初めてここに行ったのは10年以上前。

道路を走行していると、つい看板が目につき気になって気になって・・・

車を止めて温泉へ向かったのでした。

そう。

名前が半出来温泉なんですもん。

なぜ半出来なのか？

それは地名とのことで、
近隣の他所と比べて農作物が半分しか育たないから、というのが由来とのこと。

でも

温泉は、上から目線のような言い方で申し訳ないけど、
上出来な温泉でしたよ。

車道のところにある駐車場から階段を降りると民家のような建物があり、

ここが半出来温泉　登喜和荘なのです。

看板がしっかり出ているから温泉だとわかるけど、

それでもここでいいのかしら？と一瞬不安になりました。

温泉は男女別の内湯と露天風呂のほか、混浴の露天風呂があります。

内湯も、

晴れた日は日差しが湯面に反射して、きれいだなぁとうっとり。

無色透明の湯は、
塩のヴェールでお肌をコーティングしてくれるしっとり温泉です。

でも熱めに感じられたので、3年前の秋口くらいに再訪した時も
あまり長くは浸かれず・・・

露天風呂へ。

2人くらいサイズの露天風呂は、
どこかのお宅の庭園で湯浴みさせていただいてるかのような、

そんな気分になった温泉です。

長閑で雰囲気が素敵で、ほっこり。

男性側からと女性側からの別アプローチで進むと混浴風呂で合流です。

奥には1人サイズの小さな浴槽が区切られてあります。

掛け流しのフレッシュな湯は、よく見ると細かな泡がちょっぴり付着。

泉質も塩化物泉だし、湯温も露天でも４２℃ほどなので
程なくすると汗がじんわり滲んできます。

でも

雰囲気がいいので出たり入ったりを繰り返し、
ほのぼのの季節ならではの絶景を楽しみながら

のーんびり、じっくりと温泉に浸かりました。

ここだけに限らず、
10年以上前の写真だと残念な写真が多いので・・・

3年ほど前から再訪するようにしております。

最近はスマホでも十分きれいな写真が撮れますしね。

群馬や長野あたりもそうだけど北東北の温泉は特に古いのばかりなので、
来年こそは！もっと来訪したいなぁ。

●泉質：ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉

＊自家源泉　掛け流し

●ph：７.３

●泉温：42.5℃