三丘温泉オーベルジュ三水園宿泊記|1日2組限定!イノベーティブな料理も温泉も感動大渋滞の宿 | 現役アナウンサーの温泉専門家 植竹深雪

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三丘温泉オーベルジュ三水園宿泊記|1日2組限定!イノベーティブな料理も温泉も感動大渋滞の宿

本州最西端にある山口県、
周南市は県の東南部に位置しています。

体感的に春を迎えるギリギリくらいの
今年3月上旬くらいに

「おいしいフグがたべたーーい!」
「絶品グルメを堪能したーーい!」と、

友達と企画して山口湯旅をした日のこと。

せっかくならば1人NGの美食宿に泊まってみたいねと選んだ、

オーベルジュ三水園 

 

ここ、

2年ほど前に割烹からオーベルジュへと業態が変わり
お食事もさらにこだわったイノベーティブな創作料理が素敵で。

じゃらんでも楽天でもOTAのクチコミが満点だったり程近かったりと
評判がものすごくよく、

しかも湯も源泉かけ流しのよき湯に浸かれるとなれば、
「行きたーーーい!』と。

 

✅昇天するほどおいしい斬新な創作料理を堪能できた

✅その都度源泉かけ流しの湯を女将さんが入れてくれる温泉が極上湯

 

と、感動大渋滞すぎるほど
ものすごく素晴らしい湯宿だったので、このブログにもまとめようと思います。

チェックイン

チェックインは15時からだけど
16時すぎに到着。

車の音に気づいていただいたようで
女将さんがすぐに出てきてくださり
裏の駐車場にご案内をしてもらいました。

ここは、1日2組限定の湯宿。

 

行ったこの日はわたしたちだけだったので
温泉の時間も食事の時間もかなり融通聞かせていただけて、
この時点で「ここは素敵宿だ〜当たりに違いない」と思ったのでした。

 

結果、ほんとに大正解だった〜

松の間

お部屋は3つあるので本当は3組だったのかも。

そこまで大きくないこぢんまりとした和風旅館だけど
普通にお部屋がいくつもあります。

今は使用してなさそうだけど
離れみたいなところもあって、そこもみた感じとても素敵。

 

それでは「松の間」に、ひと晩お世話になりまーす。

松の間。

入って横長に感じたお部屋で

こたつの手前は
夜ごはん時にお布団を敷いてくださいます。

こたつに近づけるとこんな感じ。

 

築70年近くだけど
和の雰囲気やレトロさは残しつつ
でも快適なお部屋となっていました。

浴衣や靴下、タオル、歯磨きセットなども用意されていました。

必要なものは揃っているお部屋。

 

こたつにも
お部屋の雰囲気もほっこり寛げる空間です。

お部屋にトイレはないけど
出てすぐのところにトイレはあるし
きれいにリフォームされているのでウォシュレットです。

冷蔵庫は廊下にあって。

ご自由にお使いくださいとのことのだったので
自由に使わせていただいたきました。

温泉

それでは温泉をいただきに行きましょう〜

わたしたちだけのために
湯を入れていただいて、
ほんと嬉しいすぎる。

温泉は内湯のみ。
2つ横並びであります。

まずは大きい方から。

 

雰囲気もタイルも萌える美しい空間。

そして滔々と注がれたよき湯。

ここは4人くらい同時に入れそうなくらい
ゆったりサイズの湯船です。

源泉温度が低いので加温しているけど
かけ流し、ってかわたしたちだけに注いでもらった温泉、

尊いなぁ、と。
シアワセ。

硫黄臭にふんわり包まれ
とろんとろんの湯にめちゃくちゃ感激して。

たっぷりよき湯を湯浴みしました。

小さい方の湯船

夜、朝は小さい方の湯船に湯を入れてもらいました。

入る目安の時間をお伝えして
その時間にいい状態で温泉を注いでくださる、

改めてよき湯と出会えて感激しっぱなしでした。

 

このこぢんまりサイズ、ものすごく落ち着く〜〜

朝ごはんの前にもお目覚め温泉をいただいたのでした。

夜以上に朝の温泉は温泉の湯も大変機嫌がよかった様子で
フレッシュな湯の証、気泡のアワアワがたっぷり出現。

わあ〜たまらん!
最高〜〜〜!!!

温度は適温だけど、湯に浸かって程なくすると汗がじんわり出てくるので
出たり入ったりを繰り返して。

 

よき温泉をたっぷり湯浴みしました。

温泉情報

・泉質:含硫黄・放射能ーアルカリ性単純温泉

・泉温:28.9℃

・pH 9.1

・成分総計:0,2885g/kg

ディナー

ディナーの時間になりました。

ゆっくり提供してくださるとのことで
18時30分からに。

 

全体は純和風建築だけど
蔵仕様になっているお部屋は「Riu」という名のレストランとなっています。

シェフはオーナー様。

 

もちろん宿泊しないで
ディナーだけの利用も可能です。

 

まずはスパークリングから。

かんぱーーい\(^o^)/🍾

初めのトマト。

赤田のトマトに鶏肉の挽肉と山芋を合わせ、
マイクロネギが乗ったものから。

出汁がしみてものすごくおいしい〜〜〜

楽天だったかな・・・?
どこかのOTAサイトで事前のチェックだとワインはなくて
持ち込み5000円でできますと書いてあったけど

豊富ではないかもしれないけど
シェフオススメのワインはありました。

 

スパークリングの後は、日本酒を合わせます。

オーナーシェフ、こだわりのイノベーティブなお料理。

器もものすごく素敵で
お食事の置き方も計算されています。

 

なんか勝負かけてくる(そんなことはないんだけど)感じの、
攻めてくるかのようなお料理。

 

わぁ、おいしいおいしい〜〜

 

雁木をいただきます〜〜

フレッシュなピチピチさがあって。
好みに刺さる。

美しくのったふ刺し。

厚切りで食べごたえがあって。
そして昇天のウマさだった〜〜

 

カンロ醤油とすぐ近くで自生しているクレソンをのせて。

口内幸福とはこのこと。

口の中からいなくならないでほしかった。

寒鰤もイノベーティブ料理を提供してくださるシェフにかかると
こんなにも美しくなって登場しました。

和製カルパッチョ風で
キクラゲの佃煮とコリアンダーなど香草、ラー油と絶妙なバランス。

美しく。そして気持ちがあがったサラダ。

ロマネスコやベニクルリ、アヤメユキカブ、ズッキーニ、パープルバジルは
ドレッシングと相性も抜群。

瀬戸内、コウイカの手毬寿司。

これはナンプラー、バター、肝を使っていて
シャリはジェノバソース、トマトのビネガーを使ったのだそうで。

なにこれ、すっごくおいしい!!!

マグロの魚醤を使っていて
大阪の揚げ餅 大根おろしとキンカンが入っていた一品。

からだにすごく沁みる〜〜

 

さわらの塩焼き
ソースは新玉ねぎと蕗味噌、
ルッコラやしめじが添えられていて

この大黒しめじ、鮑みたいだった。

焼き豆はスナップとそら豆

セロリの根っことサラミ、
ペコリーノチーズがふんわり。

おいしいおいしい。

鹿児島のオナガ鴨。
アスパラ菜のシード、大根の菜の花を
ネギバターでいただきます。

火入れも
ソースも絶妙。悶絶のうまさ・・・

 

なんだけど、さすがに胃袋満員御礼すぎる。

アスパラのリゾット。

だしで炊いたお米は優しい味で。
鰹節、ブラックペッパーもいい感じ。

腹パンだけどなんとか収まってくれました。

途中からは前の日も飲んだものの
やはり最後だからと、藤岡さんの時の天美と合わせました。

 

そしていちご、ミルクアイスをほうじ茶リキュールなどと合わせたもので
ディナーは終了です。

2時間30分くらいかけて(よく飲んだし)
ゆっくりお食事をいただきました。

 

ほんと、どれも素晴らしい感動だらけのディナーで大満足です。

お布団の下にはこのサービスも。

こういうの嬉しいなぁとかなり思うのです。

朝食

時刻は8時。

朝ごはんの時間になりましたので
夜と同じ蔵へと向かいました。

朝は和食。

出汁のいい香り。

そして味噌汁の湯気。

 

この蔵でいただくと湯気もよく見えるので
おいしさがより一層増すなぁと。

 

実際、玉子焼きも絶妙だし
魚も小鉢も全部おいしかった。

 

気持ちが満たされる、そんな朝ごはんでした。

ごちそううさまでした〜〜

感想・まとめ

築70年以上の昔ながらの純和風建築は
今も大切に維持管理されていて、

お庭も、廊下から見る景色も、
そして醸し出す雰囲気も酔えるくらい
ものすごく素敵でした。

 

そして

「泊まるたけの宿」ではなく「食べるための宿」と銘打っているオーベルジュ

1つ1つ供されるお食事も
山口の食材を中心だけどそれだけにこだわらず、
究極の美味にこだわっていた湯宿で。

装置産業ではない、寝るだけではない、
旅の目的となる湯宿。

ご主人も女将さんもものすごーく素敵だし
居心地もよくて、

最高でした。

 

「近くにコンビニがないとヤダー」
「昭和レトロな世界よりスモールラグジュアリーがいい」

という人だと、ここはミスマッチかもしれないけど、

温泉旅で湯も、美食も叶えたいという方にはピッタリだと思う……

 

こころも胃袋も満たされて大大大満足です。

クチコミ高評価も納得の素晴らしい湯宿でした。

 

住所 山口県周南市大字小松原1694-1
tel 0833-91-0059
web
https://sansuien-riu.com/
日帰り入浴 のみ不可
ディナーだけの利用は可能
ひとり泊 不可
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