*つげ義春の世界からモダン宿に*二岐温泉湯小屋旅館 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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*つげ義春の世界からモダン宿に*二岐温泉湯小屋旅館

福島県天栄村、二岐山山麓のブナの原生林に囲まれた秘湯の宿

二岐温泉湯小屋旅館

 

ここは

孤高の漫画家つげ義春「二岐渓谷」のモデルにもなっていた湯宿です。

 

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✔️つげ義春ワールドの鄙びがたまらなく魅力的

✔️秘湯発祥の地とも言われる The秘湯

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鄙び好きの秘湯温泉愛好家は、
聖地巡礼といったところもあるかも。

特に鄙びっぷりに惹きつけられているのですが、

 

実は館内と外観をリフォームしまして。

先月ついに完成し
早速完成した数日後に行ってきました。
(更新は紅葉ものを先にアップしていて遅くなってしまった・・・)

どう変わったのか?
気になるところですよね。

 

以前の姿を知っている人であれば
変わりっぷりに驚くのではないかなと思う。

 

まじでだいぶ変わっていてびっくり。

外観からしてモダンに変貌している・・・!

 

ここは元々老夫婦が経営されていましたが、
廃業することになりまして。

それを惜しんだ常連客4名の方が共同出資をし
経営を引き継ぎました。

 

管理人となった皆さんは県内から通われているので、
現在は土日祭日の日帰り入浴と、素泊まりのみの受付です。

先客がいらしたので
コーヒーをいただきながら中で待ちました。

その間に管理している方から
湯に対する想いやリニューアルに至った背景など伺って。

鄙びは残したかったけど
それだと一般の女性客は来たがらないこともあり難しかったのだそうで。

女性もこわいと思わずに泊まってもらえるような宿にしたのだそうです。

確かに。

よほどの温泉好きではないと鄙びを愛おしいとまで
理解してもらい難いかもしれませんね。。。

鄙びの世界ではない館内

基本的には現在日帰り入浴ができるのは土日祝のみ。
(宿泊の方がいる時は開放する、かも)

しかも貸切システムで1時間、
基本的に事前予約はできないので
前に先客がいたら待つことになります。
(わたしも少し待った)

配置などは変わっていないんだけど
鄙びは全く見られないくらい
明るい雰囲気へと変貌。

・・・以前を知っているだけにかなりびっくり!

でも
よくみると以前使用していた看板も同居しています。

温泉へ

温泉は混浴の”奥の湯”と
女性専用の”姫の湯”があります。

まずは奥の湯から。

中に入ると
大小さまざまなサイズのアヒル隊長がスタンバイしてましたよ〜

奥の湯

奥の湯は、4人くらいサイズの内湯と
野天風呂のような露天風呂があります。

内湯は結構アチチ湯。

オーバーフローした湯でさえも結構アチチだったので
長く入っていられず。

目が覚める熱さだった。

奥の湯は混浴なので、
内湯には湯浴み着もハンガーにかけてあって。

これを借りることもできます。

(わたしは自分の湯浴み着を使用しました)

・・・アレ?以前は廊下にあったけど今は内湯の中に移したみたいです。

露天風呂は二岐川の川岸にあります。
本当に川がすぐ目の前。

岩づくりの露天風呂はワイルドさがあって。
野天風呂のような露天風呂だなあ、と。

湯船は2つあって
手前の大きな湯船から小さな湯船に湯が流れていくという仕組み。

 

大きな湯船は湯口付近は40℃くらいあるかなと思う湯温だけど
全体的にはぬる湯。

小さな方はさらにぬるくて
半袖シーズンだったら気持ちいいかもと思いました。
(あ、虫次第ではあるかも)

カルシウムの成分らしさを感じた湯は
湯口付近にてたっぷり湯をハンドプレス。

しぼんだお肌のハリや弾力アップを期待して
たっぷり、かなりたっぷり肌に浸透させました。

 

石膏泉ならではのとろっとした浴感と
キシキシ感も感じた湯は無色透明だけど青がかっているようにも見えた。

少し玉子臭も感じたなあ。

 

眼にも優しいグリーンがまだ鮮やかで自然たっぷり。

紅葉の時期だったら最高なはず、なんて思いながらも
気持ちよく湯浴み。

1時間があっという間に過ぎていきました。

女性専用姫の湯

女性専用の”姫の湯”もあります。

スタッフの方に案内をしていただき
ここは見ただけ。

初めに写真撮ったけど
この時点でアヒルさんはなんとなく出せなくて・・・

内湯にもアヒル隊長が多数いたから
露天の後でわが仔も一緒に浸かろう・・・なんて思っていたら

実はこの日1番最後の時間のお客様だったわたし。

なんと

露天をたっぷり楽しんだ後に最後に浸かろうと再び浴室へ向かうと
女性専用はなんと鍵がかかっていた!

・・・他にお客さんはいないはずなんだけどな。

数秒後。

あ!わたしが帰ったらもう終わるから奥様が入浴し始めたのかも。

・・・正解でした。

季節変えてまた来ようっと。

 

温泉情報

●泉質:カルシウムー硫酸塩泉

●pH:9.2

●泉温:42℃と52℃ 2本

 

*HPより 詳細な分析表は見当たらず

住所 福島県岩瀬郡天栄村大字湯本字下二俣22-7
tel 0248-84-2210
WEB https://yugoya.jp
日帰り時間 10時〜15時
(要確認。終了時間は日によるそう)
料金 大人1000円
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