健康の駅フォンタナの丘かもう宿泊記|知る人ぞ知る!無塩無糖の夕食と美人の湯で養生とご自愛を
鹿児島県姶良市にある
ここ、
その名の通り
”健康”をコンセプトに打ち出している湯宿で。
フォンタナはイタリア語で湧き出る泉、つまり源泉を意味しています。
館内は産直市場とレストラン、
そして温浴施設と宿泊ができるという複合交流施設となっているところ。
鹿児島で温泉旅の計画をするとき
どこの湯宿に泊まろうかと
よき湯を堪能できる湯宿がとても多いので
いつもいつも迷うのですが
実はこの時
近くにある温泉宿をおさえていたものの
配管トラブルにより温泉が使えないからごめんなさいと
お宿から泊まる2週間くらい前に電話がきまして。
どうしよう・・・
と慌てて探して出会ったこちらの湯宿。
事前の情報が少ないし
どうなのかな?と思ったけど、
日程もピッタリだし
お部屋によき湯の温泉がついていて
食事もこだわりが見えるから
この機会に泊まってみよう〜と思って決めたのですが、
実は大正解!
大満足の湯宿と出会うことができました。
アクセスは九州自動車道 姶良インターから車で10分
鹿児島空港からだと25分ほど
電車だと最寄りはJR日豊線重富駅からだけど徒歩では無理で。
車で15分くらい、(約10km)のところにあります。
館内の様子
外観からして複合施設っぽいなーと思ったけど
中に入ってもやはり広い産直があって
入って目の前に受付があるのにも関わらず
一瞬温泉はどこ?ってなってしまった。
それくらい産直が広くて充実していましたよ〜
旬を迎えた新鮮な野菜や果物はもちろん
かごんまらしいお土産もここでずらりと並んでいます。
宿帳書いて
館内の説明を聞いて。
その後、この日お世話になるお部屋へ移動しました。
お部屋の様子
平成23年に開業したというこちら。
鹿児島県産の杉と檜をふんだんに使われていることもあり、
木目の調和とアートのミックスが素敵な館内で
客室がずらりと並ぶところは明るい雰囲気となっています。
総部屋数は18室。
全てのお部屋に温泉がついています。
しかも嬉しい源泉かけ流しで湯の鮮度もバッチリ。
あぁああ 考えただけでもヨダレが。。。
お部屋
一晩お世話になります〜〜
お部屋は入ると北欧テイストを感じつつも
木のぬくもりに癒される空間づくりが素敵で。
ベッドもゆったりしています。
必要な客室アメニティも充実していたし
浴衣や歯ブラシなども置いてありました。
ただちょっとWi-Fiはあるけどお部屋によるのかもしれません・・・
この日お世話になったここはちょっと弱くて不安定だったので
ロビーでワークしました。
(ロビー周りはWi-Fiが安定していてバッチリ)
テラスのようなお寛ぎ空間があるし。
ここでのんびりと、ぼーっと過ごすのもシアワセなひととき。
客室風呂
それではとても楽しみにしていた温泉へと移動しましょう〜
檜造りの湯船の内湯。
ひとりでゆったり入るのがいいなあと思うけど
まあ2人サイズとなっています。
湯はじぶんで張ります。
アチチめの湯。
絞って調整したりしながら自分好みの湯温で
源泉掛け流しのよき湯をたっぷり湯浴みしました。
内湯とはいえ窓を開けると半露天風呂気分を味わえましたよ〜
ひとりほっこり、めちゃくちゃ寛げます。
いい湯♡
お部屋のアメニティー類はKOSEで
これ洗い心地や香り、髪触りなどもよかった〜
大浴場
大浴場も自由に入ることができるので
大浴場へも浸からせていただきに行きましょう〜
夜20時まで日帰り入浴もできるので
地元の方がメインなのかな?
平日でも多くの方が利用しています。
*撮影禁止ですが無人時を条件に撮影許可をいただいたものを使用
大浴場の温泉は男女別内湯と露天風呂、
そしてサウナもありました。
内湯も温度帯が異なる湯船があるし
サウナも水風呂があって。
ほんと、健康増進に一役買ってくれるような温泉だなあと思ったり。
サ室は70度弱くらいだったけど
乾式サウナでじわじわ汗が出てきます。
内湯を堪能し、次は露天風呂へ移動しましょう〜
露天風呂はスーパー銭湯級なのかと思うくらい
広くて充実しています。
つぼ湯もあるし
広い露天風呂もあったりして。
いずれもかけ流しで芒硝美人の湯らしさ溢れる
しっとり保湿とポカポカが持続する温泉でしたよ。
宿泊すると日帰りの皆さんがいなくなった後、
朝早くでもよき湯の露天風呂をひとりじめできるのが嬉しい。
お部屋にもいい温泉があるのに・・・
大浴場もたっぷり利用したのでした。
温泉情報
・泉質 ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉
・泉温(使用位置) 54.2℃
・pH 7.7
・メタケイ酸 113.9mg/kg
・成分総計. 3401mg/kg
ディナー
楽しみにしていたディナーの時間になりました。
18時30分とか早め推奨でしたが
19時も受けていただけて。
フレキシブルに対応してくださいます。
黒豚メインの料理も選べたけど
ここでは無塩無糖のお食事にこだわりがあるそうで。
とても気になったので無塩無糖のプランを選びました。
かごんまだし
場所柄焼酎がメインだけど
こだわりのオレンジワインがあったのでこちらに。
それではいただきます〜
かんぱーーーい\(^o^)/🍷
まずは前菜から。
一つ一つ丁寧に作られたものが並び
見た目も洋風テイスト。
本当に無塩無糖なのかなと思いつついただくと
驚くほどのクオリティーにびっくり。
無塩無糖食と言わなければ気づかないかも・・・
胡麻豆腐は塩を使わない醤油で色付けしただけだとか。
アイデアも脱帽です。マジで。
マグロや真鯛、イカが入ったカルパッチョ
きんかんドレッシングがかかっていて
こののきんかんドレッシング、めちゃウマ!!!
砂糖は使わずにハチミツとビネガーでバランスをとったとのことだけど
絶妙なウマさにひたすら感動しっぱなし・・・
このドレッシング、ぜひ商品化してほしいな。
自宅でもこの味をいただきたいと本気で思うほどおいしかった〜〜
パイ包のスープ。
これも無塩無糖なの?とびっくり!
無塩バターとのことだけど
全然物足りなくないし、言われないとこれも無塩無糖と気づかないかも。
これもクオリティー高いなあとしみじみ思ったり。
スズキのジンジャーソテー。
バジルソースがいいアクセントとなっいて
無塩バターとバルサミコ酢も絶妙。
これは胡椒のみで仕上げたという牛ヒレステーキ。
牛、やわらかい〜〜
これも塩を使っていないのが不思議だと思うほどで
豆乳のバーニャカウダとも相性バッチリ。
ほんとすごいなー
素人ではこれは再現不可能。
さすがシェフなんだなと思うほど
無塩無糖食のクオリティにしつこいけど感動しっぱなしだったのでした。
この抹茶のテリーヌ。
まってまって、
これは砂糖なしはありえないでしょうと思ったけど
本当に砂糖なしでハチミツでしっとり仕上げたそうで。
このテリーヌ、かなり好みに刺さりまくり。
こんなスイーツならデブらずに済みそうだし
これもマジで商品化して販売してほしいと
切実に思ってしまったのでした。
朝食
一夜明けて。朝のお目覚め温泉を堪能してからの朝ごはん。
朝食は7時30分〜8時30分までの間で選ぶことができます。
わたしは宿だと可能な限り遅い朝ごはんを好むので一番遅い8時30分からに。
(日頃は朝は食べない生活なのです)
夜と同じダイニング、
昼はランチもいただける食事処でいただきます。
美しくセッティングされた朝ごはん。
そしてごはんのお供。
明太子、ワカメサラダ、納豆のタレ、漬物で塩を感じるけど・・・
煮物とか鍋は減塩か無塩なのかなと思ったり。
鮭にはバジルマヨのソースがかかっていて
とてもおいしい〜〜!!!
この玉ねぎをはじめ茄子や筍も入っていた
具沢山の大きな味噌汁が沁みるウマさだった〜
そして九州だと珍しい気がしている納豆も
納豆大好き星人としてはとても嬉しい。
よく聞かなかったけど
多分オーガニック、有機栽培の珈琲ではなさそうかなあ
食後においしいコーヒーもいただいて
ゆっくりととした朝ごはんと朝の時間を過ごすことができました。
感想・まとめ
ここ、控えめに言ってサイコーでした。
☑️ひとりで客室に温泉と大浴場もサウナも自由に入り放題
☑️九州ではなかなかお目にかかれない芒硝美人の湯が素晴らしい!
☑️健康にこだわり、夢塩夢糖のお食事がとても美味
湯のよさをじっくり堪能できて
お部屋も快適で部屋風呂も湯の鮮度が良くて
塩や砂糖を使わないのに全然物足りなくないディナーって・・・
すごい!
ほんと、素晴らしい湯宿と出会えたと思いました。
また日々変化していくのかと思いますが・・・
ただちょっとお宿の方向性を
どういう方向にしていくのかに迷いみたいなのを感じたんですよね。
健康、夢塩(無塩)に徹底的にこだわっていいのか、というところみたいな。
実際日帰りでいただけるランチのメニューを見ると
ここでは塩や砂糖も普通に使われているものが並んでいたし
さらに宿ごはんでも朝は塩や砂糖が使われていて。
プランも無塩以外に黒豚もあったり、と。
塩抜きに対して、
かごんまの地元のみなさんの反応で現在のメニューなんだろうと思うけど
わたしがこれまで見てきた湯宿や施設たちの経験上
ブレずに伝えたいコンセプトはしっかり貫いた方が
そういうゲストが集まって結果的にいい方向に行くことが多いというのを多く見てきたので
できれば朝食も、そしてランチでも夢塩にこだわってもらえたらいいなあなんて
個人的には思ってしまったのでした。
どこでも食べられるものだったら
ここを選ばなくてもいいかなあとも思ってしまったりするし。
せっかくここにしかない味があるのなら
勝負しても全然勝てる要素がたっぷりなのになーと思ったのですが、
でもね、
ここは極上美人の湯の温泉がお部屋についていて
ひとりで泊まることもできて
それで1万5000円〜ってかなりコスパいいと思います。
内容を考えたらコスパよすぎ。
あと少し値上げしていても文句出ないな〜なんて思ったのでした。
またリピしたい湯宿です。
住所 | 鹿児島県姶良市蒲生町久末434-1 |
tel | 0120-52-1218 |
web |
公式サイト |
日帰り入浴時間 | 8時〜20時 |
ひとり泊 | 可能 |