屋で寛げました。
ゆったり。
窓の外は熱海の海の絶景が広がっています。
温泉
温泉は2ヶ所。
離れたところにあります。
メタケイ酸が豊富(100mg超え)でお肌しっとり。
蓬莱を残して下さってとても嬉しい、ありがたいけど、
この階段は結構急でなかなかしんどかった。。。
もう一つの湯船、露天風呂へ。
ここは朝日が差し込んだ時間がとても素晴らしかった〜〜
ものすごい絶景!
目の前が海で開放感抜群!
加水・循環だけど
においはそこまで気になるレベルではなかったし、
まずこの絶景風呂を堪能できたことでしあわせな気持ちになりましたよ。
温泉情報
●泉質:カルシウム・ナトリウムー塩化物温泉
●泉温:65.7℃ (使用時42℃)
●pH 8.6
●成分総計 10.87g/kg
このお宿は
本当に熱海の絶家をとことん楽しむことができて。
大人の休日にピッタリ!としみじみ思いました。
朝日もとても美しかった〜〜
ハンモックでぼんやり海を眺めるひととき。
なんなら永遠にこのような時間が続いてほしいなあなんて思うほど
ずっと見ていたい景色でした。
食事
さて。
とてもとても楽しみにしていた夜ごはん。
お食事は文化財の洋館でいただきます。
フレンチだし
登録有形文化財の空間でいただくのだし、
仕方ないとはいえ
お食事は部屋着NGなので、また着替えてお食事場所へ行きました。
・・・ちょっと面倒だと正直思ってしまったヨ
お食事ははじめから斬新な魚フレンチで
カラスミと鮮魚の組み合わせにメロメロ。
サザエにはバジルソース。
はまぐりはそのままで。
でもこのはまぐりがかなりこだわりのようで
目の前ではまぐりを開けてくれました。
どれもとてもおいしすぎた〜〜〜
\(^o^)/
火入れ、絶妙。
お宿でいただくフレンチのレベルを遥かに超えている気がするな、と。
どの皿もとても感動の連続だったけど
一番感動したのは
このスープ・ド・ポワゾンでした。
飲み込みたくない、って本気で思うくらいかなりおいしすぎた・・・
ものすごく深い味わいでとても濃厚で。
目を閉じれば南仏の世界が広がっていました。
本当に、これは絶品オブ絶品!
お食事の後にはデザートが出てきて、
ソルベが爽やかなウマさでした。
そういえば。
こちらにはお誕生日ちょいすぎに行きまして。
お宿からのサービスでモンブランをいただきました。
このモンブランもとてもおいしかったなあ。
朝は、夜ほどの感動はなくて普通だったからなのか。
この頃はスマホのカメラの性能がそこまでではないから
基本的にはデジカメを使用していたのですが
なぜか朝ごはんがこのサラダだけしかなくて・・・
あれれれれ?
消したはずはないんだけどなあ。
ま、スマホでは絶対撮っているはずと思ってみたら
やっぱりありました。
写真を見たらなんとなく思い出しました。
このみかんジュースがとてもおいしかった!
でも、ごめんなさい。
やはり卵料理とスープは
夜の感動に比べてしまうとそこまでではなかったようです。
ピンボケ気味の写真しかありませんでした。。。
***
やっぱり時間が経つと記憶もぼんやりしてしまいますね。
でも3年もの時間をかけて
老朽化による修復の休館って聞くと
どうしても正直悪い予感しかできなくて・・・
どう変わるのだろうか。
あのフレンチはもういただくことができないのかなあ。
あのスープ・ド・ポワゾン、どこかでまたいただけたらいいのにな。
*休館中のため詳細データはなし、です